
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、飛行機が遅延、キャンセルしたときの補償の受け方について紹介します。
飛行機が遅延、キャンセルされたら
搭乗予定だった飛行機が、悪天候や人員の不足、機材の調整などで遅延、欠航(キャンセル)となることがあります。
補償には大きく分けて二つあり、一つは航空券自体の補償、もう一つは遅延、キャンセルによって必要になったホテル代や交通費の補償です。
これらの補償が受けられるかどうかは、航空会社や、航空会社の提供するサービスのレベル、遅延・キャンセルの理由などによって異なるため、予約前に確認しておくことをおすすめします。
以下では、各航空会社による補償や、保険を紹介します。
LCCの補償
ジェットスターやピーチなどのLCC(ローコストキャリア)は、機内食や機内エンタメサービスなどをオプションにすることによって、低価格で航空券を販売しています。
安さが魅力のLCCですが、飛行機が大幅に遅延、キャンセルされたときの補償は以下のように、最低限となっています。
ジェットスター | ピーチ | |
---|---|---|
同社の便への振り替え | 空席がある最早便 | 翌日から10日以内の便 |
払い戻しの受付期間 | ― | 同社起因:30日以内 不可抗力:10日以内 |
払い戻しの手段 | 支払いと同じ手段 またはフライトバウチャー | 支払いと同じ手段 またはピーチポイント |
航空券以外の補償 | なし | なし※任意の保険あり |
ピーチでは、ピーチ旅行保険のオプションとして、1万円までを補償する、航空機欠航にともなう損害への補償が提供されています。



LCCは、コストカットによって低価格を実現しているため、欠航になったときの補償が薄くなりがちです。どうしても補償を受けたい場合は、別途で保険に入るか、ANAやJALなどのフルサービスキャリアを使うのがおすすめです。ただし、保険で補償される範囲は1~2万円など、ホテル代によっては十分でないこともあります。金額を確認しておきましょう
参考:ジェットスター航空 運送約款/欠航 / 遅延決定後の航空券の取り扱い | Peach Aviation
フルサービスキャリアの補償
日本ではANAやJALが代表的なフルサービスキャリアでは、遅延やキャンセルに伴う損害の補償が手厚くなっています。
ただし、悪天候など航空会社に起因しない原因の場合は、補償内容が異なる場合があるため、各会社の約款を確認してください。
また、国際線、国内線で補償内容が異なることがあるため、注意してください。
ANA | JAL | |
---|---|---|
同社の便への振り替え | あり | あり |
払い戻しの受付期間 | 30日以内 | 30日以内 |
払い戻しの手段 | 銀行振込、電子マネーなど | 支払い時と同じ手段 |
航空券以外の補償 | あり※要領収書 | あり※要領収書 |
参考:ANA 補償に関するご案内/JAL 出発当日の空港での遅延と欠航による諸費用ついて
飛行機関連の補償が受けられる保険
海外旅行保険のなかには、航空機遅延、キャンセルに対する補償を提供しているものがあります。
各保険によって、何時間以上を補償対象の遅延とみなすか、補償金額、補償対象の損害が決められているため、確認して自身の条件に合うものを選ぶのがおすすめです。
たとえば損保ジャパンでは、海外旅行の6時間以上の遅延などに対して、2万円を上限として補償される保険を提供しています。
AIG損保では、31日以内セットプランに、飛行機トラブルへの補償がついてきます。
国内旅行では、東京海上日動により、特約をセットにすることで欠航や着陸地変更に対して1万円の補償が受けられます。
補償の受け方
補償対象の場合は、航空会社から詳細メールなど、何らかの方法で連絡がきます。
ほとんどの航空会社では、オンラインで便の変更や払い戻しの申請ができます。
たとえば、ジェットスターは「予約の確認/変更」から代替のフライトを検索したり、払い戻しを請求したりすることができます。
また、ANAやソラシドエアなどの共通の補償申し込みサイトhttps://comp-s.ana.co.jp/では、補償の申請が行えます。
こんなときどうする?
キャンセル不可のホテルを予約している
ホテルでは、各々キャンセルに関する規約を定めています。
予約したホテルがキャンセル不可プランや、無料でキャンセルができる期限を過ぎている場合、キャンセルができるかはホテル側の判断になります。
ホテルによっては、理由を伝えると柔軟に対応してくれる場合もあるため、キャンセルを考えている場合は、一度連絡を取ってみることをおすすめします。
なお、ExpediaやAgoda、トリップドットコムなどの外部サービス経由で予約した場合は、外部サービスを通じてキャンセルを打診することになります。



予約時に、やむを得ない事情でキャンセルできるかを、ホテルのキャンセルポリシーで確認しておくと安心です


まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
飛行機の遅延、キャンセルに対しては、航空会社により補償が決まっており、振替や返金、ホテル代などの補償まで各会社の規定により対応が異なります。
万が一に備えて、そのような場合に何が起こるか知っていると安心です。
素敵な旅になることを願っています。