この記事では、タイの電源事情についてご紹介します。
この記事でわかること
タイの電源事情について徹底解説!
タイに行くとき、気になるのが電源(コンセント・電圧)についてです。
しかし、多くのサイト・ブログを見ても、ぼんやりとした解説しかされていなかったり、紹介されている変圧器にドライヤーが使えるのか明言を避けていたり、マルチプラグを変圧器であるかのように紹介していたりと、漠然とした情報や誤った情報が錯綜しています。
結局、プラグと変圧器とは何なのか、変圧器はどういう場合に必要なのか、たくさんのサイトを読んでもいまいち理解できないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、日本とタイのコンセントの形状と電圧の違いについて説明し、また、通販で購入できる、タイで実際に使用できる、おすすめの変換プラグと変圧器を紹介しています。
結論はこちらです。
100~250V電圧に対応した電化製品のみを持っていく場合(スマホ・PCなど) | → | プラグ/マルチプラグのみでOK |
100~250V電圧に対応していない電化製品を持っていく場合(ドライヤー・ヘアアイロンなど) | → | プラグ/マルチプラグ+変圧器が必要 |
以下で、くわしく説明します。
そもそも電圧とコンセントの形状とは?
海外旅行で日本の電化製品を使うとき、考えるべきことは2つです。
- 電圧
- コンセントの形状
日本と外国とで異なる電圧
日本の電圧は、100Vです。
それに対して、世界の電圧は、国によって異なり、最高で250Vとなっています。
しかし日本の電化製品のほとんどが、100Vまでに対応したつくりになっています。
そのため、たとえばタイの110~220Vの電圧が流れると、電圧が大きすぎるため使えないだけでなく、最悪壊れたり、火事になってしまうことがあります。
なので、「変圧器」というものを使って、電源に流れる110~220Vの電圧を100Vに下げます。
すると、100Vに対応した日本の家電が使えるようになります。
スマホ・パソコンには変圧器は必要なし
ただし、スマホやパソコンについては例外的です。
スマホやパソコンのほとんどが、110~220V、つまり世界中のほとんどの電圧に対応できるようになっています。
そのため、コンセントに差し込むプラグの形状をこのあと紹介する「変換プラグ」によって変えるだけで、スマホを充電することができます。
タイのコンセントの形状
タイのコンセントはAタイプ、BFタイプ、Cタイプ、Bタイプ、B3タイプの5種類が使用されています
このうち、A・C・BFタイプが主に使われています。
Aタイプは日本と同じ形状なので、Aタイプであれば、スマホ・パソコンは日本と同じように充電することができます。
コンセントがBF/C/B/B3タイプであった場合、「変換プラグ」を使うことによって、日本のAタイプからBF/C/B/B3タイプに変換します。
そうすると、コンセントにはまるようになるので、電源を利用することができます。
海外旅行に必須の「変換プラグ」
変換プラグは、日本とは異なるコンセントの形状に対応するためのものです。
スマホやパソコンの充電にも必要なので、変換プラグは海外旅行に必須のアイテムといえるでしょう。
プラグには2種類ある
変換プラグですが、単体、たとえば「Cタイプのみ」のものと、1つでほとんどの国に対応可能なマルチプラグがあります。
マルチプラグは、形を組み替えることで、全世界で使用できるので、とても便利な一方、コンセントに差し込んだ時に少々ぐらついたりするので、複数の国を周遊する方や、短期間の旅行におすすめです。
最近は、USBをそのまま挿せるタイプのマルチプラグもあります。
私は基本、マルチプラグをもっていきます。また、長期滞在する予定がある国には、単体のプラグをもっていきます。マルチプラグはタイのコンセントのタイプに対応できるので、マルチプラグをひとつはもっておくのが安心かと思います
単体のプラグは、ぐらつくことなくしっかりとコンセントにはまるので、一つの国だけを訪問する人や、長期間滞在する人におすすめです。
変圧器の選び方
変圧器は、スマホやパソコンには必要ありませんが、自分のお気に入りのドライヤーやヘアアイロンなど、100Ⅴのみ対応の電化製品を日本から持っていくときに必要になります。
変圧器は、製品によっては、ドライヤーなど消費電力(w)が大きいものには対応していないことがあります。
そのため、「ドライヤーに対応している」ことが明言されている変圧器を購入する必要があります。
こちらは、C・BF・Aタイプに対応可能で、ドライヤーでも使えると明記されています。
世界中の電圧に対応している電化製品も
ドライヤーやヘアアイロンは、それ自体が海外の幅広い電圧に対応している商品もあります。
消費電力(w)の大きいドライヤーやヘアアイロンなどは、そういったものを購入してもっていくのもおすすめです。
ドライヤーは、シンプルなものだと、2,000円台から手に入ります。
マイナスイオンなどの機能がついているものもあります。
大人気のナノケアには、海外対応のモデルがあります。
ヘアアイロンにも、海外対応商品があります。
私の愛用するサロニアのヘアアイロンは、安価(3,000円台~)で品質がよい、かつ、世界中の電圧に対応しています
タイには必要に応じて変圧器をもっていこう
タイの電源は、125~220Vであるため、海外の電圧に対応していない日本の電化製品を持っていく場合、変圧器が必要になります。
スマホやパソコン充電のみであれば、変換プラグのみで大丈夫です。
ご自身の状況に合わせ、持ち物を整理してみてください。