
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、NZeTAの申請方法について紹介します。


NZeTAとは
New Zealand Electronic Travel Authority(NZeTA)とは、日本などからニュージーランドに渡る際に、ビザ免除で入国するときに必要な電子渡航認証です。
NZeTAの申請は、アプリまたは公式サイトから行うことができます。
なお、2025年現在、アプリは17ドル、サイトでは23ドルと、アプリのほうが安く手続きできます。申請料に加えて、IVL(観光税)100ドルも支払う必要があります。



アプリではパスポートがスキャンできるため、スムーズに申請が進められます。アプリが利用できる場合は、アプリがおすすめです
参考:NZeTA application – request an NZeTA | Immigration New Zealand
NZeTAが必要な場面
NZeTAは、ニュージーランドにビザ免除で入国する際に必要となる認証です。
NZeTAは電子渡航認証であり、通常のビザより手続きが簡易になっているため、NZ旅行に行く日本人にとって、もっとも有力な選択肢です。
ニュージーランドに続けて3か月以内の滞在予定であり、ほかのビザを持っていない場合、NZeTAを申請するのがおすすめです。
また、他国行きの飛行機をニュージーランドで乗り継ぐ場合も、NZeTAの申請が必要です。
参考:Check if you need a NZeTA or visa :: Immigration New Zealand
NZeTAの滞在期間
NZeTAが発給されると、NZeTAは2年間有効となります。
また、一度に最長で3か月間ニュージーランドに滞在することができます。また、1年間で合計6か月までの滞在が可能です。
たとえば、25年の5月19日に申請し、5月20日に発給されたとすると、2年後の27年5月19日まで有効となります。
また、パスポートは出国予定日+3か月の有効期限が必要となっています。
パスポートの有効期限が迫っている場合は、更新しておきましょう。
パスポートのくわしい更新方法、新規での発行方法は以下の記事を参考にしてください。


参考:New Zealand Electronic Travel Authority (NZeTA) :: Immigration New Zealand
NZeTAの費用
NZeTAを申請する際に、申請料として、アプリでは17ドル、サイトでは23ドルがかかります。
また、ニュージーランドに入国する場合は、IVL(観光税)として、1人につき100ドル支払う必要があります。ただし、トランジットのみの場合は支払う必要がありません。
支払いはクレジットカード、デビットカードで行うことができます。



外部サービスによっては、高額な費用を請求されることもあるので、自分でアプリかサイトで行うのが確実でおすすめです
ニュージーランドでは、カード払いが主流となっています。両替方法や支払い事情について、くわしくは以下の記事で紹介しています。


参考:What is the IVL? | Ministry of Business, Innovation & Employment
NZeTAの申請ができる人
NZeTAは、NZeTAのシステム対象国のパスポートを持っている人が利用できます。
日本はビザ免除かつNZeTA対象国なので、NZeTAで入国することができます。
日本のパスポートを持っていて、ニュージーランド国外にいることが申請の条件となります。また、期限が切れた場合は、国外からの申請または、国内から何らかのビザを申請する必要があります。
NZeTAの家族分を申請したい場合は、アプリで一度に10人分申請可能です。
NZeTAを申請する時期
NZeTAの申請から付与まで、早い時はすぐにメールが届きますが、まれに時間がかかることがあります。
公式の情報では、申請から発給まで平均24時間、最大72時間かかるとされています。
審査に時間がかかったり、トラブルになったときのことを考慮すると、数日前から数週間前、少なくとも飛行機搭乗手続きの72時間前までに申請しておくのがおすすめです。
また、飛行機の搭乗の際、チェックインでNZeTAが発給されているかを確認されることがあるため、空港到着より前に発給されていることが重要です。



発給から2年間有効なので、予定と照らし合わせ、ニュージーランドを出国する日から2年を切った時点で、できるだけ早めに申請するのが安心でおすすめです


参考:Visitor visa and NZeTA wait times :: Immigration New Zealand
NZeTA申請に必要なもの
NZeTAの申請に必要なものは以下の通りです。
- スマホ
- パスポート
- クレジットカード、デビットカード(VisaまたはMaster)
- メールアドレス
上記のほかに、申請の途中で顔写真を撮影するため、写真が撮れる環境が必要です。
NZeTAの申請方法と記入事項
NZeTAの具体的な申請方法と記入事項をステップ形式で紹介します。アプリで行う場合とサイト上で行う場合にわけて紹介します。



申請手順について、日本語での翻訳版が公式サイトにありましたが、現在閲覧できなくなっているようです。以下では和訳を載せているので、ぜひ参考にしてください
アプリでの申請手順
NZeTAのアプリをスマホにダウンロードします。
申請を開始するにあたり、各同意画面に同意する場合は「Agree」と答えていきます。
スマホでパスポートの顔写真ページをかざし、パスポートの情報を読み取ります。影や反射などを避け、内容が写真から読み取れるように撮ります。
パスポートの所持者の顔写真を撮影します。背景はシンプルな壁などで、眼鏡は外し、影ができないように撮ります。
パスポートの顔写真と同一人物であるかを確認するものなので、顔のパーツが隠れないように撮るのがスムーズでおすすめです。
パスポートから読み取った情報をもとに、自動で入力された情報に間違いがないか確認します。よければ、「OK」、「Done(完了する)」、「Confirm(確認する)」を押していきます。
ニュージーランドに滞在するか、ニュージーランドで単にトランジット(乗り継ぎ)するのかを聞かれます。「staying?」に対して、滞在する場合は「Yes」、乗り継ぎのみの場合は「No」と答えます。
オーストラリアの永住権をもっており、オーストラリアに帰るビザがあるか(Australian permanent resident)聞かれます。ある場合は「Yes」、ない場合は「No」と答えます。
以前に犯罪で有罪判決を受けた(convicted of any offence)ことがある場合、「Yes」、ない場合は「No」と答えます。
ニュージーランドにて入国拒否(prohibited from entering)を受けたことがあるか聞かれます。ある場合は「Yes」、ない場合は「No」と答えます。
ニュージーランド以外の国で強制退去、国外退去、入国拒否(deported, removed or excluded)されたことがあるか聞かれます。ある場合は「Yes」、ない場合は「No」と答えます。
医療相談、治療(medical consultation or treatment)のための渡航かを聞かれます。当てはまる場合は「Yes」、当てはまらない場合は「No」と答えます。
生まれた国を入力します。日本であれば「Japan」です。
メールアドレスを入力します。発給のメールなどが届くので、間違いがないようにするのが重要です。よければ次に進みます。
ほかの旅行者を追加する(Add another traveller)を押して、最大10人分まで同時に申請することができます。
ここまで入力できたら、支払いの段階になります。宣誓(Declaration)に同意する場合は「Agree」と答えます。
NZeTAの料金17ドルと、観光税(IVL)の100ドルが表示されます。支払いはVisa、Masterのクレジットカード、デビットカードが使えます。
支払いを終えると、メールアドレスまでレシートが送信されます。また、NZeTAが発行されるとその旨もメールで通知されます。ほか、アプリ内でも確認することができます。
ウェブでの申請手順
以下では、ウェブ上で申請する場合の入力事項を紹介します。
旅行者情報では、下記の内容を求められます。一部情報は、パスポートに書かれている通りに入力しましょう。
- パスポートの国籍
- パスポート発行国
- パスポート番号
- パスポート有効期限
- 名字
- ミドルネーム※ある場合
- 異なる名前があるか※ある場合、ほかの名前を入力
- 性別
- 生年月日
- 出生地※パスポートにない場合は出生地の名前を入力
- 出生国
- ナショナルアイデンティティナンバー※ある場合
- メールアドレス
- メールアドレス※確認のため2回入力
- ニュージーランドに医療相談や治療のために渡航するか
- ニュージーランド以外の国で退去などにあったことはあるか
- ニュージーランドに入国拒否されたことがあるか
- 有罪判決を受けたことがあるか
パスポートの所持者の顔写真を撮影します。背景はシンプルな壁などで、眼鏡は外し、影ができないように撮ります。
パスポートの顔写真と同一人物であるかを確認するものなので、顔のパーツが隠れないように撮るのがスムーズでおすすめです。
これまでに入力した内容に誤りがないか確認します。
正確に記入したか、パスポートの情報と合致しているか、プライバシー事項に同意するかを聞かれます。チェックを入れ、「Confirm(確認する)」を押すと次に進みます。
NZeTAの費用23ドルと観光税100ドルが請求されます。よければ、カード番号などを入力します。また、「Submit」は提出を表します。
こんなときどうする?
NZeTAの発給状況を確かめたい
NZeTAが発給されたかどうかなどのステータスは、メールアドレス宛にメールでお知らせがきます。
また、NZeTAのステータスを公式サイトのページ(Check your NZeTA status | New Zealand Electronic Travel Authority)から確認することもできます。
「Pending」が審査中、「Issued」が発行されたことを表します。
間違った情報で発給されてしまった
NZeTAの申請で入力した情報の誤りに気づいたものの、すでに申請済みで発給されている場合は、フォームにその旨を入力して提出することによって、修正を加えることができます。
名前のスペル、パスポート番号、メールアドレス、更新後のパスポート番号などを変更することが可能です。
参考:How to request a change to your NZeTA | Immigration New Zealand
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
NZeTAの申請は、アプリまたはウェブ上で手軽に行うことができます。
チェックインの72時間前までに、時間に余裕をもって申請すると安心です。
素敵な旅になることを願っています。
ニュージーランドお役立ち情報 | |
日NZの直行便 (2025) | 成田→オークランド:約10.5h 関西→オークランド:約10.5h |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、NZはO →変換プラグが必要 電圧:日本100V、NZ230~240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | ニュージーランド・ドル(NZD) 1NZD=約90円(2025現在) カード払いが主流 NZ両替・支払い方法の記事はこちら |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 NZの携帯電話事情の記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+3h ※サマータイム中は+1h サマータイムの記事はこちら |