【25年最新】イタリアで運転する方法!国際免許・書き換え・翻訳

イタリアでの運転方法(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、イタリアで車を運転する方法について紹介します。

この記事でわかること
  • 滞在目的と期間に応じた運転方法
  • 必要な書類、申請
  • 交通ルールについて
目次

イタリアで運転する

イタリアをはじめとする外国では、日本の運転免許証をもっている人に運転を許可するしくみがあります。

イタリアで運転するには、滞在期間別に手続きや必要なものが決まっており、それに従う必要があります。

以下では、

  • 住民登録をしない滞在・住民登録から1年以内の場合
  • 住民登録から1年以上経過した場合

にわけて、必要な手続きを紹介します。

①住民登録をしない滞在・住民登録から1年以内の場合

住民登録をしない滞在・住民登録から1年以内の場合、イタリアで運転するには、以下の2つの方法があります。

  • 日本の運転免許証+翻訳文書
  • 日本の運転免許証+国際運転免許証

いずれの場合も、日本の運転免許証を携行する必要があります。

以下では、各方法についてくわしく紹介します。

日本の運転免許証+翻訳文書

日本の運転免許証に加えて、翻訳文書で英語に翻訳することで、イタリアで運転することができます。

翻訳文書としては、総領事館で発行された抜粋証明書が受け入れらています。

総領事館の抜粋証明書は、正確には「自動車運転免許証抜粋証明」といい、現地語で日本の有効な運転免許証を所持していることを証明するためのものです。発行には、「証明書発給申請書」、「自動車運転免許証の原本※マイナ免許証は対象外」、「パスポート原本」が必要です。

参考:【イタリアにて運転するための翻訳証明】 | 在ミラノ日本国総領事館

翻訳文書を日本の運転免許証、パスポート、ビザと携行することによって、イタリアで運転することが可能になります。

日本の運転免許証+国際運転免許証

イタリアで運転するために考えられるもう一つの方法として、国際運転免許証があります。

国際運転免許証は、ジュネーブ条約という、武力紛争時の対応を定めた国際的な条約に加盟した国の間で有効となる免許証です。基本的には国際免許証をもっていれば、日本の運転免許証と携行することによって運転が可能となります。一部、ジュネーブ条約に加盟していても、共通の様式を採用していない国もありますが、イタリアでは使うことができます。

ジュネーブ条約を締約している国は100か国以上あり、以下には一部の国のみを示しています。

  • アイスランド
  • アメリカ
  • インド
  • イギリス
  • イタリア
  • オーストラリア
  • オーストリア
  • 韓国
  • トルコ
  • ニュージーランド
  • フィリピン
  • スペイン
  • タイ
  • マレーシア
  • 南アフリカ
  • エジプト など

国際免許証は、発行日から1年間有効の免許証であり、更新という制度はなく、失効してから再び使いたい場合は、再発行という手続きを踏むことになります。

国際免許証は、各都道府県の警察署や運転免許試験場にて申請、交付を受けられます。例えば東京都では、府中・鮫洲・江東の運転免許試験場、神田・新宿の運転免許更新センター、世田谷・板橋・立川の警察署で交付を行っています。

国際免許証の発行料は、2,250円となっています。国際免許証の申請に必要なものは、以下の通りです。

  • 日本の運転免許証
  • 写真
  • パスポート※または航空券やホテルの予約表などの渡航証明
  • 過去の国際免許証※ある場合

国際免許証と日本の運転免許証、パスポート、ビザを携行すれば、イタリアで運転することが可能です。

②住民登録から1年以上経過した場合

イタリアに住民登録してから1年以上経過する場合は、イタリアの発行する運転免許証に切り替えることが必要となります。

イタリアでの免許の切り替え時には、通常筆記テストや実技テストが必要なのですが、日本は認定国のひとつであるため、普通車・オートバイの免許切り替え時には、これらのテストは免除されます。

切り替えの手続きには、イタリア各州にある運転免許センターで申請できます。

切り替えに必要なものは、以下の通りです。

  • 申請書(TT2112)
  • 日本の運転免許証と両面コピー※有効期限内のもの、かつ、住民登録以前に取得したもの
  • 免許証の翻訳(領事館によるもの)※必要な州
  • パスポートなどの身分証明書から1点
  • 認定医師による検査の証明書
  • 費用(手数料10.20ユーロ+印紙32ユーロ)

参考:Conversione patente estera | Ministero delle infrastrutture e dei trasporti

イタリアのおもな交通ルール

以下では、イタリアで運転するときに知っておきたい代表的なルールを紹介します。なお、イタリアは日本と反対の右側通行です。

速度制限

イタリアでは、以下のように制限速度が設定されています。

道の種類制限速度
市街地50km/h
市街地外の一般道(2級道路)90km/h
幹線道路(1級)110km/h※免許取得3年未満は90km/h
高速道路130km/h※雨天時、免許取得3年未満は110km/h

ただし、学校の近くや街の中心部ではより遅い制限速度が設定されていたり、一時的な工事で異なる制限速度が設定されていることがあるため、標識に注意してください。

参考:安全運転のために | 在ミラノ日本国総領事館

ラウンドアバウト

イタリアには、ラウンドアバウトとよばれるロータリーが設置されています。

ラウンドアバウトは、中心部を反時計回りに進行する交差点であり、信号がないため、ルールに従う必要があります。

ラウンドアバウトでは、左側の車両を優先することになっています。

また、ラウンドアバウトに入るときには、すでにラウンドアバウトに入っているほかの車両に道を譲る必要があります。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

イタリアでは、独自の交通ルールや免許に関する規定があります。

事前にルールを理解して、ドライブを楽しんでください。

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この記事を書いた人

日本全国2周、ヨーロッパ留学、NZワーホリなどを経て、現在オーストラリアの大学院に留学中。

有意義で、わかりやすく、誠実なブログ作りをこころがけています。

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