【25年最新】時差一覧と飛行機の時間、時差ぼけ、時計の合わせ方も

この記事では、世界の時差について紹介します。

日本との時差一覧

都市	国	標準時	日本との時差	サマータイムの有無	サマータイム中の時差
東京	日本	UTC＋9	―	なし	―
ニューヨーク	アメリカ	UTC－5	－14時間	あり	－13時間
ロサンゼルス	アメリカ	UTC－8	－17時間	あり	－16時間
ロンドン	イギリス	UTC＋０	－9時間	あり	－8時間
パリ	フランス	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
ローマ	イタリア	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
ベルリン	ドイツ	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
北京	中国	UTC＋8	－1時間	なし	―
ニューデリー	インド	UTC＋5：30	－3：30	なし	―
バンコク	タイ	UTC＋7	－2時間	なし	―
ソウル	韓国	UTC＋9	なし	なし	―
シドニー	オーストラリア	UTC＋10	＋1時間	あり	＋2時間
ブリスベン	オーストラリア	UTC＋10	＋1時間	なし	―
アデレイド	オーストラリア	UTC＋9：30	＋30分	あり	＋1時間30分
パース	オーストラリア	UTC＋8	－1時間	なし	―
オークランド	ニュージーランド	UTC＋12	＋3時間	あり	＋4時間
トロント	カナダ	UTC－5	－14時間	あり	－13時間
バンクーバー	カナダ	UTC－8	－17時間	あり	－18時間
イスタンブール	トルコ	UTC＋3	－6時間	なし	―
モスクワ	ロシア	UTC＋3	－6時間	なし	―
シンガポール	シンガポール	UTC＋8	－1時間	なし	―
バリ島	インドネシア	UTC＋8	－1時間	なし	―
ホノルル	アメリカ	UTC－10	－19時間	なし	―

時差とは

地球は、1日に1回転しています。

つまり、24時間で360度まわっています。

この回転により、同じ時間でも、太陽の光が、当たっているところ（日中）と当たっていないところ（夜）が生まれます。

たとえば、日本が夜の0時の時、地球の真裏にあるブラジルは昼の12時です。

時差は、その地域同士がどのくらい離れているかによって生まれる時刻の差です。

時差の決まり方

地球は24時間で360度まわっているので、360を24で割り、その結果の15度で1時間の時差があると定義されています。

それぞれの時間はタイムゾーンといわれ、タイムゾーンの数は1時間ごとに区切った24個に加え、各地域で設定されている30分や15分刻みのものも含め、全世界で40個ほどがあるといわれています。

日付変更線とは

時差に関連して、地球には日付変更線が設定されています。

日付変更線は、「今日」と「明日」の境目を設定しています。

日付変更線をまたぐと、1日進んだり戻ったりします。

たとえば、日本より19時間遅れているハワイに行くとき、西から東に日付変更線をまたぎます。

すると、たとえば3月5日の夜に出発したとして、到着するのは現地時間は同じく3月5日の朝となります。

反対に、ハワイから日本に帰るときは、日付変更線を東から西にまたぎ、日付は進み、3月9日の朝に出発すると翌日の3月10日の朝に到着することになります。

UTCとは

時差について、パソコンの時計などの設定をしていると、「UTC」という言葉が使われていることがあります。

UTCは「Coordinated Universal Time」の略語であり、英語とフランス語の中間をとってUTCと略されることになりました。

UTCは、世界の標準的な時間を設定することで、その差を「UTC＋○○」という形で表せるようにしたものです。

たとえば、日本はUTC＋９です。

ハワイはUTC－10であり、日本とハワイの時差は19時間になります。

サマータイムとは

サマータイムとは、夏を中心とした期間の時間を1時間進めることによって、日中の太陽があたる時間を増やすしくみです。

サマータイムが採用されている国では、春から秋にかけて、時間が1時間進みます。期間は国によって異なります。

日本はサマータイムを採用していないため、サマータイム中は日本との時差が1時間縮まるか、広がることになります。

世界各都市と日本の時差

以下では、世界の主要都市と日本の時差、また、サマータイムを実施しているかどうかを一覧で紹介します。

都市	国	標準時	日本との時差	サマータイムの有無	サマータイム中の時差
東京	日本	UTC＋9	―	なし	―
ニューヨーク	アメリカ	UTC－5	－14時間	あり	－13時間
ロサンゼルス	アメリカ	UTC－8	－17時間	あり	－16時間
ロンドン	イギリス	UTC＋０	－9時間	あり	－8時間
パリ	フランス	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
ローマ	イタリア	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
ベルリン	ドイツ	UTC＋1	－8時間	あり	－7時間
北京	中国	UTC＋8	－1時間	なし	―
ニューデリー	インド	UTC＋5：30	－3：30	なし	―
バンコク	タイ	UTC＋7	－2時間	なし	―
ソウル	韓国	UTC＋9	なし	なし	―
シドニー	オーストラリア	UTC＋10	＋1時間	あり	＋2時間
ブリスベン	オーストラリア	UTC＋10	＋1時間	なし	―
アデレイド	オーストラリア	UTC＋9：30	＋30分	あり	＋1時間30分
パース	オーストラリア	UTC＋8	－1時間	なし	―
オークランド	ニュージーランド	UTC＋12	＋3時間	あり	＋4時間
トロント	カナダ	UTC－5	－14時間	あり	－13時間
バンクーバー	カナダ	UTC－8	－17時間	あり	－18時間
イスタンブール	トルコ	UTC＋3	－6時間	なし	―
モスクワ	ロシア	UTC＋3	－6時間	なし	―
シンガポール	シンガポール	UTC＋8	－1時間	なし	―
バリ島	インドネシア	UTC＋8	－1時間	なし	―
ホノルル	アメリカ	UTC－10	－19時間	なし	―

当ブログ「雨ならいいのに。」で取り扱っている国ごとの詳しい時差については、以下の記事で紹介しています。

例えば、オーストラリアは州ごとにタイムゾーンとサマータイムの実施の有無が異なるので、上記表では一部の都市（メルボルン、ケアンズ、キャンベラ、ダーウィンなど）を省略していますが、以下の記事では詳しく取り扱っています。

時差に関する気になるポイント

時差に関して、海外旅行で気になるポイントを紹介します。

航空券・ツアーの時刻

海外旅行の際の航空券やツアーの日程には、出発や集合の各時刻が記載してあります。

その時刻は、現地時刻で表記されています。

航空券の出発時間は出発地の時刻、到着時間は到着地の時刻が適用されます。

現地のツアーやホテルのチェックイン、チェックアウト時間、飛行機の出発時間などは、日本の時刻ではなく、現地の時刻が適用されるため、現地時間で動くようにします。スマホや腕時計の設定については下記を参考にしてください。

スマホ、パソコンの設定、腕時計

スマホや腕時計の時刻は、自動設定になっていれば、サマータイムを含め、自動的にその地の時間が表示されます。

ただし、電波時計の場合、現地の電波を拾える時計のみ電波時計として作用します。

電波が受信できない場合や手動設定の時計は、手動で時刻を設定する必要があることを覚えておくと安心です。

また、パソコンが日本の時刻になっている場合、設定から、タイムゾーンを変更でき、現地の都市を含むタイムゾーンを選択すれば、サマータイム中かどうかにかかわらず正しい時刻が表示されます。

アップルウォッチは、ペアリングされているiPhoneと時刻が同期するので、設定不要で時差に対応できます。

アップルウォッチは、廉価版のSEであれば3万円代から手に入ります。コスパ重視の方や、はじめてのアップルウォッチにおすすめです。

新しいシリーズ10は、アップルウォッチ史上もっとも薄くなり、ディスプレイも大きくなりました。より多くの機能や充電のもちを重視する場合におすすめです。

日本と連絡できる時間帯は？

たとえば、時差が―7時間のイタリアと日本の時間を対応させると以下の例のようになります。

イタリア時間	日本時間
8：00	15：00
12：00	19：00
15：00	22：00

イタリアの場合、日本にいる家族や友人と連絡をとりたいときは、イタリアが朝から夕方にかけての時間がおすすめです。

日本と現地の時差が開けば開くほど、連絡しやすい時間が限られます。あらかじめ日本時間を確認しておくと連絡の予定が立てやすくなります。

時差ぼけが心配

海外旅行の際、普段生活しているリズムと異なるタイムゾーンの時間に合わせて生活するために起こる体調不良を時差ぼけといいます。簡単に言えば、昼夜逆転のようなことが起こります。

時差ぼけの対策として、飛行機では、現地の夜の時間に合わせて寝たり、日本にいるうちから現地の生活に近づけて少しずつ夜更かししたり、反対に早寝したりすることがあげられます。

同じ国でも時差がある？

国のサイズによっては、同じ国でも複数のタイムゾーンが適用されている場合があります。

たとえばアメリカでは、東西に広いため6つのタイムゾーンが存在しています。

タイムゾーンが複数存在する国では、国内移動であっても現地時間を考慮する必要があります。

反対に、イタリアやニュージーランドなど東西にそこまで長くない国では、国内でタイムゾーンは統一されています。

統一されている国では、都市同士の時差は気にしなくて大丈夫です。

日本と一番時差が大きいのは？

日本との時差がもっとも小さい国は韓国であり、日本と同じタイムゾーンが適用されています。

反対に、日本との時差がもっとも大きいのは、アメリカの「ハウランド島」と「ベーカー島」であり、タイムゾーンはUTC－12で、日本との時差は－21時間です。

ハウランド島、ベーカー島はアメリカ本土の近くではなく、オーストラリアから北東方向にあり、フィジーやトンガの近くにありますが、ハウランド島とベーカー島のみ、UTC－12というタイムゾーンを今日まで採用しています。

ハウランド島とベーカー島は、もっとも遅いタイムゾーンで、明日になるのが世界一遅い場所です。

上記の２つの島は無人島であり、有人島では、UTC－11に属するサモアやニウエ島などがもっとも遅くなっています。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

時差は地球の回転と関係しており、場所によって日本との時差が生じます。

飛行機やツアーの時刻は現地の時刻となっているため、時計やスマホの設定をチェックしてみてください。

素敵な旅になることを願っています。