こんにちは。MiUです。
このブログでは、世界15か国以上・日本47都道府県(2周)を旅した経験をもとに、国内外の旅行に役立つ情報を掲載しています
この記事では、ニュージーランドの先住民・マオリについてご紹介します。
ポリネシア人によるニュージーランドの発見
ニュージーランドは、14世紀に、ポリネシア人によって発見されたといわれています。
太平洋にある島々の民族であるポリネシア人たちは、ニュージーランドに入植し、文化を築きました。
ニュージーランドは「アオテアロア」ともよばれていますが、これは、マオリ語で「長い、白い雲の土地」を意味しています。
「マオリ」の由来
ニュージーランドに定住するようになったポリネシア人たちは、自分たちのことを、「普通」という意味の「マオリ」と呼んでいました。
「普通」というのは、ほかの民族と比較したとき、自分たちのことを「普通」と位置づけるために使われていました。
※一説では、神と比べて「普通」という意味をもっているともいわれます。
それが、のちに入植してくるイギリス人に伝わり、「マオリ」と呼ばれるようになりました。
「マオリ」が「普通」を意味していたのは、韓国のソウルが「都」、タイのバンコクが「水村」を実は意味している事情に似ているなと感じます
ヨーロッパ人によるニュージーランドの発見
マオリ族が定住していたニュージーランドを、ヨーロッパ人が初めて発見したのは、1642年のことでした。
その約130年後の1769年に、オランダ人の探検家がニュージーランドに上陸します。
ヨーロッパやアメリカとの貿易を通じて、ニュージーランドには食材や武器などが持ち込まれました。
イギリスの植民地へ
他の国との交流は、貿易というポジティブな面だけでなく、抗争というネガティブな側面をもたらしました。
1841年から1907年にかけて、ニュージーランドの大半の土地がイギリスの植民地となりました。
1907年にイギリス連邦自治領となった後、ニュージーランド議会は1947年に独立を宣言し主権国家となりました。
現在のマオリ族は?
19世紀にほかの大陸から持ち込まれ、流行した病気によって、マオリの人口は60%減ったといわれています。
しかし、その後状況は回復し、現在は、世界中で100万人近いマオリ系が暮らしています。
ちなみに、現在のニュージーランドの人種構成は、ヨーロッパ系が50%強、マオリが7%、残りがその他となっています。
現在、マオリの多くは北島に住んでいますが、これは昔からマオリが温暖な北島を好んだことに起因しているようです。北島のロトルアには、「テ・プイア」というマオリ族のハカ(踊り)やハンギ(伝統食)を体験できる施設があります
現在のマオリ語は?
マオリ族の言語は「マオリ語」です。
英語、主語とともにニュージーランドの公用語となっており、ニュージーランドの街中で耳にすることもあります。
電車・バスの放送では、日本では「日本語と英語」で案内があるように、ニュージーランドの電車やバスでは「英語とマオリ語」での案内があります。
また、博物館ではマオリの歴史や、伝統的な衣装を展示したスペースがあり、マオリの理解を深めることができます。
ニュージーランドの「トイレ」の案内が、英語表記とともに、マオリ語の「whare paku」となっているのをよく見かけました。ニュージーランドは、先住民のマオリを尊重しているのだと感じます
マオリはニュージーランドに不可欠な存在
いかがでしたか?
マオリは、ニュージーランドの先住民として、ニュージーランドの独自性を今も支えています。
ニュージーランドでは、マオリ族やマオリ文化に触れることができます。
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