
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、ニュージーランドのオークランドの交通事情についてご紹介します。
この記事でわかること
オークランドの交通手段は?

ニュージーランドの公共交通機関には、バス・電車・フェリーがあります。
すべてをAT(Auckland Transport)という政府の機関が管理しています。

私は電車・バスをよく利用しました。オークランドでは、電車より、バスのカバーするエリアが広いため、バスが主な交通手段になります
オークランド交通機関の支払い方法

オークランドの交通機関では、以下の決済方法が利用できます。
- AT HOPカード
- クレジットカード・デビットカード、アップルペイ・グーグルペイなど
- 現金※バスは非対応
以下では、AT HOPカードと非接触決済についてくわしく紹介します。
AT HOPカード

オークランドの公共交通機関には、専用のプリペイドカード「AT HOP(エーティーホップ)カード」があります。
AT HOPカードを利用すると、現金料金より安い(最大25%オフ)料金で乗車することができます。
以前は、現金以外ではAT HOPカードしか使えませんでしたが、クレカやデビットカード、アップルペイ、グーグルペイなどの非接触決済が使えるようになりました。
AT HOPカードは発行料として5ドルがかかるため、短期の旅行であれば、手持ちの決済方法を利用するのが便利でおすすめです。
AT HOPカードはどこで買える?
AT HOPカードは、公式サイトのマップから、販売店を探すことができます。
着いてからすぐに作る場合は、オークランド空港内のコンビニがおすすめです。
AT HOPカードの代金とチャージ額
AT HOPカードを購入する際、カード代として5ドルがかかります。
また、このカード代金は返金不可となっています。
最初のチャージ額は、カードを購入する方法によって異なります。
小売店などで購入する場合、最低1ドルのトップアップ(チャージ)、自動販売機で購入する場合は、20ドルのトップアップ分を含め25ドルを支払うことになります。
チャージの際の注意点

AT HOPカードは、日本でいうSuica、PASMOなどの交通系ICカードと同じと考えてもよいですが、日本のようにコンビニやレストランなどでの支払いには使えません。
そのため、TOP UP(チャージ)する金額には注意しましょう。
足りなくなったら券売機でチャージもできます。
オークランドでしばらく生活する予定なら、50ドル(約4,500円)、オークランドをまわる短期旅行なら、20ドル(約1,800円)ほどのチャージがおすすめです。
AT HOPカードの割引
AT HOPカードでは、フルタイムの学生や、子どもに割引料金を提供しています。
これらの割引を適用させるには、AT HOPカードを登録する必要があります。
AT HOPカードは、購入した状態だと、ただ残高が入っている所有者が登録されていないカードです。
カードに個人情報を登録することによって、各種特典が適用されます。
Card concessions & discount fares(AT公式サイト)
クレジットカードなどの非接触決済
オークランドの交通機関では、以下の非接触決済を利用することができます。
種類 | ブランド・ペイ |
---|---|
クレカ・デビットカード | Visa Mastercard UnionPay American Express |
ペイ | アップルペイ グーグルペイ サムスンペイ など |
カードに非接触決済のマーク(Wi-Fiのマークを横に倒したような形)がついているものが利用できます。
また、アップルウォッチなどのスマートウォッチも利用できます。
現金

電車・フェリーでは、現金によって運賃を支払うこともできます。
現金で支払う場合、紙のチケットをチケット販売機または、カスタマーサービスセンターで購入することができます。
またその際、現金の料金が適用されます。
Ferry fares(AT公式サイト)
Bus and train fares(AT公式サイト)
AT HOPカードと非接触決済どちらがおすすめ?
オークランドの交通機関では、現金(バスは不可)のほかに、キャッシュレス決済として、AT HOPカードとその他非接触決済が使えます。
以下では、それぞれの特徴と、状況にあわせておすすめの決済方法を紹介します。
AT HOPカードの特徴
AT HOPカードは、非接触決済と比較して、以下のような特徴があります。
- 7日間50ドルの上限がある
- 各種割引がある
- 盗難・紛失時の残高払い戻し
- 複数人分の支払いに対応
非接触決済の特徴
対して、非接触決済では、以下のような特徴があります。
- AT HOPカードの大人料金が適用される
- 1日20ドルの上限がある
- AT HOPカードを購入する必要がない
おすすめの決済方法
上記のように、AT HOPカード、非接触決済それぞれの特徴があります。
そのため、
- 学生、シニアなどの割引が使える
- 7日間50ドル上限を使いたい
- 複数人分を1枚のカードで支払いたい
場合は、AT HOPカードがおすすめです。
反対に、
- 短期間滞在する
- 割引の対象ではない
- 1日20ドルの上限で十分
- 人数分の決済手段をもっている
の場合は、手持ちの非接触決済で対応するのがおすすめです。
オークランドの交通機関の運賃
オークランドの公共交通機関の運賃は、ゾーン制という計算のしかたをします。
オークランドの街を、ゾーンというエリアに分け、移動するゾーンの数によって、料金が決まります。
運賃の計算は、ジャーニープランナーを使って行うことができます。
電車・バスの運賃
出典:AT『full fares zone map』 オークランドの交通ゾーンマップ
ゾーン | 現金 | AT HOP・非接触決済 |
---|---|---|
シティリンク | 1ドル | 0.85ドル |
1ゾーン | 4ドル | 2.8ドル |
2ゾーン | 6ドル | 4.65ドル |
3ゾーン | 8ドル | 6.25ドル |
4ゾーン~ | 10ドル | 7.65ドル |
たとえば、AT HOPカード/非接触決済を使って乗車した場合、運賃は以下のようになります。
また、オークランドの交通機関には、運賃の上限が設定されており、1回の乗車でゾーン4以上を移動するときは、ゾーン4つ分の運賃が適用されます。
フェリーの運賃
出典:AT『Ferry network map』 オークランドのフェリーマップ
フェリーの運賃は、場所によって異なり、運賃の上限が適用される場合、されない場合があります。
乗車の際は、公式サイトや案内を確認するのがおすすめです。
乗り換えのルール
30分以内の乗り換えなら、一度に乗ったものとして、追加料金なしでゾーンが計算されます。1階の乗車は4時間までです。
また、市内をまわる赤いバス、City Linkは乗り継ぎだと無料になります。

電車でBritomart(ブリトマート)駅で降りてから30分以内にCity Linkに乗ると運賃が無料でした。クイーンストリートの果てまで行ってくれるので、便利です
シティリンクについてくわしく紹介しています↓↓↓
タッチの注意点
カードやタッチを忘れると次のtag onの際、罰金としてデフォルト運賃(4ゾーン分)が残高から引かれてしまいます。
バスや、改札のない電車(ホームに機械があります)では特に注意しましょう。
オークランドでのバス・電車・フェリーの乗り方
以下では、オークランドの公共交通機関(バス・電車・フェリー)に乗る方法を紹介します。
バスの乗り方

バスは前乗り後ろ降りが基本です。
バスの乗車の注意点は、運転手さんに合図をしないと停まってもらえないことがあるということです。

日本ではバス停に人がいれば停まることが多いですが、ニュージーランドでは、合図をしないとそのまま通り過ぎることが多いです。私は遠目に番号を確認して、手を振るようにしています
バスの乗り降りの際には、AT HOPカードや非接触決済を機械にタッチします。
乗りのタッチを「tag on(タグオン)」、降りのタッチを「tag off(タグオフ)」といいます。
降車の際は、降りるバス停の前でストップボタンを押します。
電車の乗り方

紙のチケットは、各駅のホームにある券売機で購入することができます。
AT HOPカードを利用する場合、大きめの駅にはカードをかざして開く入り口があるので、そこでtag onします。
無人の駅では、ホームにある機械でtag onします。
降りる時も同様にtag offします。
フェリーの乗り方

離島に向かうフェリーの乗り方には、AT HOP カードを使って直接乗る方法と、事前にカウンターまたは券売機でチケットを発行する方法があります。
AT HOPカードを持っている場合、まず乗り場に行きます。
行き先を確認して、レーンに行くと順番待ちの列があるので、そこに並びます。
乗船前にカードをタグオンすればOKです。
AT HOPカードや非接触決済がない場合は、乗船前にチケットカウンターまたは券売機でチケットを購入できます。
オークランドの移動を快適に
いかがでしたか?
オークランドでは、交通機関としてバス、電車、フェリーがあり、AT HOPカードや非接触決済、現金(バスは非対応)で支払うことができます。
自身に合った決済方法で、快適に利用してみてください。
以下では、ニュージーランドのお役立ち情報や、ワーホリや観光に役立つ情報を紹介しています↓↓↓
ニュージーランドお役立ち情報 | |
日NZの直行便 (2025) | 成田→オークランド:約10.5h 関西→オークランド:約10.5h |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、NZはO →変換プラグが必要 電圧:日本100V、NZ230~240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | ニュージーランド・ドル(NZD) 1NZD=約90円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 NZの携帯電話事情の記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+3h ※サマータイム中は+1h サマータイムの記事はこちら |