
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、パスポートの種類と発行する手順について紹介します。
パスポートの種類
パスポートは、外国に行くときにかならず取得する必要があります。
パスポートとは
パスポートは、日本政府が、パスポートの所持者の保護を外国に要請するものです。
パスポートを提示するタイミングとしては、飛行機の搭乗や入国審査、出国審査、外国での銀行口座開設・税務などがあります。
パスポートとビザの違い
パスポートは、前述のように、パスポートの所持者の保護を外国に要請するものであり、外国の入国許可証ではありません。
なので、基本的に外国に行くときには、入国許可証である「ビザ」が必要なのですが、国同士が特別な約束を交わしている場合、ビザ免除で入国できます。
その際は、決められた日数まで、パスポートのみの提示で入国することができます。
ただし、ビザ免除で入国する場合、多くの国で電子渡航認証という、アメリカではESTA、オーストラリアではETASとよばれているそれぞれの国の認証が必要になります。



日本人はビザ免除で入国できる国が世界的に見ても多く、パスポートのみで海外旅行ができることも多いです。ビザの申請には時間や書類が必要で手間になるので、助かります
パスポートの種類
一般的なパスポートには、有効年数が異なる2種類があります。
ほかにも、緊急時や公務に使われるパスポートととして、表紙の色が紫の緊急旅券、緑の公用旅券、茶色の外交旅券があります。
5年用旅券
5年間有効のパスポートです。表紙が紺色になっています。
なお、申請時に18歳未満の場合、5年用のみ申請ができます。
10年用旅券
10年間有効のパスポートです。表紙は赤色です。
申請時に18歳以上の場合は、5年用か10年用かを選ぶことができます。
パスポートを発行するところ
パスポートは、各都道府県が発行します。
海外で発行する場合、その国の大使館・総領事館によって行われます。
パスポート発行の流れ
パスポートの発行には、
- 従来の紙による窓口での申請
- オンライン申請
の2種類があります。
2025年3月から、マイナンバーカードを使用し、マイナポータル上でオンラインでの申請ができるようになりました。



これまでは、更新のみで利用可能だったオンライン申請が、新規や紛失して発行するときにも利用できるようになりました。戸籍謄本を用意しなくてよいのがとても楽ですね
以下では、それぞれの申請方法について、流れを紹介します。
窓口での申請の流れ
申請に必要な書類を用意します。戸籍謄本については、同一戸籍の家族が一度に申請する場合、一通で十分です。また、申請書はその場で記入するか、事前にダウンロードして持参することによって用意できます。
- 一般旅券発給申請書※各役所で入手可能orダウンロード
- 戸籍謄本(全部事項証明書)※6か月以内発行
- 45㎜×35㎜の顔写真※6か月以内の撮影
- 本人確認書類
- 有効期限が切れたパスポート※ある場合のみ
用意した書類を各市区町村のパスポートセンターや役所に提出します。
発行されたパスポートを受け取ります。なお、「2025年旅券」といわれるプラスチック製ページを含むパスポートの交付が始まっており、全国のものを一斉に作成することから、申請から交付まで9日かかるとされています。
オンライン申請の流れ
オンライン申請は、基本的にすべての都道府県で利用できますが、申請する役所やセンターによっては対応していない場合があります。そのため、オンライン申請をする前に、交付を受ける予定の場所でオンライン申請ができるのかということを確認します。とくに、2025年からオンライン申請可能となった新規の申請や、変更、紛失による再発行の場合は、確認をしておきましょう。
各場所が対応しているかは、マイナポータルから窓口を選択することによって確かめることができます。
オンライン申請に必要なものは以下の通りです。なお、オンライン申請では、戸籍が電子上で提出されるため、戸籍謄本は必要ありません。
- マイナンバーカード
- マイナポータルアプリ
- アプリが使えるスマホ
- 旧パスポート※ある場合のみ
マイナポータルから、パスポート申請ページに進み、申請を行います。その後は、アプリの指示に従って、顔写真や自署をアップロードします。申請後に訂正箇所がある場合は、訂正待ちと表示され、再申請ができます。
なお、自署といわれる自分の名前を手で書いたものは、白い紙に書き、はっきりと見えるように撮影する必要があります。
手数料をオンラインで支払うオンライン納付に対応している役所の場合、クレジットカードやデビットカードによる支払いができます。オンライン納付に対応していない場合は、窓口で納付をすることになります。
マイナポータルで選んだ窓口に行き、発行されたパスポートを受け取ります。受け取りはかならず本人が行います。受領までは、最低9日、オンライン申請が混みあっている場合は数週間かかることがあるため、できるだけ早めに行うか、窓口での申請を検討してください。
こんなときどうする?
パスポートはいつまでに申請すればいい?
パスポートは、窓口であってもオンライン申請であっても、申請から交付まで、最低でも9日かかるとされています。
そのため、海外旅行などの予定がある場合、渡航の1か月前までに申請するのが推奨されています。ただし、留学やワーホリ、また国によっては、ビザの取得にパスポートが必要なので、できるだけ早めに行うのがおすすめです。
パスポートの受け取りが遅れそう……
パスポートの受け取りは、発行された日から6か月以内に行います。
6か月以内であれば問題ないですが、6か月を超えるとそのパスポートは失効することになります。
もし受領が遅れ、失効してから5年以内に再度パスポートを作るときは、通常の手数料に加え、6,000円の手数料を支払うこととなります。
パスポートの受け取りは6か月以内に行うのがおすすめです。
パスポートの申請を代理でしたい
パスポートの申請は、条件を満たせば代理人による提出ができます。
申請書内の「申請書類等提出委任申出書」の部分にパスポートの名義人(引受人)と代理人が記入する欄があり、それぞれの事項を記入できるようになっています。
ただし、たとえば、以下の条件に当てはまる場合は、代理人による提出ができません。
- 紛失の届け出と申請をする場合
- 一時帰国中に申請する場合
- 「刑罰等関係」欄の何らかに該当する場合 など
また、パスポートの交付について、申請は代理でできますが、交付(受け取り)は本人のみという原則があります。下記の項でくわしく紹介します。
パスポートの受け取りを代理でしたい
パスポートの受け取りを、事情があって本人が受け取れない場合はどうすればよいのでしょうか。
結論から言えば、パスポートの受領は、何歳であっても本人が行うという決まりがあります。
そのため、たとえ乳児であっても、代理人を立てて交付を受けることができず、本人が受け取りに赴く必要があります。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
パスポートは海外旅行や留学、ワーホリにかかせない書類です。
スムーズに発行し、海外渡航を楽しんでください。
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