
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、ニュージーランドのクイーンズタウンからミルフォードサウンドに日帰りで行く方法をご紹介します。
この記事でわかること
クイーンズタウンからミルフォードサウンドへ日帰り
クイーンズタウンからミルフォードサウンドには、日帰りで行くことができます。
日帰りで行く方法には、バス・レンタカー・ツアーがあります。
それぞれの特徴は、以下のようになっています。
費用(往復) | 滞在時間 | メリット | デメリット | |
長距離バス | 174ドル(約15,660円)~ | 約2時間15分 | 自由行動ができる | クルーズへの参加は時間的に厳しい |
レンタカー | 約9,000円+ガソリン代~ | 4時間~ | 柔軟性が高い | ガソリン代がかかる 要国際ライセンス 交通ルールが異なる |
ツアー | 約25,000円~(クルーズ含む) | 3~4時間 | 楽ちん 複数の観光地に行くことも可能 | 自由行動がとりづらい |
ミルフォードサウンドとは?
ミルフォードサウンドは、氷河の浸食によってできた複雑な地形(フィヨルド)です。
ミルフォードサウンドは、ニュージーランドの観光に欠かせない絶景スポットとして有名です。
世界の絶景百選などの各種ランキングでもたびたびランクインしている、一生に一度は見たい絶景中の絶景です。
世界遺産にも登録されているミルフォードサウンドは、クイーンズタウンから4時間ほどでアクセスできます。
「サウンド」とは、河川の水が氾濫してできる地形をいいます。ミルフォードサウンドは正確には「ミルフォードフィヨルド」なのですが、サウンドという誤った名前が定着してしまったため、現在でもサウンドとよばれています。
秘境・ミルフォードサウンドの発見秘話
ミルフォードサウンドは山々を超えた場所にあります。
現地の人々の間でそのような楽園がどこかにあるという話はあったものの、たどり着くための道が長らくの間見つかりませんでした。
ミルフォードサウンドは、1812年に探検家によって発見されるまで、伝説として語り継がれていた、まさに秘境でした。
ミルフォードサウンドまでの道中

クイーンズタウンからミルフォードサウンドは、道中にも絶景ポイントがたくさんあり、とても楽しいです。
以下では、私が参加したツアー道中の様子をご紹介します。
大草原

道中にある大草原では、いったん下車することができ、自由散策を楽しめました。
大草原は、「エイリアン」や「ミッションインポッシブル」のロケ地でもある、ニュージーランドの大自然が生み出した、有数の絶景です。

広大な原っぱ、という感じです。ザ・ニュージーランドといえる景色を全身に感じることができ、気持ちよかったです
ミラーレイクス

道中に、ミラーレイクスという池があります。
水面が鏡のように反射することから、ミラーレイクスとよばれています。
アール山脈を映しだすミラーレイクスは、絶景ポイントのひとつとして知られています。
「MIRROR LAKES」の看板は、逆さ文字で書かれています。これが反射して、通常の向きの文字が浮き上がるのがみられることもあります。

本当に鏡のようになっていて驚きとともに感動しました。なぜきれいに反射するのか、しくみが気になります
クルーズでの見どころ3選

ミルフォードサウンドのクルーズ中の見どころを3つ紹介します。
①クルーズ船

ミルフォードサウンドのクルーズでは、クルーズ船の停留所に行き、クルーズ船のチケットを提示して乗船します。
クルーズ船の内装は広く、3階ほどあり、座って食事を楽しめるテーブル席や、カフェやバーも営業しています。

ほとんどの乗客が船の中にの席に座らず、デッキでクルーズを楽しんでいました。私はデッキや室内を往復して、クルーズ船を満喫しました。カフェでコーヒーを買い、ぜいたくな時間も楽しめます
②フェアリーフォールズ

ミルフォードサウンドのクルーズでは、フェアリーフォールズという滝に接近します。
間近で一時的に停船するので、滝の勢いを最大限感じることができます。

風の向きによっては、デッキで写真を撮ろうとすると濡れます。私も水がかかりましたが、思い出に残る体験になりました。滝は高さがあり、轟音と迫力、勢いが強かったです
③アシカやイルカに会えることも

運がよければ、ミルフォードサウンドのクルーズ中に、アシカやイルカに出会うことができます。


私は、アシカとイルカに会うことができました。アシカは岩場に寝そべっていて、イルカはクルーズ船に沿って泳いでいました。とてもかわいかったです。スタッフの方に聞いたら、「イルカに逢えるのは10日に1度でレア」と教えてくれました
クイーンズタウンからミルフォードサウンドへ日帰り
ニュージーランドのクイーンズタウンからミルフォードサウンドに移動する場合、考えられる選択肢は
- バス
- レンタカー
- ツアー
です。
それぞれの特徴は以下のようになっています。
各手段のメリット・デメリット
費用(往復) | 滞在時間 | メリット | デメリット | |
長距離バス | 174ドル(約15,660円)~ | 約2時間15分 | 自由行動ができる | クルーズへの参加は時間的に厳しい |
レンタカー | 約9,000円+ガソリン代~ | 4時間~ | 柔軟性が高い | 要国際ライセンス 交通ルールが異なる |
ツアー | 約25,000円~(クルーズ含む) | 3~4時間 | 楽ちん 複数の観光地に行くことも可能 | 自由行動がとりづらい |
長距離バス(インターシティ)を使う
ニュージーランドの長距離バス会社インターシティでは、クイーンズタウンからミルフォードサウンドへの直行便があります。
長距離バスで行くメリットはこちらです。
長距離バスで行くデメリットはこちらです。
長距離バスだと、長距離バスの時刻表に左右されてしまい、滞在時間が短くなります。
クルーズは2時間ほど要するので、ミルフォードサウンドに行くとしても、クルーズへの参加は厳しいと考えられます。
大手バス会社インターシティ
インターシティは、30年以上の歴史をもつ、ニュージーランドで最大の長距離バス会社です。
まち同士を結ぶルートや、1日ツアーを運行しており、ニュージーランド内を旅するなら欠かせない会社です。
New Zealand’s #1 National Bus Network | InterCity®
インターシティの料金
バスの値段は、時間や日、また普通の席か「Gold」というプレミアム席かによって異なります。
「Gold」には、普通の席+15ドル~でアップグレードできます。

私はGoldにも乗ったことがありますが、いすが革張りで、足元にゆとりがあり、快適でした。Goldのほうが長距離になればなるほど、疲れが少ないと感じました
また、プランを選ぶ際、スタンダードとフレキシが選べることがあります。
スタンダード
スタンダードは、最低料金のプランです。
スタンダードは返金不可ですが、出発の2時間前までであれば、変更やキャンセルができます。
キャンセルの場合は、クレジット(払ったお金)が同日まで有効です。
また、変更する場合は、変更手数料がかかります。
フレキシ
フレキシは、予約手数料を除き全額返金可能です。
スタンダード同様、出発の2時間前まで変更・キャンセルが可能です。
フレキシの場合、キャンセル後のクレジットは28日間有効です。
ただし、フレキシは、スタンダードより割高です。
インターシティの予約方法
公式サイトから予約します。
Book Bus Tickets Online | InterCity
予約の際、オンラインでカードによって支払うことができます。
年会費永年無料の楽天カードフレキシパスについて
インターシティには、フレキシパスというチケットの買い方があります。
たとえば、クイーンズタウンからミルフォードサウンドまで行くとき、一回分のチケットを購入する代わりに、フレキシパスの6時間分を使うという使い方ができます。
10時間から80時間まで、5時間単位で購入することができます。
使い方によってはお得になるので、検討してみてください。
Which pass is right for you? | InterCity FlexiPass
レンタカー
レンタカーを借りてクイーンズタウンからミルフォードサウンドへ日帰りで行く場合、借りた店舗以外に返却すると乗り捨て料金がかかってしまうので、クイーンズタウンで借りて、同じ店舗で返却するのがおすすめです。
料金は中型車を1日借りた場合、およそ9,000円(+ガソリン代)からです。
レンタカーのメリットはこちらです。
レンタカーの注意点はこちらです。
レンタカーは、決まっているのが返却時間のみなので、移動の柔軟性があります。
長距離バスに比べて、長くミルフォードサウンドに滞在できます。
また、途中で各スポットに寄り道することもできます。
クルーズは事前予約もできます。
レンタカーの選び方
ニュージーランドでは、日本のレンタカーのように、多くの会社が車のレンタルを行っています。
条件でしぼりこみ、レンタカーの料金を比較できる総合サイトがおすすめです。
レンタカー 格安, 比較 車 レンタル価格 – Rentalcars.com
また、Klookと比べるのもおすすめです。
予約代行サービス大手のKlookは、販売元から得られる販売代行手数料の一部を購入者に還元したり、オンラインのみで店舗を持たずに経費を削減するビジネスモデルで、価格を安くしています。
公式の定価よりも安く購入できることもあります。ぜひ一度チェックしてみて下さい。実際に私も何度も使っています。
NZで運転する方法
NZで運転するには、3つの方法があります。
いずれの場合も、日本の運転免許証をNZに持っていきましょう。
国際運転免許証 | 日本の警察署にて、世界中で使える国際運転免許証を取得することができます。取得後1年で期限が切れることに注意が必要です。 |
翻訳 | 日本の免許証を現地の大使館で翻訳することによって、NZ国内で運転することができます。 |
書き換え | 免許取得後2年を経過している人は、NZの免許への書き換えも可能です。 |
Converting a car licence from an exempt country | NZ Transport Agency Waka Kotahi(NZ政府公式サイト)
ニュージーランドの交通ルールの特徴
ニュージーランドの交通ルールの特徴として、下記3点があります。
以下では、それぞれのルールについて紹介します。
速度は50km/hまたは100km/h
速度は、都心部では50km/hまでで、モーターウェイや郊外では100km/hです。
各地にスピードカメラがあり、速度を見張っています。
ロータリー(ラウンドアバウト)が多い
ニュージーランドにはロータリーが多く、時計回りに向きが定められています。
信号がないので、ほかの車の様子を把握して運転する必要があります。
標識が日本と異なる
ニュージーランドの標識は、日本の標識と異なります。
ただし、矢印や短めの英単語が、大きく書かれているので、直感的にわかりやすくなっています。
交通で知っておきたい英単語
ニュージーランドで運転するにあたり、知っておきたい英単語を紹介します。
ONE WAY(ワンウェイ) | 日本でいう一方通行のことです。矢印の向きだけの通行です。 |
MOTORWAY(モーターウェイ) | 高速道路のことです。ニュージーランドの高速道路は、無料のところもあります。 |
NO ENTRY(ノーエントリー) | 進入禁止のことです。 |
STOP(ストップ) | この標識では、停止する必要があります。 |
GIVE WAY(ギブウェイ) | ほかの車優先を表します。この標識では、道を譲りましょう。 |
また、羊や牛のシルエットが描かれた、「動物注意」を示す、ニュージーランドらしい標識もあります。

日本では見られない羊のマークが標識として立っていて、ほっこりします
ツアー
クイーンズタウンからミルフォードサウンドへの日帰りツアーが、各ツアー会社によって催行されています。
ツアーのメリットは以下のようになっています。
ツアーのデメリットは以下のようになっています。

私は、総合的に考えて、クルーズ代金も含まれている、クイーンズタウン発着のツアーに参加しました。ツアーでは、休憩がてらカフェや道の駅に寄り道してくれることが多く、道中も楽しいです
クイーンズタウン発のクルーズつきツアー
クイーンズタウン発着で、ミルフォードサウンドに日帰りで行きます。
以下の2つの会社(クルックとゲットユアーガイド)は、海外ツアーの手配会社として大手であり、日本語で簡単に予約できます。
販売元から得られる販売代行手数料の一部を購入者に還元したり、オンラインのみで店舗を持たずに経費を削減するビジネスモデルで、価格を安くしており、公式の定価よりも安く購入できることもあります。
ぜひ一度比較してみて下さい。実際に私はどちらも何度も使っています。
フライトとクルーズ
たとえば、こちらのツアーでは、ミルフォードサウンドに小型飛行機で向かい、クルーズをします。

また、小型飛行機でクイーンズタウンからミルフォードサウンドに行き、クルーズ船を楽しんだ後、ヘリコプターで上空を飛ぶツアーもあります。

まとめ
いかがでしたか?
ミルフォードサウンドは、自然が生んだ、ニュージーランドが誇る絶景です。
NZを訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。