
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、イタリアのローマにある「カラカラ浴場 Terme di Caracalla」をご紹介します。

カラカラ浴場とは
カラカラ浴場とは、古代ローマにおいて、市民に温浴施設として開放されていた遺跡です。
カラカラ浴場は、1980年に世界遺産に登録されました。

阿部寛さん主演映画「テルマエ・ロマエ」のような空間が広がります。

ちなみに、「テルマエ・ロマエ」は「複数の温泉」という意味があり、温泉好きの古代ローマ人の文化を表しています
カラカラ浴場の歴史
カラカラ浴場の歴史は古く、AC212年から216年にかけて建てられました。
また、そのときの皇帝の名は「カラカラ帝」でした。
カラカラ浴場は、一般の市民になんと無料で開放され、階級の違いに関係なく利用できました。
当時の人々は、入浴だけでなく、読書したり、他人と歓談したり、ウォーキングしたりと、さまざまな目的で訪れていました。

日本でいうスーパー銭湯のようなものでしょうか。日本人はシャイな傾向にありますが、ローマの人々は社交的で、入浴で身を清めるだけでなく、人々と交流する場としての機能を持っていたのだと想像します

537年、東ゴート族にローマが包囲されてから、カラカラ浴場も使われなくなりました。
カラカラ浴場の発掘は、意外にも新しく、1824年から行われました。(16世紀にも一部装飾品が発掘されています)
その後、一般公開され、現在は世界中の人々が訪れる、ローマの人気スポットとなっています。

カラカラ浴場は、本当に一面が遺跡で、最近の建物がまったくみられず、古代にタイムスリップしたかのような気分になりました。この場で古代のローマ人が湯浴みをしていたと考えると、温泉好きの私としては、共通点にうれしくなってしまいます
カラカラ浴場のしくみ
カラカラ浴場では、「ハイポコースト」といわれる、地下で石炭と木材を燃やし、水を熱するしくみを利用してお風呂をわかしていました。
また、水はカラカラ浴場を通っていた水道橋から入手していました。

この水道橋は、19世紀まで使われていたといわれています。ここまで古い(3世紀につくられた)と、19世紀がすごく最近のように感じてしまいますね
カラカラ浴場の入場料は?
カラカラ浴場への入場料は、大人1人につき13ユーロ(約2,119円)です。
ローマ・パスでも入場(無料または割引)することができます。
カラカラ浴場へのアクセスは?
カラカラ浴場へは、メトロ「Circo Massimo(チルコ・マッシモ)駅」から徒歩11分でアクセスできます。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
カラカラ浴場は、古代の人々が利用した温浴施設が残る世界遺産です。
テルマエ・ロマエさながらの雰囲気を感じることができるおすすめのスポットです。
ぜひ訪れてみてください。
素敵な旅になることを願っています。
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