
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、日本の税関について紹介します。
日本の税関
税関は、外国に行ったり、日本に帰国する際に、入国審査と別に通る必要があります。
以下では、税関とは何か、税関ですべきことを紹介します。
税関とは
税関とは、国境を越えて持ち運ばれるものの税金を徴収したり、持ち込まれる品を確認して、禁止、制限品がないかをチェックする機関です。
税関の由来
日本語では「税関」といい、輸出入にともなう「税」と交通の要所に物品をチェックするためにおかれた「関所」を組み合わせた言葉であり、現在の税関は正しく税金をかけたり、違法なものを取り締まったり、国に不利益をもたらすものを制限したりしています。
ちなみに、英語圏では「Customs」という表記がありますが、「慣習」というもとの意味から、「慣習的、つまり定期的に徴収する税金」に対して使われるようになり、税金を徴収する場所を指すようになったことが由来といわれています。
税関ですること
税関では、入国するすべての人が、携帯品・別送品申告書に必要事項を記入し提出する必要があります。また、事前にウェブ上で、入国審査とあわせてオンライン申告ができます。



日本では、入国審査を含めた入国手続きを、オンラインで行うことができます。あらかじめ行っておけば、入国がとてもスムーズです
家族で申告する場合は、1枚のみの記入または、同伴家族として登録することによって一度の申告で大丈夫です。
オンラインで税関申告を行う場合、ビジットジャパンウェブより提出することができます。また、ビジットジャパンウェブは2025年5月時点でアプリは提供されていません。すべてウェブ上で行うので、偽のアプリなどに気をつけてください。
Visit Japan Web | デジタル庁 ウェブサービス・アプリケーション



オンラインであらかじめ申告を行っておくとスムーズです。アカウント登録はいつでもできます。また、旅行の予定登録は翌年末まで行うことができますが、搭乗便の番号が必要なため、便が決まってからの登録になります
携帯品・別送品申告品の記入事項
以下では、紙のカードに記入する申告の際に記入することの例を紹介します。
- 搭乗した便名
- 出発地
- 姓名
- 日本の住所(一時帰国の場合、ホテルなど)
- 電話番号
- 職業
- 生年月日
- パスポート番号
- 同伴家族の数
- 持ち物の確認
- 100万円相当以上の現金、有価証券などを持っているか
- 別送品があるか
- 署名
- 持ち込み品の詳細※ある場合



税関申告は、カードに記入、またはオンラインで行います。カードには正しく、正直にすべて答えれば大丈夫です
日本の税関の基準
以下では、税関を通る際に基準となる免税範囲や、申告する必要のあるもの・ないものの例を紹介します。
該当するものがあるか確認して、メモをしておくと当日あわてずにすみます。
なお、税関申告についての詳細は、税関の公式サイトを参考にしてください。
日本の免税範囲
日本の免税範囲は、以下のようになっています。
20歳未満はアルコール・たばこの免税対象外です。また、6歳未満は本人の使用するもの以外は免税対象外です。
- 酒類 760ml×3本まで
- たばこ 紙巻は200本、加熱式は約200本、葉巻は50本まで。その他は250gまで
- 香水 2オンスまで ※オーデコロン・オーデトワレは除く
- その他 20万円分まで
参考:海外旅行者の免税範囲 : 税関 Japan Customs
日本の持ち込み禁止品
以下では、日本で持ち込みが禁止されているものの例を紹介します。一部は、条件を満たせば持ち込めることもあります。
- 麻薬
- 向精神薬
- 銃器
- 風紀を害するもの
- 児童ポルノ
- 知的財産権を害するもの(偽ブランド品など)
- 害虫などが付着する植物
- 肉製品
- 果物、野菜
- ワシントン条約などで規制される一部の動植物 など
日本で申告すべきもの
以下の例は、持ち込むことができますが、税関での申告が求められます。
なお、医薬品については、個人使用の容量が決まっているため、あらかじめ確認しておきましょう。外用薬は1品目24個以内、医薬品・医薬部外品は2か月分、劇薬や処方箋薬などは1か月分です。また、化粧品は1品目24個まで(たとえばファンデーションは24個、リップは24個まで、種類によってカウント)となっています。
- 生き物
- 個人用の量を超える医薬品、化粧品
- 100万円相当を超える現金や有価証券 など
こんなときどうする?
申告すべきかどうかわからない!
自分がもっているものを申告すべきかわからない場合、どのようにすればよいのでしょうか。
申告すべきかわからない場合は、すべてを申告するか、職員に質問します。
申告すれば、たとえ持っていたとしても責任は問われません。
持ち込めるかどうか事前に確認したい
持っていくものが持ち込めるかどうか、渡航する前に確認したい場合は、税関の公式サイトを参照することができます。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
税関は、入国するときに免税の範囲かどうか、持ち物に制限品はないかを確認するところです。
わからないものがあるときや不安なときは、すべて申告すれば大丈夫です。
素敵な旅になることを願っています。
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