韓国の屋台文化|種類、日本との違いと衛生問題・対応策

韓国の屋台「ポンジャマパ」(MiU撮影)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、韓国の屋台文化についてご紹介します。

この記事でわかること
  • 韓国の屋台の種類
  • 韓国と日本の屋台の違い
  • 屋台と衛生問題
目次

韓国には屋台が多い

韓国に行くと、とくに南大門市場や東大門市場、繁華街の明洞のような場所で、屋台をよく見かけます

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日本では、お祭りのときに一時的に見られますが、韓国ではいつ行っても屋台があるのが新鮮です

韓国の屋台の種類は2つある

そんな韓国の屋台ですが、韓国の屋台には2種類あります。

立ち食いが基本のノジョム

韓国のノジョムで食べたトッポギ(MiU撮影)
韓国のノジョムで食べたトッポギ(MiU撮影)

ノジョム(노점)は、漢字で露店と書き、鉄板や鍋などが目立つ屋台です。

販売されているのは主にトッポギやおでん、ホットクなどの軽食で、購入し、立って食べます

エリアとしては、明洞や東大門に多くあります。

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日本のお祭りで見られる屋台に近いのがこちらのタイプです。値段がお手頃のものが多く、手軽に食べ歩きでき楽しいです

椅子に座って飲み食いできるポジャンマチャ

一方で、屋台のまわりに椅子があり、ビニールの幕で囲まれていることも多い「ポジャンマチャ(포장마차)」は漢字で布帳馬車と書き、可動式の屋台となっています。

韓国の屋台「ポンジャマパ」(MiU撮影)
韓国の屋台「ポンジャマパ」(MiU撮影)

お酒の肴となるホルモンやモツ、スープなどやトッポギなどが売られています。

南大門や東大門でよくみられる屋台のタイプです。

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日本でも、博多などでみられる屋台のタイプに近いです。アルコールが提供されることも多いのが特徴です。独特の雰囲気が漂っています

韓国の屋台は多すぎて問題!?

韓国で屋台が見られるようになった当時、それらのほとんどが無許可のものでした。

無許可による屋台の営業では、事業者登録をしていないため脱税のおそれがあることや、食品衛生法の違反などが問題視されてきました。

そのような公衆衛生や税、また街の景観を守るために、韓国の地方自治体が取り組みをしています。

景福宮や昌徳宮のある鍾路(チョンノ)では、道にあった屋台をすべて取り壊し、花壇が作られました。

また、明洞では、露店の実名登録制度が採用されており、1人につき、1つの屋台に限定することによって、屋台を減らすことに寄与しています。

ほかの地域でも、露店に許可制度を設けることによって、無許可の露店が増設されることを防ぐ取り組みがされています。

コラム:日本の屋台も許可制

韓国の屋台事情をみてきましたが、日本の屋台はどうなっているのでしょうか。

日本では、屋台の出店には、食品衛生法や交通上の許可が必要になります。

日本の屋台は、戦後の闇市に端を発するものです。

浅草の祭りと屋台(MiU撮影)
浅草の祭りと屋台(MiU撮影)

従来の屋台には、衛生上の問題や、不法占拠などの問題があり、現在の許可制につながったと考えられます。

1964年の東京オリンピックをきっかけに、衛生上安全でない屋台が一斉に規制されました。

また、時代がたつにつれ、暴力団に関係した屋台も禁止されるようになりました。

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日本の屋台は一部の観光名所(上野公園など)を除き、お祭りやイベントの一時的なものとなっています。これは許可制度が関係していたのですね

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

韓国では、一年中屋台を楽しむことができます。

屋台の種類にも着目して、ぜひ異文化を楽しんでください。

素敵な旅になることを願っています。

韓国お役立ち情報
日韓の直行便
(2025) 
成田→仁川(ソウル):約2~3h
成田→金海(プサン):約2~3h
関西→仁川(ソウル):約1~2h
関西→金海(プサン):約1~1.5h
コンセント
電圧
コンセント:日A、韓A・C・SE
→変換プラグが必要

電圧:日本100V、韓220V
→100V専用製品には変圧器必要
※スマホ、PCは全電圧に対応

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水道水飲用可
通貨韓国ウォン
1ウォン=約0.11円(2025現在)
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