
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、スーツケースの選び方について紹介します。
スーツケース
国内旅行や海外旅行に便利なスーツケースですが、どのように選べばよいのでしょうか。
以下では、場面別のスーツケースの選び方と、おすすめの商品を紹介します。
- スーツケースを使う目的
- 容量とサイズ
- 閉じ方
- 重さ
- 材質
- 拡がるか
- TSAロック
- ストッパー
- レンタルか購入か
スーツケースを使う目的
スーツケースを選ぶとき、スーツケースを使う目的によって、おすすめのものが変わります。
海外旅行であれば、預け入れることを前提として、容量の大きいもの、国内旅行であれば、機内持ち込みできるサイズ、LCCであればできるだけ入れられるように、軽いものを選ぶなど、目的ごとに選ぶのがおすすめです。
サイズ・容量
持ち込みをするスーツケースのサイズは、利用する航空会社の最大サイズ以内である必要があります。
以下では、各社の持ち込み手荷物の条件を紹介します。
航空会社 | 持込最大サイズ |
---|---|
ジェットスター | 高さ56cm×幅36cm×奥行23cm |
ピーチ | 3辺115㎝以内 |
スカイマーク | 3辺115cm以内かつ55cm×40cm×25cm |
ZIPAIR | 1個目:55cmx40cmx25cm 2個目:35cmx45cmx25cm |
ANA | 100席以上:3辺115cm以内かつ55cm×40cm×25cm以内 100席未満:3辺100cm以内かつ45cm×35cm×20cm以内 |
JAL | 100席以上:3辺115cm以内かつ55cm×40cm×25cm以内 100席未満:3辺合計100cm以内かつ 45cm×35cm×20cm以内 |
スーツケースのサイズが同じでも、容量(L)が異なっている場合もあるので、サイズとともに容量を見るのをおすすめします。
また、スーツケースの大きさが限られている場合には、スーツケースの上に載せて運ぶことができるタイプのバッグと併用することによって、持ち運ぶ量を増やすことができます。



私は、スーツケースの上に着けられるタイプのバッグを愛用しています。スーツケースを預け入れ、バッグを持ち込みとすれば、かさがある荷物もたくさん運ぶことができ、両方の制限を目いっぱい使うことができます。また、スーツケースのキャスターで楽に運ぶことができるところもお気に入りです
また、圧縮袋があれば、かさばる服のサイズを抑えることができ、スーツケースの容量を有効活用できます。



私は圧縮袋を愛用していますが、地味によかったのが、仕分けという面です。圧縮袋を複数枚、サイズ違いで持っていれば、トップスやボトムス、靴下を1枚ずつ分けたり、洗濯済みかまだかということによっても分けられるのが便利です
重さ
スーツケースの持ち込みや預け入れにおいて、航空会社によって、重さに制限が設けられていることがほとんどです。
以下では、各航空会社によって定められている制限を紹介します。航空券ごとに、含まれる無料の範囲や追加料金で対応の場合があるので、確認してみてください。
航空会社 | 持込最大重量 | 預入最大重量 |
---|---|---|
ジェットスター | 2個計7㎏ | 5個、1個あたり32㎏ |
ピーチ | 2個計7㎏ | 5個、1個あたり32㎏ |
スカイマーク | 2個計10㎏ | 1個あたり32㎏ |
ZIPAIR | 2個計7㎏ | 5個、1個あたり30㎏ |
ANA | 2個計10㎏ | 1個あたり32㎏ |
JAL | 2個計10㎏ | 2個、1個あたり32㎏ |
※追加料金や座席のクラスによって、上記の表での数値よりも多く持ち込んだり預け入れることができる場合が多くあります。反対に、追加料金を避けるには、チケットについているデフォルトの重さや、LCCの場合は任意で選択した重さを超えないようにします。
飛行機にの利用にあたって、スーツケースそのものの重さが軽ければ軽いほど、中に入れられる重さが大きくなります。
そのため、荷物を多く運びたい場合は、軽量のスーツケースを選ぶのがおすすめです。



同じ大きさ、容量でも、材質やつくりによって、重さが1㎏や2㎏違うこともあります。1㎏あれば、水を1L入れられるほどの違いができます。荷物が多い場合、軽さは重視したいポイントです
荷物の重さが各制限を超えていないか、出発前や、帰国前に量ることができるはかり(ラゲッジスケール)が販売されています。
はかり自体が軽いものが多く、荷物に入れておくと重さ調整に便利です。



私ははかりを愛用していますが、旅行で助かったことが何度もあります。思ったより精度がよく、当日オーバーしてしまったことは一度もありません。はかりを忘れると困るくらい、今では重宝しています
閉じ方
スーツケースの閉じ方には、ジッパー式とフレーム式の2種類があります。
ジッパー式のスーツケースは、出したいものがあるときに部分的に開けられたり、重さが軽いため全体の重さに大きくは影響しないというメリットがあります。
対して、フレーム式はがっちり閉まるため、防犯上外部から無理やり開けづらく、また、ケースを開けるときに時間がかからないというメリットがあります。



私はどちらのタイプも使ったことがありますが、どちらにもいいところがあるため、好みで決めてしまっていいと思います
材質
スーツケースは、商品によってさまざまな材質でできています。
軽くて丈夫なポリカーボネートと安価で硬いABS樹脂、それらを組み合わせたバランス重視の商品や、高価ですが頑丈なアルミニウム、見た目が素敵な本革など、材質の特徴によって値段や強度、重さにばらつきがあります。
軽さやコスパを重視したい場合はABS樹脂やポリカーボネート配合、強度を重視したい場合はアルミニウム、デザイン重視の場合は合成樹脂など、何に重みを置くかによって選ぶのがおすすめです。



私は合成樹脂タイプの柔らかいものをデザイン重視で選んだことがあります。同じサイズのプラスチック製のものに比べて少し重かったですが、かわいくて気に入っていました
こちらは、ABS樹脂とポリカーボネートの混合素材でできています。
こちらは、ボディやフレームにアルミが使われています。
拡がるか
旅行に行っておみやげを買ったりして、荷物のかさが増えたとき、スーツケースの厚さが拡がるタイプであれば、入れる量を増やすことができます。
拡張機能がついているものは、スーツケースの厚さを数センチ変えられるので、行きと帰りの荷物の量が変わっても安心です。
TSAロック
アメリカを旅程に含む場合は、TSAロックに対応した鍵付きのスーツケースを選ぶのがおすすめです。
TSAロックは、アメリカでの預け荷物にランダムでチェックが入るとき、検査官はスーツケースに鍵がかかっていればその鍵を壊して開けます。
ただし、検査官はTSAロックの鍵をもっており、TSAロックに対応した鍵であれば、その鍵を使って開けられるため、壊されることはありません。
アメリカに行く予定がある場合や、今後行こうかなと思っている場合は、TSAロックに対応した鍵がついているスーツケースを選ぶのがおすすめです。
スーツケース自体についていない場合は、後付けでTSAロックをかけることもできます。
TSAロックに対応した鍵は、暗証番号でまわすことができる鍵のほかに、TSAの穴も開いているため、検査官が開けることができます。



南京錠タイプは、離れたところに荷物を置くときに鍵をかけるという用途に使えたり、スーツケースでないタイプのバッグを預けたりするときに鍵をしておけるので、一つ持っているととても便利です
ストッパーの有無
スーツケースには、ストッパーがついている商品もあります。
ストッパーがあれば、スーツケースを留めておくことができ、ずっと力を入れて支えている必要がなくなります。
電車に乗る予定や、坂を歩く予定がある場合にあると便利な機能です。



私は、ストッパーのついていないスーツケースをもって電車に立っていた時、ふいに手から離れてしまい、転がっていったスーツケースをほかの乗客の方にキャッチしてもらったことがあります。電車やバスは揺れがちなので、ストッパーがあると安心です
レンタルか購入か
スーツケースは、値段がピンキリであり、1万円を切るものから、10万円を超えるものまで多岐にわたります。
何度も旅行に行ったり、長期間にわたって使う場合であれば、お気に入りの高品質のものを購入してしまうのがおすすめです。



私は、これまでの経験上、安いものはそれなりのものであり、長く使うなら品質のよいものを選ぶのが重要だなと感じています。値段は一つの目安であり、1万円を切るものは長期間には向いていないなと思います
反対に、一度きりの旅行なら、スーツケースをレンタルするという手があります。
スーツケースをレンタルすることには、以下のメリットがあります。
- 安く済む
- 収納スペースをとられない
- ブランドものにも挑戦できる
スーツケースをレンタルすると、数回の旅行であれば、1つを買ってしまうときよりも、値段が安く抑えられます。
また、レンタル後は返却してしまうので、家での収納スペースをとりません。
また、購入するのに少しハードルがあるブランドもののスーツケースにも気軽に挑戦できます。
紹介するアールワイレンタルでは、送料や保険料込みでの料金でスーツケースレンタルを行っており、取扱品数も7,000台を超えています。
サイト内で口コミを参照することもでき、リモワなどのブランドものも扱っているため、レンタルとして気軽に選ぶことができます。
スーツケースをなくさない工夫
スーツケースは、とくに預け入れ荷物として手元を離れると、まちがえてほかの人に持っていかれたり、まれに遅れたりなくなってしまうことがあります。
そのようなトラブルを防ぐために、以下のような対策をとることができます。
- 見つけやすいスーツケースの色を選ぶ
- 荷物に目印となるものをつける
- エアタグをつけて追跡可能にする
スーツケースベルトをつけておくと、スーツケースがアクシデントで開きづらく、また自分が見つけるときの目印になり、ほかの人からも取り違えにくいです。こちらは手頃な価格で入手できます。
エアタグ(小型の位置追跡タグ)を入れておけば、iPhoneで位置情報を取得できます。
ラゲージタグがあれば、手軽におしゃれに目印をつけられます。


まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
スーツケースは、目的や利用する航空会社、使用する頻度によって、自身にぴったりなものを選んでみてください、
素敵な旅になることを願っています。