
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、ニュージーランドのサマータイムについてご紹介します。
この記事でわかること
サマータイムとは?

サマータイムは、夏時間ともいい、夏の時間を1時間早めることを意味します。
たとえば、現在6:00PMだとすると、サマータイム中は7:00PMになります。
すると、午後7時なのに(もともとは6時だったから)外が明るい、ということになり、午後の明るい時間が増えます。
また、サマータイムのことを外国では、「daylight saving(デイライトセービング)」と呼ぶことがあります。

日本では聞きなじみのない概念なので、私はサマータイムを知ったとき、とても困惑しました。この記事で後ほど紹介しますが、日本でもサマータイムがとられていた時期があるようです
夏と冬は日照時間が5時間違う
地球の軸(地軸)は、23.4度傾いています。
そのため、夏の期間には地球が太陽に近くなり、太陽の高さも高くなります。
そして、夏には日照時間が冬に比べて最大5時間程度長くなり、夜明けも早まります。
日本は北半球に属していますが、ニュージーランドの属する南半球では、時期が真逆で全く同じことが起こります。
このように、夏の日照時間が冬に比べて長く、夜明けが早くなることを効率的に利用しようというのが、サマータイムです。
サマータイムの目的は?

ニュージーランドをはじめとして様々な国が取り入れているサマータイム。
サマータイムが外国で「daylight saving」とよばれていることからわかるように、サマータイムには、日中の照明を節約しようという目的があります。
夏になると早朝の明るい時間が冬より増えるため、その時間を夕方にまわして有効活用しようということです。

1時間進めると、たしかに明るい時間が増えます。午後7時でも明るくてびっくりしました
ニュージーランドはサマータイム実施国

「サマータイム」の制度を採用している国とそうでない国があり、ニュージーランドは1927年からサマータイムを実施している国です。
ニュージーランドでのサマータイムは、9月の最終日曜日から4月の第一日曜日の期間です。
ニュージーランドのサマータイム実施期間
ニュージーランドの年ごとのサマータイム実施期間は以下の通りです。
年 | サマータイム期間 |
---|---|
2024~2025 | 9月29日~4月6日 |
2025~2026 | 9月28日~4月5日 |
2026~2027 | 9月27日~4月4日 |

ある朝、いつも通りの時間に起きてスマホの時間をみると、いつもより時間が早く、違和感を覚えました。何かがおかしいと思いながら生活して、腕時計をつけようとして、1時間ずれていることに気づきました。サマータイムは夜のうちに時間が進むので、サマータイムが始まる日の前の晩に、時計をずらしておくのがおすすめです
サマータイム中、日本との時差はどうなる?
ニュージーランドでは、サマータイム期間中、時間が1時間すすみます。
ニュージーランドはサマータイムでない期間、日本より3時間進んでいます。
日本が午後4時の場合、ニュージーランドは午後7時です。
しかし、サマータイム期間中は、日本より4時間進むことになります。
サマータイム中は、日本が午後4時の場合、ニュージーランドは午後8時です。
ニュージーランドは、日本よりもともと時間が進んでいるので、サマータイム中はより日本との時差が長くなることになります。
サマータイム期間中 | サマータイム期間外 | |
日本とNZの時差 | 4時間 | 3時間 |

ニュージーランドはサマータイム期間外でも、夕方に「日本より明るいな」と感じるくらいでした。なので、サマータイム中は、夜の明るさがさらに増したという感想をもちました
サマータイムでわかれる意見

おもに電力を節約しようという目的で採用されているサマータイムですが、世界的に見て、サマータイムへの賛否両論があります。
日本とサマータイム
サマータイムという制度は、日本ではとられていません。

私は、ニュージーランドに来て、はじめてサマータイムという概念を知りました。日本では無縁のことばだったので、とても新鮮でした
しかし、実は、日本でも導入されていた時期があります。
それが、戦後です。
戦後、GHQによって日本にサマータイムが導入されましたが、世論の反対にあい、たった4年で廃止されました。
反対の理由としてあったのが、仕事の時間です。
サマータイムによって明るい時間が延びたため、労働が延長されやすく、残業が増えたことから、世論の反対が強まったと考えられています。

日本でサマータイムが取り入れられていた時期があったなんて、なんだか信じられません。労働が延びるなんて、勤勉な傾向の日本らしいなと感じます
オーストラリアとサマータイム
また、たとえばニュージーランドのお隣の国・オーストラリアでは、一部の州がサマータイムを導入しています。
シドニー(ニューサウスウェールズ州)やアデレイド(サウスオーストラリア州)などでは現在でも実施されており、一方で、ブリスベン(クイーンズランド州)では世論の反対により廃止されています。

オーストラリアは州ごとの行政なので、州によってサマータイムに対する姿勢がわかれるようです。日本やニュージーランドは国として動向を決めるため、オーストラリアとの違いが興味深いですね
ニュージーランドは夏の夜が明るい
いかがでしたか?
ニュージーランドでは、サマータイム制度を取り入れていて、夏は日中の時間が長くなります。
日本でも導入されていた過去があるのも驚きですね。
ニュージーランドならではの、夏の日の長さを楽しんでください。
以下では、ニュージーランドのお役立ち情報や、ニュージーランドでのワーホリや観光情報を紹介しています↓↓↓
ニュージーランドお役立ち情報 | |
日NZの直行便 (2025) | 成田→オークランド:約10.5h 関西→オークランド:約10.5h |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、NZはO →変換プラグが必要 電圧:日本100V、NZ230~240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | ニュージーランド・ドル(NZD) 1NZD=約90円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 NZの携帯電話事情の記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+3h ※サマータイム中は+1h サマータイムの記事はこちら |