
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、ストップオーバーのやり方をご紹介します。
この記事でわかること
ストップオーバーとは?


ストップオーバーとは、目的となる地点に飛行機で行く際、他の国や地点でいったん着陸して入国し、その地で24時間以上過ごすことをいいます。
ストップオーバーと似ている用語として、トランジット、トランスファーがあります。
ストップオーバーには、各航空会社が公式に行っているものを指す場合と、自分で航空券を2枚とり、現地に滞在することを指す場合があります。
この記事では、航空会社によるストップオーバーと、自分で2つの便をとって乗り換えるストップオーバーをどちらも紹介します。


ストップオーバーのメリット
「ストップオーバー」には以下のようなメリットがあります。
- 一国ずつ行くより合計金額が安くなる
- 飛行時間を分割できる



私は、日本からオークランド(NZ)まで飛行機で行く際、フィジーでストップオーバーしました。また、最近では、日本からオーストラリアに行く際に、ハワイに5日間滞在しました。乗り継ぎ地で滞在する日数をととることによって、それぞれの国に単独で行くよりも費用を抑えることができます
ストップオーバーのやりかた
自力でストップオーバーする場合
自分でストップオーバーをする場合、それぞれの航空券を自分で手配することになります。
たとえば、日本→フィジー→ニュージーランドの場合、まず成田・ナンディ間の航空券を予約し、別途でナンディ・オークランド間の航空券を予約します。
航空会社の公式サイトや、Expediaなどの予約サイトを通じて予約することができます。
たとえばExpediaでは、航空券ページで「複数都市」を選びそれぞれの目的地を入力すると、複数フライトを一度に検索することができます。



私は航空会社の公式サイトで予約することが多いです。出発地・到着地に日本を含まないチケットの場合、英語での予約となることもあります。不安な場合は、日本語で取れるExpediaなどで予約するのがおすすめです。私もExpediaで航空券を予約したことがありますが、トラブルに遭ったことはありません
フルサービスキャリアを利用する場合は、以下で紹介するストップオーバーサービスを利用できる場合がありますが、LCC(ジェットスターやピーチなど)の場合は、それらのサービスがないため、基本的に航空券を自分で1枚ずつ予約する形になります。



私はLCCを使うことが多いですが、各便をそれぞれ予約し、乗り継ぎ地のホテルを別途予約して滞在します。航空会社が異なる場合も多々あり、全く違う2つの予約という扱いです
各航空会社のストップオーバーサービスを使う場合
フルサービスキャリアでは、ストップオーバーサービスを利用できることがあります。
航空会社によっては、トランジットツアーとして、乗り継ぎ時間に無料の市内ツアーを行っている場合もあります。
また、たとえばエミレーツ航空では、乗り継ぎが長時間の乗客を対象に、無料でホテル滞在を提供しています。
なお、JALやANAなどの日本の航空会社では、間に日本を挟む場合、つまり国際線から日本で乗り継ぎをする場合に限り、ストップオーバーとして予約できるサービスを行っています。
なお、航空会社によるストップオーバーサービスを利用する際、無料の場合と、追加料金を支払う場合があります。
追加料金がかかる理由としては、ストップオーバーでは空港の利用時間がトランスファーよりも長くなる傾向にあるため、空港使用料などをより多く支払う必要があり、航空会社によって追加料金が設定されていることがあります。なお、自力で2枚とる場合は、各航空券に空港使用料が含まれているため、追加料金という形で請求されることはないということです。
ストップオーバーの基本


ビザは必要?
ストップオーバーでは、乗り継ぎ地に入国し、滞在することになるため、入国条件を満たす必要があります。
ビザ免除対象国でない場合は、ビザを申請する必要があります。
また、ビザ免除対象国であり、パスポートのみで入国できる国であっても、ESTA(アメリカ)やETAS(オーストラリア)、NZeTA(ニュージーランド)などの電子渡航認証が別途必要な国があります。
これらの申請は事前に行う必要があり、チェックイン(搭乗手続き)の際に確認することが多いです。
乗り継ぎ地を含め、すべての国の入国条件を満たすことができるように確認しておきましょう。
手荷物と入国審査、税関について
ストップオーバーをする場合、預けた手荷物は基本的に一度受け取ることになります。
乗り継ぎ地での滞在を終え、最終目的地までの便に乗るときに、再び預ける必要があります。
また、入国審査、税関についても、滞在国の条件を満たす必要があります。
ビザが必要か、免税範囲、持ち込み禁止・制限品について事前に調べておきましょう。


何日間滞在できる?
ストップオーバーで滞在できる日数は、滞在する国の条件次第です。
たとえば、乗り継ぎ地の滞在がビザ免除で30日まで許可されている場合、最大で30日間滞在することができます。
また、乗り継ぎ地のビザを申請すれば、そのビザで許可されている日数分滞在することができます。



私はいつも、5日間くらい滞在しています。5日間あれば、滞在地の代表的な観光地をまわることができます
保険
海外旅行保険は、海外での病気や事故に備えて入っておくと安心です。
ストップオーバーをする場合、その国が保険の対象になるのかを確認しておくのがおすすめです。
その際、以下のことに注意して、申し込んでください。
- 訪問国の危険度が高い場合保険対象外になること
- 訪問国の欄には予定している国をすべて書く
- 格安保険は訪問国によって価格が異なることがあるため要確認
- 対象となる滞在日数は十分か
ストップオーバーの流れ
以下に、例を出してストップオーバーの流れを説明します。
日本からニュージーランドに行く場合
ニュージーランドのオークランドには、日本からの直行便があります。
また、ストップオーバーをする場合は、フィジーを挟み、日本からフィジー、フィジーからオークランドまでの航空券をとることができます。
私が調べた一例を参考として以下に紹介します。それぞれの場合、所要時間と費用は以下のようになります。
日本→ニュージーランド | 日本→フィジー→ニュージーランド | |
---|---|---|
所要時間(約) | 10時間30分 | 9時間+3時間 |
費用片道(約) | 70,000円~200,000円 | 60,000円+37,000円 |
費用合計(約) | 70,000円~200,000円 | 80,000~130,000円 |
これをみると、以下のことがわかります。
- フライト時間を短く分割できる
- 合計航空券代をほぼ維持したまま、旅行国数を増やせる
たとえ、ストップオーバーをした場合の方が直行便よりも合計金額が高かったとしても、数千円~数万円でもう一国旅行できると考えると、とてもお得です。
場合によっては、ストップオーバーをしたほうが合計金額が低いこともあります。



実際、私は日本からシドニーに行くとき、ハワイで4日間ストップオーバーしました。直行便との差額は、+15,000円でした。ハワイに15,000円で立ち寄れると考えると、とてもお得だなと思います
アジア太平洋エリアでストップオーバーできる国の例


私の経験上、日本発で、ストップオーバーが可能であると考えられる国の例を紹介します。
便によっては、接続が不便であったり、値段が想定外に高い場合もあるため、各パターンを洗い出し、じっくり比較します。



私は直行便と、ストップオーバーをしたときを仮定した値段を比較して、ストップオーバーをするかどうか考えます
目的地 | 経由地 |
---|---|
オーストラリア | ハワイ タイ フィリピン シンガポール インドネシア グアム 韓国 台湾 |
ニュージーランド | オーストラリア ハワイ タイ フィリピン シンガポール フィジー グアム 韓国 台湾 |
シンガポール | 韓国 台湾 |
タイ | 韓国 台湾 |
フィリピン | 韓国 台湾 |
インドネシア | 韓国 台湾 |
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
一度の旅行で2つの国を訪れることができるのは、とても魅力的ですよね。
ぜひ、海外旅行の際はストップオーバーをつかって、お得に旅行してみてください。
素敵な旅になることを願っています。
飛行機搭乗の流れについて紹介しています↓↓↓

















