飛行機の乗り継ぎ中の過ごし方!トランジット・トランスファーの違い

乗り継ぎの過ごし方イメージ(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、飛行機の乗り継ぎについて紹介します。

この記事でわかること
  • トランジット、トランスファーとは
  • 乗り継ぎの際の過ごし方
  • 注意点
目次

飛行機の乗り継ぎ

飛行機の乗り継ぎを表す言葉はトランスファー、トランジット、ストップオーバーの3種類あります。これらの言葉は、通念上違う意味で使われることもありますが、実際には人や会社によって使い方はまちまちであり、絶対的な定義はありません。

以上を踏まえたうえで、以下では、一般的に使われている定義でそれぞれの意味を紹介します。

  • トランジット:いったん降りて、同じ機体に乗り換えること
  • トランスファー:異なる機体に乗り換えること
  • ストップオーバー:飛行機から降りて次の搭乗まで24時間以上その地で過ごすこと

トランスファーとは

トランスファーは、途中の空港で乗る機体を換えて目的地まで移動することをいいます。

24時間以上途中の地に滞在するストップオーバーと区別して、24時間未満の場合はトランスファーといわれます。

最終目的地まで預け荷物がそのまま送られる場合もありますが、荷物を預け直す必要があることもあるので、事前に確認しておくと安心です。

トランジットとは

トランジットとは、目的地まで飛行機で移動する際、途中で別の空港にいったん立ち寄り、燃油や食料を補給することをいいます。

同じ機体に乗り続けるため、荷物を預け直さなくていい場合がほとんどです。

便によって、いったん空港のトランジットルームで待つこともあれば、そのまま機体に乗り続けて離陸を待つこともあります。

トランスファーとトランジットの違い

トランジットとトランスファーは、厳密には機体が同じままか、異なるか、という違いがありますが、2つをまとめて「トランジット」と呼ぶこともあります。

そのため、自分の搭乗する便が機体が替わるものなのか、事前に確認しておくと安心です。

また、以下では、トランジット、トランスファーという呼び方の違いに限らず、機体を乗り換える場合と、同じ機体に乗り続ける場合に分けて、過ごし方を紹介します。

機体を乗り換える場合の過ごし方

以下では、機体を乗り換える際の過ごし方について紹介します。

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私はイスタンブールに6時間ほど乗り継ぎで滞在したことがあるのですが、途中の空港の制限エリアで搭乗時間までを過ごしました。免税店や、レストランなどに寄ることができました。保安検査を受ける必要はなかったです。次の搭乗口がどこにあるのか、先に確認しておくと安心です

何時間くらいあるの?

乗り継ぎ地で過ごす時間は、2時間から24時間くらいです。

24時間を超える場合は、ストップオーバーと呼ばれることがあります。

空港の外には出られる?

乗り継ぎまでの時間が十分にあり、その地の入国条件を満たせば、空港外に出ることも可能です。

その場合は、乗り継ぐ便に乗るため、再び保安検査を受ける必要があります。

荷物はどうしたらいいの?

乗り継ぎをする際は、利用する航空会社や国内線・国際線の乗り継ぎなどによって手荷物の扱いが異なります。

LCCの場合や国際線から国内線に乗り換える場合、乗り継ぎサービスがなかったり、入国審査を受けなければならない場合が多いので、一度手荷物を受け取り、預けなおし、もう一度保安検査を受ける必要があります。

同じ航空会社(フルサービスキャリア)同士であり、国際線から国際線への乗り換えの場合は、そのまま次の便に載せてもらえる場合が多いです。

免税店には寄れる?

乗り継ぐ便までの時間が十分にある場合、空港の制限エリアにある免税店や、レストラン、カフェで時間を過ごすことができます。

空港では何をしていればいいの?

乗り継ぐ便の搭乗時間までは、空港の制限エリア内や、ラウンジ、シャワーなどを利用して待つことになります。

また、出入国手続きをせずに止まることができる「トランジットホテル」がある空港もあります。

宿泊してゆっくり疲れを取りたい場合は、トランジットホテルの滞在も検討してみてください。

ビザは必要?

乗り継ぎによって空港内で過ごす際にも、国によっては入国条件を満たす必要がある場合があります。

たとえば、オーストラリアでは、次の便までの時間が8時間より長い場合、空港から出ない場合であっても、各種ビザ、電子渡航認証ETASまたは、トランジットビザを所持している必要があります。オーストラリアのトランジットビザは72時間以内のオーストラリア滞在を許可しています。

参考:(Subclass 771) Transit visa

上記の例のように、国によって乗り継ぎにビザが必要な場合があるため、各国の乗り継ぎでの滞在条件を確認しておくのがおすすめです。

短時間の乗り継ぎでの過ごし方

以下では、同じ機体に乗り続けるまたは、短時間の乗り換えの際の、着陸してからの過ごし方を紹介します。

何時間くらいあるの?

同じ機体に乗り続けるまたは、短時間の乗り換えの場合、時間は30分~1時間程度のことが多いです。

同じ機体に乗り続ける場合、機体から降りることもあれば、そのまま乗り続けて離陸を待つこともあります。

空港(ゲート)の外には出られる?

十分な時間がある場合、空港の外に出ることができる場合もありますが、トランジットエリア(制限エリア)で待機するように指示される場合もあります。

その場合は、ゲートの外に出ることはできません。

免税店には寄れる?

同じ機体に乗り続けるまたは、短時間の乗り換えの際は基本的に制限エリア内で過ごすことになるため、免税店や、レストラン、カフェ、売店などを利用することができます。

空港内では何をしていればいいの?

入国せずに空港内で過ごす場合、制限エリア内のラウンジ、売店、免税店、レストランなどで乗り継ぎまでの時間を過ごすことになります。

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乗り継ぎ地ならではのお土産を調達するのも楽しいです

荷物はどうしたらいいの?

同じ機体に乗り続ける場合、預け荷物はそのまま最終目的地まで運んでもらえます(スルーバゲージ・バゲージスルー)。

乗り継ぎをする場合は、利用する航空会社や国内線・国際線の乗り継ぎなどによって手荷物の扱いが異なります。

LCCの場合や国際線から国内線に乗り換える場合、乗り継ぎサービスがなかったり、入国審査を受けなければならない場合が多いので、一度手荷物を受け取り、預けなおし、もう一度保安検査を受ける必要があります。

同じ航空会社(フルサービスキャリア)同士であり、国際線から国際線への乗り換えの場合は、そのまま次の便に載せてもらえる場合が多いです。

ストップオーバーとの違い

「ストップオーバー」は、トランジットやトランスファーと似た意味で使われます。

ストップオーバーは、乗り継ぐ地点で24時間以上滞在する場合を指して使います。

1日以上その地に滞在するため、その間にいったん入国し、観光することもできます。

いったん違う国に立ち寄ることによって、直行便に比べて飛行時間が分割できるため、身体への負担を減らすことができます。

また、最終目的地に加えて、もう一か国を観光できるため、旅がさらに充実したものになります。

さらに、直行便と比べて航空券の合計代金はさほど変わらず、場合によっては安いことさえあるため、お得感のある旅ができます。

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私はストップオーバーを複数回行ったことがあります。例えば最近では、日本からオーストラリアに向かう際に、ハワイに5日間ほど滞在して、南国気分を満喫しました。合計の飛行機代も、直行便より15,000円高いだけだったので、とてもお得感がありました

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

飛行機の乗り継ぎを行うときは、機体がかわるかどうか、荷物を預けなおす必要があるかということについて、事前に知っておくとスムーズで安心です。

素敵な旅になることを願っています。

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この記事を書いた人

日本全国2周、ヨーロッパ留学、NZワーホリなどを経て、現在オーストラリアの大学院に留学中。

有意義で、わかりやすく、誠実なブログ作りをこころがけています。

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