【25年最新】ニュージーランド税関!持ち込みできる物・できない物

ニュージーランド税関のイメージ(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、ニュージーランドの税関について紹介します。

この記事でわかること
  • 税関とは
  • ニュージーランドの税関の特徴
  • ニュージーランドに持ち込めるもの、申告が必要なもの、持ち込めないもの
  • わからないものがあるときの対処法
目次

ニュージーランドの税関

税関は、外国に行ったり、日本に帰国する際に、入国審査と別に通る必要があります。

以下では、税関とは何か、税関ですべきことを紹介します。

税関とは

税関とは、国境を越えて持ち運ばれるものの税金を徴収したり、持ち込まれる品を確認して、禁止、制限品がないかをチェックする機関です。

税関の由来

日本語では「税関」といい、輸出入にともなう「税」と交通の要所に物品をチェックするためにおかれた「関所」を組み合わせた言葉であり、現在の税関は正しく税金をかけたり、違法なものを取り締まったり、国に不利益をもたらすものを制限したりしています。

ちなみに、英語圏では「Customs」という表記がありますが、「慣習」というもとの意味から、「慣習的、つまり定期的に徴収する税金」に対して使われるようになり、税金を徴収する場所を指すようになったことが由来といわれています。

税関ですること

税関では、New Zealand Traveller Declaration (NZTD)というフォームに必要事項を記入し、オンラインまたは紙で提出します。

ニュージーランドでは、税関申告のデジタル化が進んでおり、基本はオンラインでの申請となります。

下のNZ旅行者申告公式サイトから、無料で申告できます。NZへ渡航するフライトの前に済ませておくことが推奨されています。

オンラインでの申告は、NZへの旅行開始時の24時間前から行うことができます。また、一度記入したものは、税関に到着するまで変更することができます。

New Zealand Traveller Declaration – Start Your Declaration | New Zealand Traveller Declaration

MiU

NZ入国の際は、紙の入国カードよりデジタル申告が一般的でした。空港に到着してからオンラインで行うのは、スマホの通信がないと難しいので、あらかじめ行うのがおすすめです。到着してから紙に記入することもできます

​​New Zealand Traveller Declaration (NZTD)の記入事項

以下では、紙のカードに記入する申告の際に記入することの例を紹介します。申告書は英語で記入します。

  • 搭乗便名
  • 搭乗地
  • パスポート番号
  • パスポートの国籍
  • 姓名
  • 生年月日
  • 出生国
  • 職業
  • ニュージーランドでの連絡先or住所(ホテルなどの住所)
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 治療や出産のための入国か
  • 短期ビザor入国時に申請
  • 12か月以上の禁錮刑や、強制退去、出国命令、入国拒否を受けたことがあるか
  • 署名と日付
  • 動植物との接触などの確認
  • 持ち込み制限品の有無(Yes・Noにチェックを入れる)
  • NZパスポートを持っているか
  • 滞在期間と目的
  • 12か月以内に滞在した国と住所の一部
  • 30日以内に訪問した国
  • 手荷物の中身を把握しているか
MiU

入国カードに記入したこと、または電子申告したことをもとに、各レーンに振り分けられます。カードには正しく、正直にすべて答えれば大丈夫です

ニュージーランドの税関の基準

以下では、税関を通る際に基準となる免税範囲や、申告する必要のあるもの・ないものの例を紹介します。

該当するものがあるか確認して、日本語に加え、英語でメモをしておくと当日あわてずにすみます。

なお、下記にない品目や、最新情報などはニュージーランド税関の公式サイトで確認できます。

On your arrival – New Zealand Customs Service

ニュージーランドの免税範囲

ニュージーランドの免税範囲は、以下のようになっています。

なお、同伴する旅行者がいたとしても、数字は合算されません。1人ひとりに範囲が適用されます。

  • 免税品NZ$700相当まで
  • 4.5リットルまでのワイン・ビール
  • リキュールやスピリッツのボトル3本(最大1.125リットル)
  • 紙巻たばこ50本またはたばこ50gまたは合計で50g

ニュージーランドの持ち込み禁止品

ニュージーランドは、主に害虫や病気を防ぐ観点から、さまざまなものに制限をかけています。以下では、持ち込みが禁止されているものを紹介します。

なお、基本的に持ち込みは制限されていますが、決められた条件を満たせば持ち込むことができる場合もあります。

  • NZ・一部の国以外でとられたはちみつ
  • 豚肉
  • 果物・野菜
  • 銃器、武器
  • 高出力磁石
  • 暴力、テロ、犯罪など問題となる表現が含まれるメディアや出版物
  • 大麻などの薬物を吸引するためのもの
  • 加熱式たばこ

ニュージーランドで申告すべきもの

以下のものは、持ち込むことができますが、税関での申告が求められます。

また、処方薬については、医師による手紙または処方箋のコピー(英文)を持ち歩くことが求められています。

  • 肉類(豚肉以外)
  • 魚介類
  • 乳製品
  • 母乳
  • ソース・ドレッシング類※禁止品を含まないもの
  • 全卵※アルカリ化されたもの
  • 缶詰、調理済みなどの植物
  • オリーブオイルやメープルシロップなど
  • 酵母など
  • 化粧品
  • 一般家庭用品(ジュエリー、砂、粘土、靴など)※汚染のないもの
  • 苗木、球根など※バイオセキュリティ上健康な場合
  • 鑑賞用の植物、木製品※汚染がない場合
  • 処方薬(3か月分まで)
  • サプリメント など

ニュージーランドで申告せずに持ち込めるもの

以下のものはニュージーランド入国の際、申告なしで持ち込むことができます。

ただし、バイオセキュリティ要件を満たしており、使用は個人によるものであるという条件があります。

  • 衣類
  • ジュエリー
  • 化粧品など
  • 10,000ドル相当までの現金 など

データ参照元:On your arrival – New Zealand Customs Service

こんなときどうする?

申告すべきかどうかわからない!

税関の組み分けは複雑で、正確に把握するには少し困難があります。

また、最終的な判断を行うのは空港にいる税関職員です。

そのため、その場の職員の判断にゆだねるのが効率的です。

申告すべきかわからない場合は、すべてを申告するか、職員に質問しましょう。

MiU

とくにニュージーランドは、オーストラリア同様、食品などの持ち込みに厳しいといわれる国です。申告すれば、たとえ持ち込んでいたとしても破棄すればよいだけなので、わからないものはすべて申告する、またはその場の係の人に聞くのがおすすめです。私も、一例として、ほかの国で公園に行った靴を履いていたので一応係の人に伝えましたが、そのまま通ることができました

持ち込めるかどうか事前に確認したい

持っていくものが持ち込めるかどうか、渡航する前に確認したい場合は、ニュージーランド税関の公式サイトにある連絡先に問い合わせることができます。

Contact us – New Zealand Customs Service

また、MPIのサイトや、医薬品に関するメドセーフのサイトが参考になります。

Check if you can bring or send an item to NZ | NZ Government

Importing Medicines

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

税関は、入国するときに免税の範囲かどうか、持ち物に制限品はないかを確認するところです。

わからないものがあるときや不安なときは、すべて申告すれば大丈夫です。

素敵な旅になることを願っています。

海外旅行のお役立ち情報を紹介しています↓↓↓

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

日本全国2周、ヨーロッパ留学、NZワーホリなどを経て、現在オーストラリアの大学院に留学中。

有意義で、わかりやすく、誠実なブログ作りをこころがけています。

目次