
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、イタリアのローマにある「真実の口Bocca della Verità」についてご紹介します。
真実の口とは

真実の口は、ひげを生やした男性が大きく口を開いた表情を表した大理石の彫刻です。
ローマの大人気観光地として、人気を集めています。
真実の口は何のためのもの?
真実の口は、古代につくられたといわれています。
雨水を集めるためのマンホールだった真実の口は、近くにあった神殿の、排水口として使われていたと考えられています。
13世紀に神殿から教会に移動され、17世紀には現在の位置に移されたといわれています。

もともとは排水口だなんて、そう見えないのでとても意外です。当時の人は、マンホールに顔を描くユニークな感性をもっていたのですね。現在の日本のマンホールにご当地の絵が描かれているのと共通点を感じてしまいます
真実の口は何を表している?
真実の口は、ひげの生えた男性が描かれています。
これは、一説では、オケアノスという、巨大な海の神を表しているといわれています。
海の神や川の神は、雨水を「飲み込む」と考えられていたため、海や川の神を描いたのです。

真実の口の顔は、海の神を表していたのですね。当時の人々は、神の力にあやかって、自然を治めようとしていたのですね
そんな真実の口ですが、ぽつんとそれだけがあるわけではなく、サンタ・マリア・イン・コスメディンという教会の、外にある壁にあります。

壁沿いに行列ができていて、手を入れて写真を撮るために順番を待っていました。また、教会にも入ることができ、神聖な空気に触れることができます

真実の口の伝説
真実の口には、中世から語り継がれる伝説があります。
それは、「嘘をついている者は入れた手をかみちぎられる」というものです。
15世紀後半には、この彫刻は「真実の口」と呼ばれるようになったといわれています。

オードリーヘップバーン主演の名作映画「ローマの休日」では、手を入れた男性が抜けなくなったふりをして、女性を驚かせるという有名なシーンがあります。
「ローマの休日」によって有名となった真実の口は、今でもたくさんの観光客を魅了しています。
真実の口へのアクセスは?
メトロ「チルコ・マッシモ駅」から徒歩11分です。

真実の口への入場料は?

真実の口・教会ともに入場無料です。
また、募金箱が設置されています。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
真実の口は、もともとは雨水を排出するためにあったものが、伝説とともに観光名所になったのは興味深いですね。
ぜひ歴史ある真実の口を訪れてみてください。
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