【25年最新】マヌカハニーのUMF、MGOとは?本物の見分け方

マヌカハニーUMF、MGOと選び方イメージ(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、マヌカハニーについて紹介します。

この記事でわかること
  • マヌカハニーとは
  • マヌカハニーの成分や効果
  • 本物のマヌカハニーの選び方
  • モノフローラルとマルチフローラルの違い
目次

マヌカハニーとは

NZオリジナルのはちみつ

マヌカハニーは、「Leptospermum scoparium(マヌカ)」という木からミツバチによってとられるはちみつです。

マヌカハニーは、「マヌカ」の木がニュージーランド固有種であることから、ニュージーランドのみで生産されています。

※オーストラリアにもマヌカがあるとして、オーストラリア産のマヌカハニーと表示されていることがありますが、国規模で管理・研究しているニュージーランド産の認証を受けたものを選ぶのがおすすめです。

マヌカハニーの成分と効果

マヌカハニーの成分

マヌカハニーの成分としては、

  • アミノ酸
  • 抗酸化物質
  • ビタミン群
  • ミネラル
  • 炭水化物
  • タンパク質
  • レプトスペリン
  • メチルグロキサール

などが含まれます。

うち、化学物質であるレプトスペリンはマヌカの木からしか生成されない成分であり、マヌカハニーの評価に用いられています。レプトスペリンはUMF認証を行っている機関であるUMFHAのみ検査を行うことができます。

参考:Key Uses – UMF

マヌカハニーの効果

マヌカハニーは、高い抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用などが認められており、美容や健康を気にかける人の間で高い人気を誇ります。

マヌカハニーは、そのまま舐めたり、パンに塗って食べたり、飲み物に溶かすなどして摂取することができます。

また、マヌカハニーを含むヘアケア・スキンケア商品も多数販売されています。

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私は家族へのお土産として、マヌカハニーそのものの他に、マヌカハニーの石鹸を購入したことがあります。家族もとても喜んでくれたようで、マヌカハニーの人気の高さを実感しました

マヌカハニーとマオリ

マヌカハニーは、NZ全体でみられるマヌカの木からとれます。

そんなマヌカは、ニュージーランドの先住民であるマオリとのつながりも深いです。

マオリはマヌカの木を宝物という意味を持つ「taonga(タオンガ)」と呼び、樹皮を煎じて鎮静剤やうがい薬として用いたり、葉を解熱剤や胃腸薬として用いていました。

ただし、そのころはまだ今日のマヌカハニーは存在せず、マヌカの使用はそれ自体にとどまっていたといわれています。

入植したヨーロッパ人たちはマヌカの薬としての効果を知り、さまざまな用途で使うようになりました。

1839年に外来種のミツバチが持ち込まれてからは、マヌカハニーとしてはちみつが取られるようになりました。

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マヌカハニーはヨーロッパのミツバチによって生産されているのですね。マヌカの木は、その成分がマオリに頼りにされるほどだったのだと思うと、マヌカハニーはその恩恵を享受できる手軽な手段だなと思います

マヌカハニーの見分け方

マヌカハニーは、商品によって品質がまちまちであり、市場に出回っているもののほとんどが偽物であるというデータもあります。

たとえば、イギリスではニュージーランドで1年に生産されるマヌカハニーの生産量の数倍の流通量があるといわれます。

マヌカハニーの高い人気と効果を借りようと、多くの模造品(偽物)が出まわっています。

そこで、以下では、「本物」のマヌカハニーを見分ける方法を紹介します。

マヌカハニーはNZのみ

マヌカハニーは、ニュージーランド以外でとれたものも「マヌカハニー」として販売されていることがあります。

ニュージーランドは、マヌカハニーの研究や生産を中心的に行っており、独自のマヌカハニーを守ろうと、このあと紹介するUMFHAによる認証や政府による保護を行っています。

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マヌカハニーはNZ産と明記され、このあと紹介する各認証や表記があるものを選ぶと確実です

MGO・UMFとは

MGO、UMFはマヌカハニーの瓶などに表示されている指標です。

以下では、それらの違いとマヌカハニーを選ぶときのめやすを紹介します。

MGOとは

MGOは、抗菌作用をもつ「メチルグロキサール」という成分を指します。

「MGO〇〇」は、はちみつ1㎏あたりに含まれるMGOを㎎で表したもので、たとえば、マヌカハニーの瓶に「MGO 80」という表記があるとすると、MGOは1㎏につき80㎎含まれていることを示します。

MGOは、マヌカハニー以外のはちみつにも含まれていますが、マヌカハニーはこの値がほかのはちみつより高い傾向にあり、100倍ほど高いともいわれています。

また、このMGO値が高いほど効力が高いとされているため、高い抗菌作用を求める場合、この値が高いものを選ぶのがおすすめです。

ただし、この値が高いほど味の癖が強くなるため、はじめは値が低いものから徐々に鳴らしていくのもおすすめです。また、通常の健康維持やスキンケアには、低いもので十分といわれています。

以下で紹介するUMFは、この「MGO」を評価基準に含めた指標でありこちらもよく知られています。

UMFとは

UMF(ユニークマヌカファクター)は、マヌカハニーの研究を行っているUMFHAという機関によってテストされた数値のことで、ニュージーランド産のマヌカハニーのみに対して発行されます。

UMFのテストは、以下の4つの因子によって検証され、バッチが付与されます。

  • MGO(効果)
  • レプトスペリン(マヌカにだけ含まれる成分)
  • DHA(保存期間の基準を超えているか)
  • HMF(鮮度を示す)

なかでも、先ほど紹介したMGOは、その値が高いほど抗菌作用が高いとされています。

これら4つの因子が既定の数値を超えているかを検証し、確認したものには「UMF™」を表示することができ、独自の番号つきのバッチが付与されます。

瓶には「UMF™〇〇」という表記があり、ラベルにはバッチ番号が記載されています。

UMFにはグレードがあり、「MGO」や「DHA」、レプトスペリンの量をもとに決定されます。

多くの場合、MGOが高いほどUMFも高くなりますが、UMFはほかの要素も含まれるため、MGOをUMFに換算することはできません。

そのため、「UMF○○相当」という表記がある場合には注意が必要です。

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マヌカハニーを選ぶときは、UMF表示があるものを選ぶのがおすすめです。MGOはUMF認証の4つのなかの1つに過ぎないため、確実にNZ産で高品質のものを手に入れたい場合は、UMF認証を受けたもので好みのグレードを選ぶと間違いありません

もし、より確実な証拠を求める場合は、商品のバッチにある番号をメーカーまたはUMFHAに連絡し、その番号の証明書があれば本物の認証品ということがわかります。

参考:Unique Mānuka Factor (UMF) Grading System Explained | UMF™

おすすめのマヌカハニー

上記の見分け方を踏まえ、UMFHAによる認証を受けたもので、通販で買えるおすすめのマヌカハニーを紹介します。

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通販であれば、気軽にNZ旅行気分が味わえます。また、NZ旅行で帰りの荷物の量が心配な場合や、たくさんの親戚や職場にばらまきたい場合は、日本の通販で認証品を手に入れるのもおすすめです

UMF5+

UMF5+は、手軽にマヌカハニーのもつ抗菌作用を取り入れることができるため、健康維持を目指す方におすすめです。

また、味の癖が弱めで、続けやすく、マヌカハニーを食べるのがはじめての方におすすめです。

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私はUMF5+を購入して家族にばらまきました。価格が抑えめで、お土産にもおすすめです

UMF10+

UMF10+は、味と効果、それに価格のバランスに優れ、人気があるグレードです。

マヌカハニーを日常生活に取り入れたい場合におすすめです。

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私はUMF10+を母にプレゼントしました。母はマヌカハニーをずっと欲しがっていたのでとても喜んでくれました。紅茶に入れてもおいしかったそうです



マヌカハニー UMF10+(JTBショッピング公式サイト)

UMF15+

UMF15+は抗菌作用が高く、独特の味が強くなります。

のどや皮膚のケアなど、本格的な効果を求める場合におすすめです。

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マヌカハニーは、数値があがるほど強めの味になります。以前15+を試食させてもらったとき、少しだったのにもかかわらず強烈な味わいで、薬草っぽい感じがありました。まずくはなく、慣れれば大丈夫そうだなと思いましたが、はじめは低めのものから挑戦するのもおすすめです

UMF20+

UMF20+は医療で用いられているはちみつと同等のMGO濃度が期待できるグレードです。

実際の医療現場では、滅菌処理を施した「医療用」のはちみつが使われています。

UMF20+は、価格が高めで、味も強く、より高いレベルの効果を求める場合におすすめです。

コラム:モノフローラル・マルチフローラルとは

マヌカハニーには、モノフローラルとマルチフローラルという概念があります。

NZ政府によって、マヌカハニーの定義を満たしているかを確認するテストが定められています。

NZで販売されたり輸出するはちみつは、NZ政府によって認められたテストを通過したもののみ、マヌカハニー、またモノフローラルとマルチフローラルかということを表記することができます。

モノフローラルは、ひとつの花粉源を表し、モノフローラルハニーは1種類の花から蜜を集めてきたものと定義されています。

また、マルチフローラルは複数の花粉源から蜜を集めているものであるため、マヌカの成分が低くなりがちで、モノフローラルである場合、各成分の数値がマルチフローラルより高くなる傾向にはあります。

ですが、花粉はマヌカハニー以外のはちみつにも簡単に混入してしまうことと、マヌカの花粉の見分けがつきにくいことの二点から、UMFHAはマヌカハニーの認証に花粉を用いていません。

そのため、マヌカハニーの品質や本物かどうかを確かめたい場合は、先ほどのUMF認証を受けたものを探すのが効率的でおすすめです。

参考:Ensuring mānuka honey is authentic | NZ Government

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

マヌカハニーはNZ原産であり、その抗菌作用や希少性で知られるはちみつです。

ぜひ本物のマヌカハニーを選び、その味を体験してみてください。

ニュージーランドお役立ち情報
日NZの直行便
(2025)   
成田→オークランド:約10.5h
関西→オークランド:約10.5h
コンセント
電圧
コンセント:日本はA、NZはO
→変換プラグが必要

電圧:日本100V、NZ230~240V
→100V専用製品には変圧器必要
※スマホ、PCは全電圧に対応

コンセントと電圧の記事はこちら
水道水飲用可
通貨ニュージーランド・ドル(NZD)
1NZD=約90円(2025現在)
カード払いが主流
通信事情①SIM・eSIMを現地購入
②SIM・eSIMを日本で購入
③国内キャリアの海外利用
NZの携帯電話事情の記事はこちら
チップ不要*チップBOXがあれば任意
時差日本+3h
※サマータイム中は+1h
サマータイムの記事はこちら
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この記事を書いた人

日本全国2周、ヨーロッパ留学、NZワーホリなどを経て、現在オーストラリアの大学院に留学中。

有意義で、わかりやすく、誠実なブログ作りをこころがけています。

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