【25年最新】空港の税関とは?パターンと通り方、トラブル対処法

空港の税関イメージ(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、税関について紹介します。

この記事でわかること
  • 税関とは
  • 税関の通り方
  • 各国の税関
  • 税関でわからないことがある場合の対処法
目次

税関

税関とは

税関とは、国境を越えて持ち運ばれるものの税金を徴収したり、持ち込まれる品を確認して、禁止、制限品がないかをチェックする機関です。

税関は、入国者の持っているものが免税範囲を超えていないか確認し、超えている場合は税を収めるよう促したり、国に不利益となるようなものの持ち込みを制限、禁止したルールを守れるようにしています。

海外旅行に行く場合、外国に入国する際、空港や港にある税関を通ることになります。また、日本帰国時には、日本の税関を通ることになります。

税関の由来

日本語では「税関」といい、輸出入にともなう「税」と交通の要所に物品をチェックするためにおかれた「関所」を組み合わせた言葉であり、現在の税関は正しく税金をかけたり、違法なものを取り締まったり、国に不利益をもたらすものを制限したりしています。

ちなみに、英語圏では「Customs」という表記がありますが、「慣習」というもとの意味から、「慣習的、つまり定期的に徴収する税金」に対して使われるようになり、税金を徴収する場所を指すようになったことが由来といわれています。

税関の通り方

税関の通り方のパターンは、大きく分けて2つあります。

  1. 申告するものがある場合のみ申告(申告するものがない場合は素通り)
  2. 申告するものがあるかないかにかかわらず申告書を提出
    1. ある場合もない場合も同じルートを通る場合
    2. 申告するものがない場合は提出のみの場合

以下では、それぞれのパターンについて、体験談をもとに、具体例や国をあげて紹介します。

パターン①申告するものがある場合のみ申告(申告するものがない場合は素通り)

入国する国の税関において、申告する必要があるものがある場合のみ申告すればよい国があります。

免税範囲を超えない量や、持ち込み禁止品を持っていない場合は、申告なしレーンへ、持っている場合は申告レーンに行きます。

たいていの場合、「申告あり」が赤のレーン、「申告なし」が緑のレーンになっています。

このパターンの場合、申告するものがない場合は申告書などに記入する必要がないため、入国審査(と手荷物受取)を終えればすぐに出口に向かうことができます。

このパターンの国には、たとえば、韓国、タイなどがあります。

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このパターンの場合、税関ですることはほとんどなく、入国審査の後スムーズに入国できることが多いです

パターン②申告するものがあるかないかにかかわらず申告書を提出

申告するものがある場合、ない場合にかかわらず、申告書の提出を求める国もあります。

そのような国では、申告書を提出するのみにとどまる場合と、ほぼ全員が検査を受ける場合があります。

パターン②-1.ある場合もない場合も同じルートを通る場合

申告するものがある場合、ない場合にかかわらず、係員がいるレーンに並び、口頭で質問を受けたりする国があります。

とくに、オーストラリアは持ち込み禁止品や制限品が多く、「迷ったら申告」と飛行機でアナウンスされるほど申告を勧めています。ニュージーランドも同様です。

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このパターンの場合は、申告するものなどによって、税関のレーンに振り分けられます。そこで簡単な質問を受けたり、手荷物をⅩ線に通したり、探知犬にかがせたりとさまざまな場合があります。ルールが複雑なので、困ったら質問するか、とりあえず申告するのがおすすめです

パターン②-2.申告するものがない場合は提出のみの場合

申告書の提出が必須の国でも、申告するものがない場合は申告書の提出を行い、そのまま緑のレーンを通って出口に向かえる国もあります。

日本はこのパターンです。

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このパターンの場合、申告書に記入する手間はありますが、入国までスムーズにいくことが多いです

いずれの場合も、正直に申告したり、申告しない場合は免税範囲を超えておらず、禁止品などをもっていない限り、スムーズに通ることができます。

係員に何か聞かれた場合は、落ち着いて堂々と、正直に答えましょう。

こんなときどうする?

持ち込んでいいかわからない!

もっているものをその国に持ち込んでよいのかわからない場合、どのようにすればよいのでしょうか。

その場合は、係員に質問するか、申告することによって対応できます。

申告さえすれば、たとえ禁止品を持っていたとしても放棄するだけですみます。

申告すべきかどうかわからない!

申告するべきかどうかわからないものがある場合も、持ち込み禁止品同様、とりあえず申告するか、その場にいる係員に質問するのがおすすめです。

申告さえすればルールを理解していなくても、制限内におさまっていれば持ち込むことができます。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

税関は、入国する際に免税範囲を守ったり、持ち込み品を確かめたりする場です。

わからないことがある場合は、とりあえず申告するか、係員に質問すれば大丈夫です。

素敵な旅になることを願っています。

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この記事を書いた人

日本全国2周、ヨーロッパ留学、NZワーホリなどを経て、現在オーストラリアの大学院に留学中。

有意義で、わかりやすく、誠実なブログ作りをこころがけています。

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