【25年最新】NZで運転する方法!国際免許・書き換え・翻訳

ニュージーランドで運転する方法(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、ニュージーランドで車を運転する方法について紹介します。

この記事でわかること
  • 滞在期間に応じた運転方法
  • 必要な書類、申請
  • おもな交通ルールの紹介
目次

ニュージーランドで運転する

ニュージーランドをはじめとする外国では、日本の運転免許証をもっている人に運転を許可するしくみがあります。

ニュージーランドで運転する方法として、滞在期間別に手続きや必要なものが決まっています。

以下では、

  • 18か月までの滞在
  • それ以上の滞在・永住の場合

にわけて、必要な手続きを紹介します。

①18か月までの滞在の場合

18か月までの滞在の場合、ニュージーランドで運転するには、以下の2つの方法があります。

  • 日本の運転免許証+翻訳文書
  • 日本の運転免許証+国際運転免許証

いずれの場合も、日本の運転免許証を携行する必要があります。

以下では、各方法についてくわしく紹介します。

日本の運転免許証+翻訳文書

日本の運転免許証に加えて、翻訳文書で英語の翻訳を提示できるようにすることで、ニュージーランドで運転することができます。

翻訳文書として代表的なものに、総領事館で発行された抜粋証明書があります。

総領事館の抜粋証明書は、正確には「自動車運転免許証抜粋証明」といい、英語で日本の有効な運転免許証を所持していることを証明するためのものです。発行には、「証明書発給申請書」、「自動車運転免許証の原本※マイナ免許証は対象外」、「パスポート原本」が必要です。

参考:領事情報 | 在オークランド日本国総領事館

総領事館で得た翻訳文書を日本の運転免許証、パスポート、ビザと携行することによって、ニュージーランドで運転することが可能になります。

日本の運転免許証+国際運転免許証

ニュージーランドで運転するために考えられるもう一つの方法として、国際運転免許証があります。

国際運転免許証は、ジュネーブ条約という、武力紛争時の対応を定めた国際的な条約に加盟した国の間で有効となる免許証です。基本的には国際免許証をもっていれば、日本の運転免許証と携行することによって運転が可能となります。ジュネーブ条約に加盟していても、共通の様式を採用していない国もありますが、ニュージーランドでは使うことができます。

ジュネーブ条約を締約している国は100か国以上あり、以下には一部の国のみを示しています。

  • アイスランド
  • アメリカ
  • インド
  • イギリス
  • イタリア
  • オーストラリア
  • オーストリア
  • 韓国
  • トルコ
  • ニュージーランド
  • フィリピン
  • スペイン
  • タイ
  • マレーシア
  • 南アフリカ
  • エジプト など

国際免許証は、発行日から1年間有効の免許証であり、更新という制度はなく、失効してから再び使いたい場合は、再発行という手続きを踏むことになります。また、ニュージーランドに1年以上滞在する場合、翻訳や切り替えなどのほかの方法で運転する必要があります。

国際免許証は、各都道府県の警察署や運転免許試験場にて申請、交付を受けられます。例えば東京都では、府中・鮫洲・江東の運転免許試験場、神田・新宿の運転免許更新センター、世田谷・板橋・立川の警察署で交付を行っています。

国際免許証の発行料は、2,250円となっています。国際免許証の申請に必要なものは、以下の通りです。

  • 日本の運転免許証
  • 写真
  • パスポート※または航空券やホテルの予約表などの渡航証明
  • 過去の国際免許証※ある場合

国際免許証と日本の運転免許証、パスポート、ビザを携行すれば、ニュージーランドで運転することが可能です。

②18か月以上の滞在の場合

ニュージーランドに18か月以上滞在する場合は、ニュージーランドの発行する運転免許証に切り替えることが必要となります。

ニュージーランドでの免許の切り替え時には、通常筆記テストや実技テストが必要なのですが、日本は認定国のひとつであるため、普通車・オートバイの免許切り替え時には、これらのテストは免除され、視力検査のみで切り替えることができます。ただし、免許取得から2年以内の場合は、実技試験を受ける必要があります。

切り替えの手続きには、ニュージーランドのAutomobile Association(AA)に赴く必要があります。

手続きの際に必要なものは、以下の通りです。

  • 申請書
  • 日本の運転免許証
  • 免許証の翻訳(総領事館または認定翻訳者によるもの)
  • 身分証明書※NZ免許証またはパスポートがない場合
  • 費用(52.10ドル)

身分証明書としては、NZの免許証やパスポートがない場合は、日本のパスポートとビザに加え、学生証、社員証、バンクステートメント、NZ以外の運転免許証などから1点、合計2点を提示する必要があります。

参考:Converting a car licence from an exempt country | NZ Transport Agency Waka Kotahi

ニュージーランドの交通ルール

以下では、ニュージーランドで運転するときに知っておきたい代表的なルールを紹介します。なお、ニュージーランドは日本と同じ左側通行です。

速度制限

ニュージーランドでは、公道において、制限速度が赤い丸にかこまれた数字で示されています。

たとえば、スクールゾーンでは40km/hであったり、「一時的(TEMPORARY)」が付されている30km/hなど、条件により出していいスピードが変わるので、標識をよく確認してください。また、大型車両は100km/hの制限速度区域では、90km/hが最高速度となります。

MiU

ニュージーランドはとくに速度制限に厳しく、スピード違反で取り締まりを受けたとよく耳にします。とくにモーターウェイ(高速道路)が普通の道路の延長線上にあり、道同士のつなぎ目がわかりにくいのも要因だと思います。できるだけ標識を確認し、制限速度に敏感になるのがおすすめです

参考:Speed limits | NZ Transport Agency Waka Kotahi

ラウンドアバウト

ニュージーランドには、ラウンドアバウトとよばれるロータリーが設置されています。

ラウンドアバウトは、中心部を時計回りに進行する交差点であり、信号がないため、ルールに従う必要があります。

ラウンドアバウトでは、右側の車両を優先することになっています。

また、ラウンドアバウトに入るときに譲るべきものは、

  • すでにラウンドアバウトに入っているほかの車両
  • 右側から進入しようとしているほかの車両

です。

参考:Roundabouts | NZ Transport Agency Waka Kotahi

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

ニュージーランドでは、独自の交通ルールや免許に関する規定があります。

事前にルールを理解して、ドライブを楽しんでください。

ニュージーランドお役立ち情報
日NZの直行便
(2025)   
成田→オークランド:約10.5h
関西→オークランド:約10.5h
コンセント
電圧
コンセント:日本はA、NZはO
→変換プラグが必要

電圧:日本100V、NZ230~240V
→100V専用製品には変圧器必要
※スマホ、PCは全電圧に対応

コンセントと電圧の記事はこちら
水道水飲用可
通貨ニュージーランド・ドル(NZD)
1NZD=約90円(2025現在)
カード払いが主流
NZ両替・支払い方法の記事はこちら
通信事情①SIM・eSIMを現地購入
②SIM・eSIMを日本で購入
③国内キャリアの海外利用
NZの携帯電話事情の記事はこちら
チップ不要*チップBOXがあれば任意
時差日本+3h
※サマータイム中は+1h
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