
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、空港での保安検査について紹介します。
保安検査とは
空港では、搭乗前に保安検査を受ける必要があります。
空港により、チェックイン→保安検査となるほかに、保安検査→チェックインとなる場合があります。



東南アジアの国では、保安検査がチェックインより前にあることが多く少し戸惑いました


以下ではまず、保安検査の目的やルールなどを紹介します。
保安検査の目的
空港での保安検査は、飛行機でのテロやハイジャックなどの危険な行為を防ぐため、乗客の手荷物に危険なものがないか確認するために行います。
液体物が決められた容量を超えていないか、バッテリーなど熱を発するおそれのあるものがないかを、X線や金属探知機などを用いてチェックします。
保安検査のルール
保安検査では、手荷物や上着、身の回りのもの、アクセサリーなどが、機内持ち込みができるものかどうかチェックされます。
持込が禁止されているものが見つかった場合、その場で放棄する、または、時間があれば預け入れ荷物に入れたり、空港のロッカーに預けたりすることになります。
ルールを理解し、機内持ち込み荷物と預け入れ荷物に入れるものをしっかりわけておけば大丈夫です。
はさみやナイフなど
はさみやナイフ、ドライバーなど、先が鋭いものは持ち込みが禁止されています。
手荷物として持っていきたい場合、預け入れ荷物に入れましょう。
液体物
国際線では、100ml(または100g)以下であれば液体物を持ち込むことができます。また、液体物はすべてジッパーつきのプラスチック袋に入れることになっています。
液体物には味噌やハンドクリームなども含まれます。
国内線では、液体物に制限はありませんが、危険物に該当する化粧品には、量の制限があります。
くわしくは以下の記事で紹介しています↓↓↓




バッテリー系
ヘアアイロンなどで、充電をして使うタイプのもの、かつ、バッテリー部分が取り外せないものは持込、預け入れともにできません。
モバイルバッテリー(160Whまで)については、持ち込みのみOKです。
おすすめのモバイルバッテリーや持ち込める容量を紹介しています↓↓↓


ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンは、機内持ち込みのみ可能です。預け入れ荷物には入れず、機内に持ち込むようにしましょう。
保安検査の流れ
保安検査の流れは、以下のようになっています。
保安検査の列に並び、自分の順番を待ちます。空港によっては、搭乗券をスキャンする必要があります。保安検査場は、前後の便がたくさんあると、行列ができることもあります。
大きな空港の場合、レーンが10個ほどあり、混雑時は係員に1人ひとりレーンを指定されることがあります。指示された場合はそのレーンに向かいましょう。
ポケットに入っているものや、ベルトなども外してすべてトレーに置きます。パソコンは別のトレーに置いたり、ロングブーツなどは脱ぐよう決められている空港もあります。その場合は係員の指示に従えば大丈夫です。
すべて置けたら、トレーをレーンに流します。トレーは複数あっても大丈夫です。係員が行うこともあります。
トレーが流れている間、1人ひとりスキャンによるチェックを受けます。大きな機械に入り横を向き、指定されたポーズをとります。そのまま通り抜けるタイプのものもあります。終わった後係員から声をかけられることもありますが、そのままボディチェックを受ければ大丈夫です。
レーンに流れた荷物は、X線による検査を受けます。基準を上回る液体物や、規定内か怪しいバッテリーなどがあった場合、別レーンに流されることがあります。その場合は別レーンで係員のもと荷物を取り出し、確認して大丈夫と判断されれば通過、規定外なら廃棄などをして基準に合わせてから通過することになります。
レーンに流した荷物がすべてあることを確認して、すべてを身につけます。パスポートや搭乗券、腕時計、スマートフォンなどは忘れないようとくに注意してください。
こんなときどうする?
以下では、保安検査のさまざまな状況への対処法を紹介します。
保安検査場が混雑していて間に合わない!
搭乗の際、保安検査の最終通過時刻が決まっていることがあります。
保安検査場は、夏休みや年末年始など、繁忙期に混雑する傾向にあります。
余裕をもって並んでいたにもかかわらず、保安検査場が思ったより混雑していてなかなか進まないとき、どうしたらよいのでしょうか。
その場合は、航空会社も保安検査が混雑していることを把握しているため、何らかの対応がとられます。
多くの場合、出発時間が迫っている便から乗客を優先して呼び出し、ほかの人たちより先に保安検査を受けてもらうようにします。
心配な場合は、近くにいる係員に声をかけて搭乗券を見せれば何かしらの対応をしてもらえます。



私は保安検査場がとても混んでいた時、搭乗時刻に間に合わないと思いとても焦ったことがあります。そのときは頭がパニックで、近くを通った係員の人に私の便はこれだけど先に通してもらえないかと聞いたら、それはまだ大丈夫だと言われました。そのとき、係員の人は私の便より前に出る便に乗る人を探していました。とても焦りましたが、無事搭乗でき安心しました
保安検査場の通常以上の混雑を理由として乗れなくなる、ということはないので、そのようなときもあせらず、落ち着いて係員の指示を待ちましょう。



つねに時間にゆとりをもたせておくと、このような緊張感も少なくすみます。私は何度か本当に焦った経験があるため、空港ではつねに1時間前行動を心がけています
保安検査場に遅れそう!
航空会社により、保安検査場最終通過時刻が決められていることがあります。
チェックイン完了後、保安検査場通過時刻を過ぎてしまった場合、どうすればよいのでしょうか。
その場合、チェックイン同様、事情により搭乗できる場合とできない場合があります。
繁忙期などに保安検査場が通常より混雑している場合は、便ごとに優先して通してもらえることがあります。
反対に、うっかりしていて保安検査場に行くのがぎりぎりになってしまった場合は、搭乗できないことがあります。
搭乗できなかった場合は、次以降の便への振替などの対応になります。
そのため、とくに慣れないうちは、チェックインが終わったらすぐに保安検査に行くのがおすすめです。



私は何度か空港でひやひやしたことがあるので、チェックインができたらすぐに保安検査場に向かうようにしています
間違えて液体を大量に入れてしまった!
うっかりして規定量を上回る液体物を持っている場合、保安検査場の別レーンに荷物が流れます。
検査官と一緒に確認して、時間があればチェックインカウンターで預け入れ荷物として預けるか、空港のロッカーなどに預けることができます。
時間がない場合、または、預け入れ荷物としても禁止されている場合は、保安検査場で放棄します。
液体はあらかじめ確認して、容量が大きいものは預け入れ荷物に入れるようにしましょう。
ペットボトルを持ち込みたい!
国際線の飛行機では、100ml(100g)を超える液体物を持ち込むことができないため、ペットボトルを持ち込むことはできません。
飛行機に水分を持ち込みたいときはどうすればよいのでしょうか。
その場合は、保安検査場を過ぎたあとに購入したペットボトルは持込可能です。
保安検査の目的は危険物を飛行機に持ち込ませないことなので、保安検査以降の売店で販売されているものは安全であり、持ち込みが可能です。
また、手持ちの水筒を空にしておき、保安検査以降に詰めて持ち込むのもOKです。
折りたたみができる水筒はかさばらず便利です↓↓↓
真空ボトルは機内持込、預け入れともに可能です。機内持ち込みする場合は、国際線の場合は中身を空にして保安検査を受ければOKです。国内線では、そのまま持ち込むことが可能です。
係員に声をかけられた!
空港の保安検査では、安全のため様々な理由で係員により念入りな検査を受けることがあります。
ランダムチェックといわれ、身体に薬物や爆発物の蒸気がないか布のようなものをあてて確認されたり、荷物を開けて中身を確認されることがあります。
自分が疑われたのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、ランダムであることが多く、はっきりとした理由は誰にもわかりません。
なので、そのようなときもあせらず、落ち着いて係員の指示に従えば大丈夫です。



私はランダムチェックを複数回受けたことがあり、手持ちの機械で身体のまわりをぐるっとかざされたことがあります。何も反応せず通過となりました。はじめてのときは本当に緊張しましたが、無事通過できホッとしました。とにかく落ち着いて対応すれば大丈夫です
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
保安検査は、流れを把握し、荷物を正しく仕分けておけばスムーズに通過できます。
万が一係員に声をかけられても、落ち着いて対応すれば大丈夫です。
素敵な旅になることを願っています。
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