
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
東北といえば、美しい自然、銀山温泉や乳頭温泉などの名湯、歴史的建物など、魅力がいっぱいです。
そんな東北地方には、銀山温泉、乳頭温泉、十和田湖、大内宿など、車でのアクセスがよい観光地が多くあります。
今回は、観光地をまわりながら、東北6県(青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島)を車で一周するモデルコースを紹介します。
電車(車なし)での東北一周はこちら↓

今回のルートはこちらです。
1日目
東京(便宜的に「東京都」に設定しています)から山形県の銀山温泉に向かいます。
一般道でおよそ8時間40分+休憩時間
高速・有料道路でおよそ5時間30分+休憩時間
こまめに休憩をはさむと、疲れを残さずに旅を続けられます。SAで各地の名物をいただくのもおすすめです。
山形県おすすめスポット
銀山温泉 尾花沢ICから車で30分
「銀山温泉」は、秘境にある温泉地です。
泉質は「低張性中性高温泉」で、pHは6.6です。

銀山温泉の歴史は、江戸時代にさかのぼり、「銀山温泉」という名前は「延沢銀山」に由来します。
まるで千と千尋の世界に迷い込んだような、幻想的な雰囲気に浸れます。
浴衣で温泉街を散策しながら温泉まんじゅうを食べるのがおすすめです。
銀山温泉に宿をとります。銀山温泉の予約では、注意すべきことがあります。
銀山温泉の宿について
銀山温泉は、予約をとるのが大変な観光地です。
こまめに空き情報をチェックするのがおすすめです。

私は、各宿泊施設の情報が一目でわかる公式サイトを頻繁にチェックしました。直前に予約したのですが、運よく銀山温泉・乳頭温泉を近い日にちでとることができ、それに合わせて他県の日程を調整しました
予約はできるだけ早期に予定を立てるのがおすすめです。
2日目
銀山温泉から岩手県の平泉に移動します。
- 一般道で2時間15分
- 高速道路で2時間 1510円
岩手県おすすめスポット
中尊寺
世界遺産に登録された平泉。
なかでも中尊寺は、奥州藤原氏の4代にわたる栄華と見事な仏教美術を後世に伝える必訪スポットです。
やはり見どころは「金色堂」です。1124年建立の、東北現存最古の建造物です。
国宝にも指定されており、日本のみならず世界中からの観光客で賑わうスポットとなっています。
また「弁慶堂」には、源義経と、義経を守るため立ち往生した伝説のある弁慶の像があります。
奥州の歴史を感じられる平泉は、岩手県の誇る観光地です。ぜひ訪れてみてください。
拝観券
大人 1,000円
高校生 700円
中学生 500円
小学生 300円
駐車場は全部で3か所あります。参道にいちばん近い第1駐車場(空いていない場合は第2駐車場へ)は弁慶堂などがある月見坂を通れます。
対して、金色堂に近い「坂の上駐車場」は、月見坂という急な坂道を避けて金色堂に行けます。
料金は普通車で400~500円です。
平泉で食べたい名物
平泉名物をご紹介します。
わんこそば
わんこそばは、「戸隠そば」「出雲そば」と並ぶ日本三大そばのひとつです。
「お給仕さん」が掛け声と共に空いたお椀に蕎麦を入れてくれるお店と、初めから大量のお椀が出される盛り出し式があるわんこそば。
平泉では、後者の「盛り出し式」わんこそばを楽しめます。
「芭蕉館」「駅前芭蕉館」の2店があり、どちらも平泉のわんこそばをいただくことができます。
盛岡に宿をとります。平泉にとることも可能ですが、宿の相場が安めの盛岡がおすすめです。
3日目
盛岡から、青森県の十和田湖に行きます。
一般道で2時間45分
高速道路で2時間 2610円
青森県おすすめスポット
十和田湖
美しい湖、十和田湖(とわだこ)は、岩手県との県境付近にあります。
十和田湖周辺にある銚子大滝(ちょうしおおたき)は、高さ7メートル、幅20メートルの滝で、幅が広く、勢いがよいのが特徴です。

十和田湖周辺での人気スポットで、観光客でにぎわっていました。
四季それぞれの顔をもつ銚子大滝。どの季節に行っても、自然の壮大さに触れられます。
なお、次の乳頭温泉までの道のりで、田沢湖の「御座石神社」にお参りします。車旅では、「休憩がてらの寄り道」が、とてもおすすめです
田沢湖(秋田県)
日本一深い湖である田沢湖は、十和田湖、八郎潟とともに、龍神伝説が語り継がれています。
そんな田沢湖の「御座石(ござのいし)神社」は、鳥居が湖畔に面しており、田沢湖の絶景とともにお参りすることができます。

御座石神社は、美を求め龍になった辰子姫を祀っているため、「美の守護神」ともいわれます。
秋田県の乳頭温泉に向かいます
十和田湖からのルートは一般道で2時間40分です
秋田県おすすめスポット
乳頭温泉郷 盛岡ICから車で1時間
山奥の秘境にある温泉地である「乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)」は、7つの施設の総称です。
また、「乳頭温泉」という名前は、乳頭山麓にあることから名づけられたといわれています。
乳頭温泉といえば、白濁した濁り湯をイメージしがちですが、それだけでなく、さまざまな特徴のお湯を楽しめます。
乳頭温泉には、前述したとおり、7つの宿泊施設しかありません。そして、それぞれの宿が異なるお湯を使っています。施設によって違ったお湯を楽しめるため、湯めぐりもおすすめです。
各施設の受付で、湯めぐり帖(宿泊者限定・大人2,500円子ども1,000円)の販売もあります。
東北には混浴文化が根づく
また、東北は混浴文化が盛んで、混浴のお風呂もたくさんあります。
普通の宿と同じように男女別の浴場があり、それとは別に混浴の浴場があり、女性専用時間もあるという施設が多いので安心してください。
くわしくは、各施設のホームページをチェックしてください
乳頭温泉の予約は頻繁にチェックを
なお、銀山温泉同様、乳頭温泉も予約が難しいです。
頻繁に空き情報をチェックするのがおすすめです。

予約の際は、食事付きでとるのがおすすめです。また、下の地図では、例として私の宿泊した「蟹場温泉」を上げていますが、宿同士が離れているので、ご自身の宿泊される宿に設定してください
4日目
乳頭温泉から、宮城県の鳴子温泉に移動します。
一般道で3時間10分
有料道路で3時間 470円
宮城県おすすめスポット
鳴子温泉 古川ICから車で約50分
こけしが有名な鳴子ですが、鳴子には温泉地もあります。
鳴子温泉は、5つの温泉の総称「鳴子温泉郷(なるこおんせんきょう)」のひとつで、赤子がつかると産声をあげたことから名づけられたといわれています。(諸説あり)
鳴子温泉は、宿によって泉質が異なります。施設ごとの特色を楽しみましょう。
鳴子温泉に宿をとります。
5日目
鳴子温泉から、福島県の会津東山温泉に移動します。
一般道で3時間55分
有料道路で3時間12分 3360円
福島県おすすめスポット
会津東山温泉
会津東山温泉は、名僧・行基によって1300年前に発見されたと言われています。
硫酸塩泉のさらさらな泉質で、リラックスできます。
白虎隊の街・会津
戊辰戦争の際、16~17歳の少年で編成された「白虎隊(びゃっこたい)」。
会津藩が攻められたときに、武士としての誇りをかけて自刃した20人のうち、息を吹き返した1人によってその経緯が伝えられました。
「白虎隊記念館」は、白虎隊の歴史をたどれる空間となっています。
大内宿 東山温泉から車で50分
福島県でぜひ訪れてほしいのが、この「大内宿(おおうちじゅく)」です。
江戸時代に会津若松と日光今市を結ぶ宿場町として栄えた大内宿。その茅葺き屋根の宿を、店舗兼住居として運用しているのが今の大内宿です。

400年の歴史をもつ、この「茅葺き屋根」ですが、火事に弱いため、年に一度放水訓練を行っています。
アクセスが難しく、電車だけでは行くことができないので、車旅ではぜひ行っておきたいところです。
大内宿おすすめグルメ
ねぎそば
ねぎそばは、単にねぎがかかっているそばではなく、「ねぎをお箸にして」食べるそばです。
もともと、長野県から入ってきた「高遠そば」にルーツをもつねぎそばは、大内宿の「三澤屋」がねぎをお箸として使うことを提案して、今の形があります。
写真映えするねぎそば、ぜひ大内宿に行ったら試してみてください。
会津東山温泉に宿をとります。
元湯有馬屋では、いろりを囲んで魚や餅をいただくことができました。ほかの宿泊者の方と囲むこともあります。

内装もとてもレトロで、昔ながらの「旅館」スタイルを、源泉かけ流しの東山温泉とともにリーズナブルに楽しみたい場合におすすめです。
6日目
会津東山温泉から東京(「東京都」を便宜的に設定しています)に帰ります。
- 一般道で5時間25分
- 有料道路で4時間 4010円
以上で、東北地方を車で一周の旅は終わりです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
東北は、昔ながらの、どこか懐かしい日本スタイルの観光地を楽しめる場所です。
ぜひ、日本のよさを感じに旅に出てみてください。
素敵な旅になることを願っています。
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