
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、イタリア・ローマにある「サンタンジェロ城Castel Sant’Angelo」についてご紹介します。
サンタンジェロ城とは
サンタンジェロ城とは、ローマのアドリアーノ公園にある、円筒状の建物です。
オードリーヘップバーン主演の名作映画「ローマの休日」でも舞台の一つになりました。

いわゆる「お城」の形ではなく、まるい形をしています。このあと解説する「要塞」という役割が深くかかわっています

また、当時の皇帝の名前をとって、別名「ハドリアヌスの霊廟」とも呼ばれています。
サンタンジェロ城は、もともとはハドリアヌス皇帝とその家族のためにつくられた霊廟(霊を祀る建造物)でした。

ハドリアヌス皇帝は、「テルマエ・ロマエ」にも登場した、五賢帝のひとりです
サンタンジェロ城の歴史
その歴史は古く、なんと、AC134年から139年にかけて建てられたといわれています。
401年になると、サンタンジェロ城はローマの城壁に取り入れられ、要塞に改築されました。
この時点で、当初のサンタンジェロ城は大部分が破壊されたといわれています。
中世には、城は刑務所や教皇の避難所として用いられ、最終的には軍の用途に使用されるようになります。

サンタンジェロ城は、ヴァチカン宮殿と回廊でつながっていることから、教皇の安全な避難場所として使われたと考えられています
サンタンジェロ城は、1901年に城(軍事利用)としての役割を終え、現在は博物館となっています。
サンタンジェロ城の構成は?
サンタンジェロ城は、7階まであります。

- 1~3階…霊廟
- 4階…中庭や部屋
- 5階…教皇の部屋だった空間(ルネサンス様式)
- 6階…図書室やハドリアヌスの部屋→刑務所
- 7階…17~18世紀につくられた部屋

それぞれの階がそれぞれの役割をもっていて、さらに歴史的な遷移を感じることができます。さらに、回廊からは、ローマを見渡せるすばらしい景色を望むことができます

サンタンジェロ城の営業時間は?
サンタンジェロ城は、朝の9:00から19:30まで営業しています。
最終入場は、閉館の1時間前(18:30)です。
また、定休日は、月曜日です。
サンタンジェロ城の入場料は?
サンタンジェロ城への入場は、有料となっています。
大人1人につき、16ユーロ(予約料+1ユーロ)です。
土日・祝日には予約が推奨されています。

私は予約なしで土曜日に行きましたが、スムーズに入ることができました。心配な方は予約をしておくと安心です
ローマパスがある場合は、無料または割引になります。
サンタンジェロ城へのアクセスは?
サンタンジェロ城には、メトロ「Lepanto駅」から徒歩18分でアクセスできます。
駅から城へ向かっていくと、「サンタンジェロ橋」という橋がかかっており、それを渡ることで行くことができます。

威厳ある橋とお城がつながっていて、素敵な雰囲気でした。まわりを堀で囲んだ日本のお城との共通点を感じました
近くには、ヴァチカン市国があり、「サンピエトロ大聖堂」や「ヴァチカン美術館」などのスポットがあるので、これらとあわせてまわるのもおすすめです。


まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
サンタンジェロ城は、その名称のイメージから離れた外観をしており、霊廟や要塞という用途を通して、ローマの歴史を感じることができます。
ぜひ訪れてみてください。
素敵な旅になることを願っています。
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