こんにちは。MiUです。
このブログでは、世界15か国以上・日本47都道府県(2周)を旅した経験をもとに、国内外の旅行に役立つ情報を掲載しています
この記事では、ニュージーランドのタックスリターンについて紹介しています。
この記事でわかること
タックスリターンとは
ニュージーランドで働くと、所得税がかかります。
所得額は、毎年4月1日~3月31日の期間で計算されます。
これは、年間の所得額によって以下のように異なります。(2025年4月~)
所得額 | 税率 |
~15,600ドル | 10.5% |
15,601~53,500ドル | 17.5% |
53,501~78,100ドル | 30% |
78,101~180,000ドル | 33% |
180,001ドル~ | 39% |
この所得税は、給料から天引きされます。
年間の所得額によって税率が異なるため、たいていの場合、給与から多めに天引きされます。
そして、年末に計算され、多く引かれていた分が戻ってきたり、あるいは足りていない分を支払うことになります。
これが、タックスリターンです。
日本の年末調整と似ていますね。ニュージーランドでは、タックスリターンがIRによって、自動で口座に入ってくるので、とても便利です
タックスリターンは自動で行われる
タックスリターンでは、自動で払いすぎていた分が計算され戻ってくるため、特別な手続きは必要ありません。
例えば、お隣オーストラリアでは、タックスリターンを自分で手続きする必要があります。
ニュージーランドでは、自動化されていて、何もしなくても口座に余剰分が振り込まれます。
自分では何もしていないのに査定が終わり、振り込まれる旨のお知らせが来て、本当に口座に余剰分が振り込まれていました。とてもスムーズで、いい仕組みだと思いました
帰国時にやるべきこと
ニュージーランドから帰国するとき、タックスリターンをまだ受け取っていない場合は、帰国してから手続きを行います。
日本に帰国したら、my IRから帰国した旨をIRに連絡します。
my IRでメッセージを送る
myIRでは、以下のような手順でメッセージを送ることができます。
- ログイン画面でユーザー名・パスワードを使ってログインする
- 「I want to...」を選択する
- 「Communicating with IR」のなかにある「Send messages」を押す
- アカウントを選択する
- 払い戻しを求める場合「Credit or refund」を選択する
- 題とメッセージを入力する
- 「Send」を押す
その時に、下記のことを英語で送ります。
送るメッセージの例:
Dear Sir/Madam
I am writing to ask you for a tax return. I left New Zealand on 28 November 2024 and would no longer work in New Zealand. I already received my final payroll from my employer.
Therefore, I would like a refund. I look forward to hearing from you at your earliest convenience.
Yours faithfully,
Hanako Tanaka(フルネーム)
現在、15日程度で返信が来ると記載されています。
私は、返信がくるまで23日間(休業日含む)かかりました。気長に待ちましょう
帰国後の口座維持について
タックスリターンの対象の期間は、毎年4月から3月の間です。
そのため、3月以降も働いていて、4月までに帰国する場合、タックスリターンが行われるのは通常次の年の5月あたりになります。
税率の変更などによって、帰国後に連絡しても、「すぐに計算ができない」といわれることがあります。
その場合は、タックスリターンで計算されたお金を、次の年の5~7月に受け取る口座が必要になります。
ニュージーランドの銀行によっては、銀行口座維持手数料が無料なので、帰国してからもタックスリターンが終わるまで無料で口座を維持することが可能です。
私は、ANZ銀行の「Go account」だったので、維持手数料が無料でした。そのため、タックスリターンが終わるまで、口座を閉じないことを選びました。日本の口座に送ってもらうと、手数料が引かれてしまうので、できればニュージーランドの口座で受け取るのがおすすめです
帰国後に銀行口座を閉じる
銀行口座は、帰国後に閉じることができます。
ANZ銀行の場合、メールまたは電話で口座を閉じる旨の問い合わせをします。
ニュージーランドのタックスリターンは便利なシステム
ニュージーランドのタックスリターンは、自動化されていてとても便利です。
帰国時には、IRへの連絡を忘れないようにしましょう。