
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、タイの祝日について紹介します。
タイの祝日
タイの祝日とは
タイにも、日本と同じように祝日があります。
祝日には、学校や一部の業種をのぞく会社がお休みになります。
タイの祝日も、日本の祝日、たとえば「勤労感謝の日」や「春分の日」、「天皇誕生日」などのように、それぞれの意味をもって祝われる日です。
タイの祝日一覧
2025年のタイにおける祝日を一覧で紹介します。
1月1日(水) – 元日(New Year’s Day)
4月14日(月) – ソンクラーン祭り(Songkran Festival)
4月15日(火) – ソンクラーン祭り(Songkran Festival)
4月18日(金) – グッドフライデー(Good Friday)
5月1日(木) – タイ労働者の日(Thai Labour Day)
5月12日(月) – ヴィサカブチャデー振替休日(Substitution for Visakha Bucha Day)
6月9日(月) – 国王誕生日(Sovereign’s Birthday)
7月28日(月) – 国王陛下誕生日(H.M. the King’s Birthday)
10月13日(月) – 国王プミポン・アドゥンヤデート大王記念日(H.M. King Bhumibol Adulyadej the Great Memorial Day)
12月25日(木) – クリスマス(Christmas Day)
12月26日(金) – ボクシングデー(Boxing Day)
12月29日(月) – 追加の祝日(Additional Post Holiday)
12月30日(火) – 追加の祝日(Additional Post Holiday)
12月31日(水) – 大晦日(New Year’s Eve)
データ参照元:Public Holidays 2025
各祝日の意味
以下では、おもな祝日のもつ意味を紹介します。
日付 | 名前(タイ語、日本語) | 意味 |
---|---|---|
1月1日(水) | วันขึ้นปีใหม่ (元日) | 新年を祝う日 |
4月13~15日 | สงกรานต์ (ソンクラーン) | タイの新年を祝う水かけ祭り |
5月1日(木) | วันแรงงาน (タイ労働者の日) | 労働者の権利を祝う日 |
5月12日(月) | วันวิสาขบูชา (ヴィサカブチャデー) | 仏教におけるブッダの誕生、成道、入滅を記念する日 |
7月28日(月) | วันเฉลิมพระชนมพรรษาฯ (国王誕生日) | 現国王の誕生日を祝う日 |
10月13日(月) | วันคล้ายวันพระราชสมภพ (国王プミポン記念日) | 国王プミポン・アドゥンヤデート大王の記念日 |
12月5日(金) | วันชาติ (国王誕生日) | 前国王誕生日を祝う日 |
12月10日(木) | วันรัฐธรรมนูญ (憲法記念日) | タイの憲法が制定された日 |
12月25日(木) | วันคริสต์มาส (クリスマス) | イエス・キリストの誕生を祝う日 |
12月31日(水) | วันสิ้นปี (大晦日) | 新年を迎えるための大晦日 |
タイの大晦日、正月
タイの大晦日と正月には、各地でイベントが行われます。
大晦日のイベントとしては、とくにチャオプラヤ川沿いで行われる花火が有名です。
また、正月はリラックスする日としておもに家族と過ごします。
ソンクラーン
ソンクラーンは、4月13日に始まる、タイで正月に行われる伝統的なイベントです。
ソンクラーンでは、盛大な水かけを行いますが、水かけは浄化や経緯、幸運を意味しています。
ちなみに、「ソンクラーン」の由来は、サンスクリット語で「移る」ことを意味し、太陽が新年の異なる軌道に「移る」ことからきているといわれています。
タイのクリスマス
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。
タイでは国民のうち仏教徒が大半であるため、キリスト教のお祝いという側面はそこまで大きくはなく、イベントとして楽しむことが多いです。
クリスマスのデコレーションが施されたり、ショッピングモールで巨大なツリーとともに大規模なクリスマスイベントが開かれたりします。
日本との違い
タイと日本の祝日の違いとしては、どのようなことがあるのでしょうか。
祝日の数
タイと日本の祝日の数を比較してみます。
以下では、2025年の祝日の数をもとに、タイと日本の祝日を比べています。
の祝日 | 日本の祝日 |
---|---|
計14日 | 計16日 |
ただし、タイでは観光や消費を促進するため、政府によって臨時で祝日が設定されることがあります。実際に、2025年から26年にかけて、3日分が追加され、連休となるように調整されています。
そのため、タイの祝日はこれより実際は多くなることがあります。



祝日を即席で作ってしまうなんて、夢のような話ですね
データ参照元:รัฐบาลไทย-ข่าวทำเนียบรัฐบาล-ครม. ไฟเขียว! เพิ่มวันหยุดราชการพิเศษ ปี 68-69 กระตุ้นการท่องเที่ยว
祝日の意味
タイと日本、どちらにもある祝日ですが、その意味は少し異なる部分があります。
タイでは、祝日の多くが宗教(仏教)にかかわっており、連休となることもあります。
対して日本では、仏教由来のものから、自然に基づく祝日もあります。春分の日や秋分の日などが代表的です。
また、タイでは国王の誕生日を祝う日もありますが、現国王だけでなく、これまで在位していた国王で、とくに尊敬を集めた国王の誕生日を伝統的に祝う文化があります。



タイでは、現在の国王だけでなく歴代の国王の誕生日も祝日として残ることがあるのが、文化の違いを感じて興味深いです
祝日の気になるポイント
お店は営業している?
タイのお店は、祝日であっても一部の個人商店などをのぞき、営業している場合が多いです。
今年は2568年⁉
年を表す際、日本をはじめとする国々で一般的な西暦は、タイでは使われていません。
タイでは、タイ暦を採用しており、公の場でもタイ暦が使われています。
タイ暦は、以下の式で求めることができます。
タイ暦 = 西暦 + 543年
たとえば2025年であれば、2025+543=2568年ということになります。
タイ暦は、仏教の教祖である仏陀が入滅した年といわれる紀元前543年を起点とし、数えられる暦です。
タイで見かける日付やカレンダーなどではタイ暦が使われていることも多いため、旅行の際は注目してみてください。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
タイの祝日は、日本の祝日と異なる日付けや意味、文化があります。
歴代国王誕生日の祝日など、日本との違いを知ると興味深い点も多くあります。
素敵な旅になることを願っています。