【車なし】中部地方7泊8日モデルルート|9県の観光名所、名物

甲州夢小路(MiU撮影)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

中部地方といえば、山脈が連なる、自然の魅力がいっぱいの地域です。

各県に、それぞれの魅力がたくさんあります。

今回は、そんな中部地方9県(愛知・岐阜・福井・石川・富山・新潟・長野・山梨・静岡)を車なしで一周するコースを紹介します。

ルートまとめです。太字は宿をとる場所を表しています。

  • 名古屋駅(愛知県)
  • 関ヶ原駅(岐阜県)
  • 福井駅(福井県)
  • 金沢駅(石川県)
  • 富山駅(富山県)
  • 長岡駅(新潟県)
  • 長野駅(長野県)
  • 甲府駅(山梨県)
  • 浜松駅(静岡県)

※今回、滋賀県の彦根も通るコースですが、関西一周の旅でも彦根を通っています。関西で行かれる場合は、この旅では飛ばしていただいても大丈夫です。

関西一周はこちらの記事でも紹介しています。

目次

1日目

品川駅(東京)から名古屋駅に向かいます。所要時間はこちらです。

  • 普通電車(JRは青春18も利用可)
    運賃 6,033円
    所要時間 6時間ほど
  • 普通電車+新幹線
    運賃 10,560円
    所要時間 1時間30分ほど

名古屋駅おすすめスポット

名古屋駅

「名駅」として地元民から親しまれる名古屋駅とその周辺には、高層ビルが多く並び、「KITTE」や「JRセントラルタワーズ」「大名古屋ビルヂング」などがあります。

暇つぶしやごはんどころには困らない、一日中満喫できる場所となっています。

オアシス21 栄東改札口すぐ 

オアシス21」は、水が流れるガラスの大屋根をもつ、展望スポットとしても人気を集める施設です。

遊歩道「水の宇宙船」や地下のイベント会場「銀河の広場」など階によって様々な顔を持ち、夜には幻想的な光を放ちます。

入場無料

名古屋城 名古屋城駅から徒歩5分 

「特別史跡」に指定されている名古屋城

金のしゃちほこや、当時を忠実に再現した「本丸御殿」が見どころです。

戦災で焼失しましたが、近世城郭で最高傑作の城として旧国宝にも指定されていました。

入場料
500円

大須観音 名古屋駅から徒歩32分

大須観音は、「北野山真福寺宝生院」が正式名称で、「古事記」の現存最古の写本が収められています。

また、「大須商店街」は1200を超える店舗のアーケード街となっていて、レストランや食べ歩き、ショッピングなどができます。

MiU

大須では、レトロで混沌とした雰囲気のなかにある人々の活気を楽しむことができます

イオンモール Nagoya Noritake Garden 名古屋駅から徒歩13分

高級食器で有名なノリタケの森に、イオンモールが併設されています。

創業当時の赤レンガ建物や釜、煙突がイオンのある敷地にあります。また、則武(のりたけ)ミュージアムもあり、まる1日観光できます。

ノリタケの歴史を感じながら、ショッピングや名古屋名物などを気軽に楽しめます。

スガキヤラーメンで有名な、有名ラーメン店「スガキヤ」もフードコートにあります。

名古屋で食べたい名物

ひつまぶし

うなぎの蒲焼をご飯にのせ、甘辛いタレをかけた名古屋名物「ひつまぶし」。

ひつまぶしを頼むと、一緒にお吸い物、薬味、出汁、漬物が出てくるのも特徴です。

熱田神宮前の老舗、「あつた蓬莱軒」が名店といわれています。

味噌かつ

愛知県の名産品「赤味噌」が使われたみそだれをかつにかけた味噌かつ

味噌カツ定食(MiU撮影)
味噌カツ定食(MiU撮影)

提供するお店によってソースの状態が様々で、「ドロッと」か「サラッと」かでわかれます。

定番の「矢場とん」は人気店なので、行列覚悟で時間に余裕をもって行きましょう。

味噌煮込みうどん

味噌煮込みうどん」も赤味噌を使った愛知の郷土料理です。

味噌とかつおだしのきいたお汁と、塩を使わない麺が特徴です。麺はかなりかためで、癖になります。

定番は「山本屋」ですが、「山本屋本店」と「山本屋総本家」という全く別経営のお店があります。味は似ていると言われるので、とくにこだわりがなければ、マップで現在地に近い方にいくのがおすすめです。

ちなみに、お味は、本店のほうがシンプル、総本家がコク深いといわれ、厳密には違いがあるので、名古屋に行ったらぜひ比較してみてください。

きしめん

江戸時代にできたといわれるきしめんは、その幅の広い平打ち麺が特徴。

コシが弱く、のど越しがよいです。

熱田神宮内にある「宮きしめん 神宮店」は、伝統があるお店ながらも、2021年に熱田神宮の屋外フードコーナーにリニューアルオープンされました。熱田神宮の中庭を眺めるフォトジェニックな空間とともに楽しむことができ、おすすめです。

八丁味噌

愛知県といえば、八丁味噌(はっちょうみそ)という味噌が有名です。名古屋駅から少し足を延ばして「岡崎駅」に行くと、八丁味噌の工場を見学できる「カクキュー」があります。

八丁味噌の由来から樽の秘密まで、ガイドさんが説明してくれます。

時間が限られているため、予めホームページでチェックしておくと安心です。

工場見学/アクセスマップ|合資会社 八丁味噌/株式会社 カクキュー八丁味噌

名古屋に宿をとります。

2日目

名古屋から関ケ原駅(岐阜県)へ移動します。

  • 普通電車(青春18も利用可)
    運賃 990円
    所要時間 50分ほど

関ケ原駅おすすめスポット

関ケ原古戦場 関ケ原駅から徒歩10分

1600年に繰り広げられた天下分け目の「関ヶ原の戦い」。

「岐阜関ケ原古戦場記念館」を中心に、関ヶ原の歴史に触れられる空間となっています。

関ケ原の戦いの武将に思いを馳せられるウォーキングコースが設定されているので、お気に入りの武将のコースを回ってみましょう。

関が原で食べたい名物

鶏ちゃん焼き

鶏肉をたれに漬けて炒めた鶏ちゃん(けいちゃん)焼きは、にんにくが効いた独特の味付けが特徴の、岐阜県のソウルフードです。

店によって醤油、塩、味噌味など異なるのも面白いです。

飛騨牛

飛騨牛(ひだぎゅう)の特徴は、きめの細かい、編み目のような美しい霜降りです。

岐阜県で育つ黒毛和牛のうち、厳しい基準をクリアしたものだけが「飛騨牛」とされます。

下記の朴葉味噌との相性も抜群。ぜひ岐阜で味わってみてください。

朴葉味噌

朴葉味噌(ほおばみそ)」とは、朴の木の枯れ葉を焼き網にのせて、飛騨牛や野菜を焼く郷土料理です。

旅館やホテルの朝食として出されることが多いので、宿泊される方はぜひ宿泊先をチェックしてみてください。

関ケ原から彦根駅(滋賀県)へ移動します。

  • 普通電車(青春18も利用可)
    運賃 510円
    所要時間 30分ほど

彦根駅おすすめスポット

彦根城 彦根駅から徒歩27分 

天守が「国宝」に指定されている彦根城(ひこねじょう)は、白い漆喰の壁が美しく、三角の屋根「破風(はふ)」が随所に見られます。

MiU

天井にはめられていた木が、当時のうねりを残していました。建築のすごさを実感して感動しました

4つの櫓と馬屋は重要文化財に指定されています。

とくに馬屋は、中まで入ることができ、貴重な遺構を見学することができます。

また、彦根城には、なんと、彦根のアイドル「ひこにゃん」が毎日登場します。

ホームページでスケジュールをチェックしておきましょう。

あわせて読みたい

入場料:大人800円、小人200円

玄宮楽々園(玄宮園)

彦根城のチケットで入場できる玄宮楽々園は、国指定の名勝として指定されています。

また、旧大名庭園の眺めは、彦根城の天守閣を背景に、大きな池に橋が架かり、美しい風景を楽しめます。

玄宮園が彦根藩主の造営した庭園で、隣接する彦根藩二の丸御殿「楽々園」とともに玄宮楽々園と呼ばれています。

彦根で食べたい名物

鮒ずし

滋賀を訪れたら、ぜひトライしてほしいのがこの「鮒(ふな)ずし」。

鮒ずしは、乳酸菌で発酵させる「熟れ鮓(なれずし)」の一種で、ニゴロブナと米を丸ごと漬け込み発酵させます。

発酵食品独特の香りと味に癖がありますが、1000年以上前からある鮒ずしを通して、滋賀の歴史を味わってみてください。

「熟れ鮓」は今のお寿司の原型で、もともとは、「寿司」といえば発酵させるものを指していました。今のお寿司の原点ともいえる熟れ鮓に、ぜひ触れてみてください。

近江牛

神戸牛、松阪牛と並ぶ日本三大和牛である近江牛(おうみうし)は、年間6000頭ほどの出荷数で希少性がとても高い和牛です。

きめ細かい肉質に、とろける食感がやみつきになります。

そのまま焼くか、すき焼きでいただくのがおすすめです。

近江ちゃんぽん

ちゃんぽんといえば「長崎ちゃんぽん」が有名ですが、近江ちゃんぽんは、和風出汁が効いたスープが特徴です。

また具は、海鮮系ではなく豚肉や野菜を使っており、麺は中華麺を使用しているのもポイントです。

彦根に宿をとります。

彦根から福井へ

彦根から福井駅(福井県)へ移動します。

  • 普通電車(JRは青春18も利用可)
    運賃 2,130円
    所要時間 2時間20分ほど
  • 普通電車+有料特急+新幹線
    運賃 5,070円
    所要時間 1時間20分ほど

福井駅周辺おすすめスポット

柴田神社 福井駅から徒歩5分

柴田神社」は、織田信長の家臣として知られる柴田勝家と、妻であり信長の妹であるお市が最期を迎えた「北庄城(きたのしょうじょう)」の跡地にある神社です。

勝家公、お市の方、そして三人の姫の像があります。

ちなみに御朱印は、「柴田神社」と「三姉妹神社」で2頁分いただけます。

えちぜん鉄道おすすめスポット

福井駅からえちぜん鉄道に乗って行ける福井県の観光地をご紹介します。日程に合わせて組み込んでみてください。

あわら温泉 えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」

74の源泉がわくあわら温泉は、明治時代から続く歴史ある名湯として知られています。

各施設が自家源泉を持っているため、施設によって泉質が異なります。

温泉好きなら必ず訪れたいスポットです。

また、「芦湯(あしゆ)」は無料の足湯で、5つの浴槽を楽しめます。

福井県立恐竜博物館 えちぜん鉄道「勝山駅」からバス15分 

世界三大恐竜博物館のひとつである「福井県立恐竜博物館」は、恐竜の迫力を楽しめる空間使いが魅力的な博物館です。

「化石研究体験」では、化石発掘や化石観察など、時期によって変わるメニューで、本格的な体験ができます。

常設展とあわせたチケットを事前に購入するのがおすすめです。

入場料:大人1000円 高大800円 小中500円 
第2・4水曜休館
化石研究体験 (小学生以上)一般1200円、高大1000円、小中600円、70歳~600円

福井で食べたい名物

越前ガニ

越前ガニは、「冬の味覚の王者」ともいわれるオスのズワイガニです。

甘く、引き締まった肉・コクのあるカニ味噌が特徴です。

福井に行ったら必ず味わいたい一品です。

ぼっかけ

神戸にも「ぼっかけ」はありますが、福井のぼっかけは「ぶっかけ」に由来する別物です。

根菜や糸こんにゃくなどのお汁を、炊き立てのご飯に「ぶっかけて」いただく郷土料理です。

ちなみに、ぼっかけの具として人気の「油揚げ」は、福井県が60年連続消費量日本一に輝きました(2022年)。ぜひ食べてみてください。

福井または、あわら温泉に宿をとります。

3日目

福井から金沢駅(石川県)へ移動します。

  • 普通電車
    運賃 1,660円
    所要時間 1時間20分ほど
  • 新幹線
    運賃 3,210円
    所要時間 25分~35分ほど

金沢駅周辺おすすめスポット

まわる順番は、金沢駅から近江町市場→金沢城→ひがし茶屋街の順がおすすめです。

近江町市場 金沢駅から徒歩15分

近江町市場は、「金沢市民の台所」として地元民に親しまれるアーケード市場。

170以上の店が軒を連ね、加賀藩前田家の時代からおよそ300年の間、金沢の市民に愛されてきた歴史ある市場です。

おすすめは、海鮮系や近江町名物「近江町コロッケ」や「金沢おでん」。

お店がいっぱいあるので、ご飯に困ることはありません。後述の「チャンピオンカレー」もここにあります。

金沢城 金沢駅から徒歩26分 

加賀百万石大名前田利家の居城だった金沢城の跡は、現在金沢城公園として史跡に指定されています。

天守閣はありませんが、「石垣の博物館」と言われるほどの数々の石垣は必見です。

とにかく広いので、パンフレットのコースに沿って歩くのがおすすめです。

お隣にある名勝「兼六園」も「日本三名園」のひとつとして有名です。

金沢城入場料(指定された有料の部分):大人320円小人100円

ひがし茶屋街 金沢駅から徒歩25分

ひがし茶屋街」は、かつて茶屋街として栄えた街並みに店舗が並ぶ、金沢に行ったらぜひ行ってほしいおすすめスポットです。

日中は観光客が多くにぎやかで楽しいですが、夜の茶屋街も、人気(ひとけ)が減り、街が街頭に浮かび上がり、フォトスポットとしておすすめです。

金沢で食べたい名物

金沢カレー

ゴーゴーカレーなどでおなじみの、金沢カレーの本場は、もちろんここ金沢です。

ステンレスの皿に盛られたカレーとカツのうえにソースがかかっていて、フォーク(または先割れスプーン)で食べるのが特徴です。

キャベツの千切りが付け合わせで、独特の味わいが癖になります。

金沢カレーの元祖といわれる「チャンピオンカレー」はぜひ試してほしいです。(※金沢カレーの歴史は少々複雑なので、気になる方は調べてみてください。)

能登牛

石川県でしか食べられない能登牛は、年間500頭の出荷量のため「幻の和牛」といわれ、希少性の高い和牛です。

きめ細やかな肉に、とろけるような食感の脂で舌触りがよいのが特徴です。

石川に行ったら必ず試したい名物です。

ふぐ

能登半島はふぐの漁獲量日本一であり、ふぐの種類も10種類以上と豊富。

近江町市場でも様々な調理法のふぐを楽しめます。

金沢に宿をとります。

4日目

金沢駅から富山駅(富山県)に移動します。

  • 普通電車
    運賃 1,290円
    所要時間 1時間ほど
  • 新幹線
    運賃 2,860円
    所要時間 20分ほど

富山駅おすすめスポット

富山の市内電車では、SuicaやICOCAなど、全国の交通系ICカードを利用できます。

富岩運河還水公園 富山駅北口から徒歩10分

富岩運河還水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)」は、富山駅付近の遊休地を有効活用し、街開発を行う「とやま都市MIRAI計画」の一端として誕生した公園です。

水辺の公園では、日中は運河が太陽の光できらめき、夜はきれいな夜景が浮かび上がります。

園内の「スターバックス富山環水公園店」の景観は世界一に選ばれました。(全国38店舗限定のリージョナルランドマークストアでもあります)

ぜひ旅の合間に、運河をゆったりと眺めに訪れてみてください。

TOYAMAキラリ 富山駅から徒歩28分or市内軌道線(市内電車)で11分

建築家、隈研吾(くまけんご)氏が手掛けた斬新なデザインの複合施設である「TOYAMAキラリ」。

市立図書館やガラス美術館などがあり、特徴的な吹き抜けが開放的な空間です。

「くすりの街」富山は、ガラスの薬びんの製造が盛んで「ガラスの街」でもあります。

TOYAMAキラリはそんな「ガラスの街」を全身に感じることができる必訪スポットです。

富山で食べたい名物

富山ブラック

その名の通り、真っ黒なスープが特徴の富山ラーメン

富山ブラック(MiU撮影)
富山ブラック(MiU撮影)

富山大空襲の際、復興ではたらく人たちのために、塩分補給を目的として濃い醤油のラーメンを作ったのが始まりといわれています。

そんなスープの濃さに負けない太麺とも相まって、癖になる味わいです。

鱒寿司

鱒(ます)寿司は、塩漬けしたマスを使った押し寿司です。

江戸時代に富山藩士が藩主に献上したのがはじまりといわれています。

マスの切り身と酢飯を、わっぱに押し詰める鱒寿司は、殺菌作用のある笹や酢を利用した保存食でもあります。

富山に宿をとります。

5日目

富山から次の長岡駅(新潟県)まで移動します。

  • 普通電車(JRは青春18も利用可)
    運賃 3,832円
    所要時間 5時間ほど
  • 新幹線+有料特急
    運賃 7,870円
    所要時間 2時間ほど

長岡駅おすすめスポット

アオーレ長岡 長岡駅から徒歩4分

アオーレ長岡」は、建築家・隈研吾氏が手掛けた木のぬくもり感じられる複合施設です。

アリーナや広場、市役所などが一体化し、駅からぬれずに移動できます。

時期によってはキッチンカーが来ていることもあります。詳細はホームページをチェックしてください。

アオーレ長岡 – 市民交流の拠点 シティホールプラザ アオーレ長岡

河井継之助記念館 長岡駅から徒歩6分

幕末に「風雲児」といわれた継之助は、長岡で生まれました。

河井継之助記念館」は、そんな継之助の生家跡にあります。

戊辰戦争で活躍した彼の生涯をたどる時間に浸れます。

長岡名物

魚沼産コシヒカリ

強い甘みと香り、弾力のある食感で人気のコシヒカリは、冷めても美味しいことでも名高いです。

新潟を訪れたらぜひ本場で味わってみてください。

MiU

新潟で食べたお米が、身体に吸い込まれるように消えていきました。身体が喜ぶような食に、心も温まりました

タレかつ丼

新潟のかつ丼「タレかつ丼」は、甘辛いタレがかつにかかっているのが特徴で、「かつ丼」のように卵でとじていません。

タレかつ丼

そのため、カツのサクサクした食感を楽しむことができます。

笹団子

笹団子(ささだんご)」は、ヨモギ入りの生地にあんこが包まれたお団子です。

笹の葉で巻いて蒸してつくられています。笹の殺菌成分によって日持ちします。

へぎそば

新潟名物「へぎそば」は、へぎという木製の箱で提供されることから名付けられました。

つなぎが、「布海苔(ふのり)」という海藻のため、独特な噛みごたえがあります。

長岡に宿をとります。

6日目

長岡駅から長野駅に向かいます。

  • 普通電車(青春18も利用可)
    運賃 2,570円
    所要時間 4時間15分ほど
  • 新幹線
    運賃 10,450円
    所要時間 1時間50分ほど

長野駅おすすめスポット

善光寺 長野駅から徒歩30分 バス15分

善光寺(ぜんこうじ)」は、極楽浄土の世界に導く無宗派の寺として、1400年の歴史を持ちます。

入り口の「仁王門」にある4体の像は、もともとは着色されていなかったそうで、時間がたつとともに現在の色になったといわれています。

また、善光寺で行っている「お戒壇めぐり」は、ご本尊の真下にある暗い道を進み、「極楽の錠前」を触るというもので、直接は見ることができない、ご本尊と縁が結ばれるとされています。

ぜひ「お戒壇めぐり」を体験してみてください。

信州善光寺仲見世通り

善光寺までの参道に50店舗が連なる「信州善光寺仲見世通り」は、食べ歩きやお土産スポットとして、観光客でにぎわいます。

おすすめは七味で有名な「八幡屋磯五郎」。オリジナルの調合で七味がつくれるサービスがあります。信州土産にぜひつくってみてください。

全国38店舗の「リージョナルランドマークストア」のひとつ、「スターバックス信州善光寺仲見世店」がこの通りにあります。コーヒーの香りで休憩するのにおすすめです。

長野でたべたい名物

信州そば

「わんこそば」「出雲そば」に並ぶ三大そばのひとつといわれる「戸隠そば」。

信州そばは、そんな「戸隠そば」を含む長野県のそばを指します。

寒さが厳しく、高低差がある地ほどおいしいそばができると言われているため、長野はまさにそばに適した地域です。

そんな「信州そば」の特徴は、白いことです。それは、そばの実を挽いたときに出る「胚乳」という部分を使っているからなんです。

ちなみに、三大そばのひとつ「戸隠そば」の特徴は、戸隠神社を表す5つの束を、水をほとんど切らずに盛り付けることです。また辛味大根が薬味として添えられます。

おやき

おやき」は、山菜や野菜などを小麦粉で包んだ饅頭です。

長野では、具が野沢菜のおやきがとくに名物として知られています。

ほかにも、かぼちゃや山菜、きんぴら、おからなど多くの種類があるので、お好みのおやきをみつけてください!

牛乳パン

牛乳パン」は、ふわふわのパンに牛乳入りのクリームが挟まれている信州のご当地パンです。

クリームの甘さと、パンのふかふか具合のバランスに、病みつきになります。

MiU

牛乳パンは、長野県内のスーパーでよく見かけました。ご当地パンという地位を確立している印象です

長野に宿をとります。

7日目

長野駅から甲府駅(山梨県)へ移動します。

  • 普通電車(青春18も利用可)
    運賃 3,080円
    所要時間 3時間ほど
  • 有料特急
    運賃 5,860円
    所要時間 2時間15分ほど

甲府駅おすすめスポット

甲府駅で降車します。ちなみに、武田信玄の像は甲府駅南口にあります。

舞鶴城公園(甲府城跡) 甲府駅南口から徒歩3分

16世紀後半に造られた甲府城跡の一部が、現在は舞鶴城(まいづるじょう公園として開放されています。

なぜ「舞鶴城」なのかというと、甲府城が、その白い壁の優美さから「舞鶴」城と呼ばれるからです。

稲荷櫓(いなりやぐら)は資料館となっていて、入場無料です。

甲州夢小路 甲府駅北口から1分

甲州夢小路(MiU撮影)
甲州夢小路(MiU撮影)

甲州夢小路(こうしゅうゆめこうじ)」は、甲府城下町を再現したショッピングエリアで、「時の鐘」も再現しています。

レトロな雰囲気の店舗が並び、タイムスリップしたかのような気分になります。

山梨の伝統工芸品「印伝」を扱うショップや、レストラン、カフェなどがあり、お土産や休憩にぴったりです。

甲府でたべたい名物

ほうとう

味噌仕立ての汁で、かぼちゃやねぎ、豚肉などと平打ち麺を煮込んだほうとうは、山梨に行ったら必ず食べたい名物です。

ほうとう(MiU撮影)
ほうとう(MiU撮影)

もちもちの麺と栄養たっぷりのお汁は、戦時中の武田信玄の栄養源になったともいわれています。

ちなみに、似た形状の麺で「きしめん」があります。きしめんとの違いは、塩を含むかどうかです。ほうとうは塩を含まず、生めんのまま煮込むことができます。

また、ほうとうの由来は、うどんのルーツである「はくたく」がなまったものと言われています。(諸説あり)

吉田のうどん

吉田とは山梨県の「富士吉田市」のことで、「吉田のうどん」は日本一硬いうどんと言われます。

吉田のうどん(MiU撮影)
吉田のうどん(MiU撮影)

硬いうどんの上に、茹でキャベツや甘辛い馬肉をトッピングします。

MiU

吉田のうどんは、噛み応え抜群の麺で、つい食べたくなるような癖のあるグルメです。ほかのうどんとは一線を画していると思います

信玄餅

「桔梗屋」の信玄餅は、きなこに包まれたお餅に黒蜜をかけて食べる山梨名物。

風呂敷のパッケージは女性の手によって一つひとつ結ばれています。

山梨土産の定番です。

甲府に宿をとります。

8日目

甲府から浜松駅へ移動します。

  • 普通電車(青春18も利用可)
    運賃 3,740円
    所要時間 5時間ほど
  • 有料特急+新幹線
    運賃 6,590円
    所要時間 3時間ほど

浜松駅おすすめスポット

春華堂本店 浜松駅から徒歩5分

夜のお菓子「うなぎパイ」で有名な春華堂の本店が、浜松駅近くにあります。

うなぎパイのお徳用パックが売っていて、規格外のうなぎパイが大容量でお買い得です。専用のワゴンがあり、ずらっと並んだ袋の数々に、どれにするか迷ってしまいます。

ちなみにうなぎパイは、うなぎのパウダーを製造過程で入れています。

さわやかハンバーグ

全国的に有名な、静岡県に店を構える炭焼きハンバーグ店である「さわやかハンバーグ」では、目の前でお肉をカットしてくれます。

スタッフさんもとても親切で、静岡に行ったら必ず行きたいスポットです。

浜松駅であれば、浜松遠鉄店がおすすめです。浜松駅の駅ビルである遠鉄百貨店の8階にあります。

とにかく混むので、時間に余裕をもって来店しましょう。土日は午前中に受付自体を終了してしまう店舗もあります。

浜松でたべたい名物

静岡茶

静岡は日本一のお茶処

そんな静岡のお茶「静岡茶」の特徴は、深蒸し茶が多く、濃い緑色をしていることです。

ブランドによって特色が異なり、様々な味わいを楽しむことができます。

浜松餃子

餃子は「宇都宮餃子」が有名ですが、「浜松餃子」は、餃子を円盤状に並べて焼くスタイルです。

もやしと一緒に提供されます。

浜松市は、実は、餃子消費量日本一と言われています。そんな浜松市のソウルフードをぜひ本場で!

うなぎ料理

うなぎの名産地として名高い浜名湖。湖の栄養分が豊富で、温暖な気候な浜名湖は、うなぎを育てるのにぴったりな環境です。

そんな浜松湖で育ったうなぎは臭みが少なく、旨味が強いのが特徴です。

春華堂「うなぎパイ」はお土産の定番です。ぜひ上記で紹介した本店でゲットしてみてください!

ちなみに、うなぎパイはネットからも購入できます。アマゾンでもうなぎパイを入手可能です↓


春華堂 うなぎパイ 12本入り×2箱 ウナギパイ お取り寄せ

浜松駅から東京(品川駅)までの所要時間はこちらです。

  • 普通電車(青春18も使用可能)
    運賃 4,510円
    所要時間
     4時間10分~30分
  • 新幹線+普通電車
    運賃 7,910円
    所要時間 1時間10~40分ほど

以上で、中部地方車なしで一周の旅が終わります。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

中部地方は、歴史的なお城からグルメまで、楽しい旅になること間違いなしです。

この旅のように、いろいろな都道府県を続けて見ることで、県一つひとつの特徴が分かってきます。

ぜひ中部地方を旅してみてください。

素敵な旅になることを願っています。

日本の各地方を電車で一周するルートを紹介しています↓↓↓

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