
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、アメリカ(ハワイ含む)に行くときに必要なESTAについて紹介します。
ESTAとは
ESTAとは、日本などからアメリカに渡る際に、ビザ免除で入国するときに必要な電子渡航認証です。
アメリカの電子渡航認証システムは、ESTA(エスタ)といいます。
ESTAは、公式サイトや公式アプリ、エージェント、航空会社から申し込めます。



ESTAは公式サイトに似た非公式サイトが、ほかの国に比べてたくさんあります。最低限の費用で済ませたい場合は、公式サイトまたは公式アプリから申請するのがおすすめです
ESTAが必要な場面
ESTAは、アメリカにビザ免除で入国する際に必要となる認証です。
ESTAは電子渡航認証であり、通常のビザより手続きが簡易になっているため、観光でアメリカを訪れる日本人にとってもっとも有力な選択肢です。
アメリカに90日以内の滞在予定であれば、ESTAを申請するのがおすすめです。
また、飛行機がアメリカで乗り継ぎの場合でも、ESTAが必要となります。
ESTAの滞在期間
ESTAが発給されると、2年間有効となり、1回の渡航で最長90日間アメリカに滞在することができます。
たとえば、25年の5月19日に申請し、5月20日に発給されたとすると、2年後の27年5月19日まで有効となります。
ただし、パスポートの有効期限が切れてしまった場合は、ESTAも同時に切れてしまうため、新しいパスポートでもう一度申請する必要があります。
パスポートの有効期限が2年以内に迫っている場合は、更新しておくことをおすすめします。
パスポートのくわしい更新方法、新規での発行方法は以下の記事を参考にしてください。


ESTAの費用
ESTAを申請する際に、手数料として4ドル、認証が降りると17ドル、合計21ドルがかかります。
支払いはクレジットカード、デビットカード、ペイパルで行うことができます。



サービスによっては、倍以上の高額な費用を請求されることもあるので、自分で公式アプリかサイトから行うのが確実でおすすめです
ハワイでは、カード払いが主流となっています。両替方法や支払い事情について、くわしくは以下の記事で紹介しています。


ESTAの申請ができる人
ESTAは、ESTAのシステム対象国のパスポートを持っている人が利用できます。
日本はビザ免除かつESTA対象国なので、ESTAで入国することができます。
もしも滞在を90日より延長する場合は、国内から何らかのビザを申請する必要があります。
ESTAの申請は、家族分を申請したい場合、グループ申請として同じメールアドレスで申請可能です。
ESTAを申請する時期
ESTAの申請から付与まで、早い時はすぐにメールが届きますが、最大で72時間かかるとされています。
飛行機の搭乗の際、チェックインでESTAやビザが発給されているかを確認されることがあるため、空港到着より前に発給されていることが重要です。



私は申請したその日のうちに発給メールがきました。発給から2年間有効なので、予定と照らし合わせ、アメリカを出国する日から2年を切った時点で、できるだけ早めに申請するのが安心でおすすめです


参考:Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection
ESTA申請に必要なもの
ESTAの申請に必要なものは以下の通りです。
- クレジットカード、デビットカード、ペイパルのいずれか
- メールアドレス
- パスポート※アプリの場合
ESTAの申請方法と記入事項
ESTAの具体的な申請方法と記入事項をステップ形式でアプリでの申請、ウェブでの申請をそれぞれ紹介します。
なお、入力はすべて英語またはローマ字で行う必要があります。
アプリでの申請手順
アプリの説明が表示されます。「操作の継続」で次に進みます。
また、セキュリティや同意事項が出てくるため、次に進むには「同意する」や「開始する」「操作の継続」をタップしていきます。
パスポートの顔写真があるページを開き、情報が写るように調整し、スキャンします。
パスポートの内容が正しければ、次に進みます。
パスポートにスマホの裏面をつけて、チップを読み取ります。読み取れない場合は位置を調整してみてください。
内容が間違っていないか確認し、次に進みます。
パスポートの所持者の顔写真を撮影します。
パスポートの顔写真と同一人物であるかを確認するものなので、顔のパーツが隠れないように撮るのがスムーズでおすすめです。
パスポートの内容をもとに、すでに自動で入力されている箇所があります。入力されていないところがあれば、必要事項を入力します。
メールアドレスの欄には、ESTA発給などの知らせがきます。正確に入力するようにします。
入力したメールアドレスに認証コードが送られてくるので、コードを入力し認証します。
個人情報では、以下のことを入力します。
- 他の名前、別称を通用しているか
- ほかの国でパスポートや渡航の証明書を発行されたことがあるか
- 住所※番地から、日本式の反対順で英語で入力
- 電話番号※日本の国番号は+81、番号は先頭の0をとった電話番号
- ソーシャルメディア※ある場合
- CBPグローバルエントリーなどのメンバーか※認証済みの人に入国手続きの簡易化を提供するためのもの、ない場合は「いいえ」
- 両親の名前
- 勤務先※雇用主には会社名を記入。住所は英語式。ない場合は「UNKNOWN」と入力。アメリカへの移住目的でないことを証明する要素のひとつのため、正直に入力


アメリカでの滞在情報などを入力します。
- 乗り継ぎのための入国か
- アメリカでの連絡先※ホテル名または友人の情報とホテルまたは家の住所を入力
- アメリカでの滞在先※連絡先と同じ場合は省略
- 緊急連絡先※家族など日本にいる人でもOK


適格性の質問では、アメリカ入国にあたり、入国者を審査するための重要な情報を確認します。
- 身体、精神の疾患があるか、薬物乱用、依存症があるか、またはあてはまる疾病があるか
- 逮捕、有罪判決を受けたことがあるか
- 違法薬物の法規に違反したことがあるか
- テロやスパイなどに参画したこと、しようとしたことがあるか
- アメリカのビザ、入国を目的に詐欺や不正をしたことがあるか
- アメリカでの就労を考えているか、あるいは米国政府の許可なしで雇用されたことがあるか
- アメリカで入国拒否などをされたことがあるか
- アメリカに期限を超過して滞在(オーバーステイ)したことがあるか
- 当てはまる国に渡航、滞在したことがあるか
これまで入力した内容の確認画面になるので、良ければ次に進みます。
支払いは期限までに行う必要があります。支払いをすぐに行わない場合、生年月日、申請番号、パスポート番号を控えておくようにします。
支払いにはクレジットカード、デビットカード、ペイパルが使えます。
申請が終わると、保留中(Pending)となります。これが承認(Approved)となれば発給されています。
ウェブでの申請手順
以下では、ウェブ上で申請する場合の入力事項を紹介します。
ウェブで行う場合は、https://esta.cbp.dhs.gov/にアクセスして開始します。
右上の言語選択欄「English」から、日本語を選択することができます。入力は英語で行います。
「新規に申請を作成する」から「個人による申請」または「グループによる申請」を選択すると免責事項に進みます。免責事項を読み、同意する場合は「合意します」にチェックをいれ、次に進みます。
パスポートの顔写真ページを撮影するか、写真をアップロードして読み込ませます。
読み取った情報から自動で入力された項目が出てくるので、入力されていないところに入力し、良ければ次に進みます。
これまでに入力した内容のなかで、とくに重要な情報に誤りがないか確認します。
メールアドレスを入力します。ESTAの承認状況などが送られてくるので、間違いのないようにします。認証コードがメールで送られてくるので、入力して次に進みます。
個人情報では、以下のことを入力します。
- 他の名前、別称を通用しているか
- ほかの国でパスポートや渡航の証明書を発行されたことがあるか
- 住所※番地から、日本式の反対順で英語で入力
- 電話番号※日本の国番号は+81、番号は先頭の0をとった電話番号
- ソーシャルメディア※ある場合
- CBPグローバルエントリーなどのメンバーか※認証済みの人に入国手続きの簡易化を提供するためのもの、ない場合は「いいえ」
- 両親の名前
- 勤務先※雇用主には会社名を記入。住所は英語式。ない場合は「UNKNOWN」と入力。アメリカへの移住目的でないことを証明する要素のひとつのため、正直に入力


アメリカでの滞在情報などを入力します。
- 乗り継ぎのための入国か
- アメリカでの連絡先※ホテル名または友人とホテル・家の住所を入力
- アメリカでの滞在先※連絡先と同じ場合は省略
- 緊急連絡先※家族など日本にいる人でもOK


適格性の質問では、アメリカ入国にあたり、入国者を審査するための重要な情報を確認します。
- 身体、精神の疾患があるか、薬物乱用、依存症があるか、またはあてはまる疾病があるか
- 逮捕、有罪判決を受けたことがあるか
- 違法薬物の法規に違反したことがあるか
- テロやスパイなどに参画したこと、しようとしたことがあるか
- アメリカのビザ、入国を目的に詐欺や不正をしたことがあるか
- アメリカでの就労を考えているか、あるいは米国政府の許可なしで雇用されたことがあるか
- アメリカで入国拒否などをされたことがあるか
- アメリカに期限を超過して滞在(オーバーステイ)したことがあるか
- 当てはまる国に渡航、滞在したことがあるか
- 申請内容に関する証明※本人が申請している場合はこれをチェック
これまで入力した内容の確認画面になるので、良ければ次に進んでいきます。間違いがあれば、変更することができます。
1人につき21ドルを支払います。
支払いは期限までに行う必要があります。支払いをすぐに行わない場合、生年月日、申請番号、パスポート番号を控えておくようにします。
支払いにはクレジットカード、デビットカード、ペイパルが使えます。
申請が終わると、保留中(Pending)となります。これが承認(Approved)となれば発給されています。
こんなときどうする?
ESTAの発給状況を確かめたい
ESTAが発給されたかどうかなどのステータスは、メールアドレス宛にメールでお知らせがきます。
また、ESTAのステータスを公式サイトのページ(Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection)の「ESTAのステータス確認」から確認することもできます。
「Pending」が審査中、「Approved」が発行されたことを表します。
間違った情報で発給されてしまった
ESTAの申請で入力した情報の誤りに気づいたものの、すでに申請済みで発給されている場合は、パスポート番号、パスポート発行国、国籍、生年月日をのぞき、修正することができます。
以上の項目を間違えた場合は、再びESTAを申請する必要があります。
参考:Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ESTAは、気をつけていても公式サイトにたどり着けないくらい、精巧な偽サイトが複数存在しています。
ぜひ、公式サイトまたはアプリから、適正な価格で申請してください。
素敵な旅になることを願っています。