
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアの時差について紹介します。
オーストラリアでは一部のスマホ機種が使えない!
2024年の10月から、オーストラリア全土で、3G通信ができるスマホに規制がかかりました。普段4G・5G回線を使用する機種でも、一部のスマホは緊急電話に例外的に3G回線を使用することがあり、オーストラリア国内で緊急通報ができない危険性があるため、3G回線を使用するすべてのスマホの通信が遮断され、モバイルデータの使用及び通話の使用ができなくなりました。
iPhoneおよび一部のAndroid機種は規制の対象外です。また、Wi-Fiやテザリングを使用すれば、どのスマホでも通常使用できます。以下の記事では、規制対象機種および対処方法についてくわしく紹介しています。


オーストラリアの時差
時差とは
地球は、1日に1回転しています。
つまり、24時間で360度まわっています。
この回転により、同じ時間でも、太陽の光が、当たっているところ(日中)と当たっていないところ(夜)が生まれます。
たとえば、日本が夜の0時の時、地球の真裏にあるブラジルは昼の12時です。
時差は、その地域同士がどのくらい離れているかによって生まれる時刻の差です。
時差の決まり方
地球は24時間で360度まわっているので、360を24で割り、その結果の15度で1時間の時差があると定義されています。
それぞれの時間はタイムゾーンといわれ、タイムゾーンの数は1時間ごとに区切った24個に加え、各地域で設定されている30分や15分刻みのものも含め、全世界で40個ほどがあるといわれています。
日付変更線とは
時差に関連して、地球には日付変更線が設定されています。
日付変更線は、「今日」と「明日」の境目を設定しています。
日付変更線をまたぐと、1日進んだり戻ったりします。
たとえば、日本より19時間遅れているハワイに行くとき、西から東に日付変更線をまたぎます。
すると、たとえば3月5日の夜に出発したとして、到着するのは現地時間は同じく3月5日の朝となります。
反対に、ハワイから日本に帰るときは、日付変更線を東から西にまたぎ、日付は進み、3月9日の朝に出発すると翌日の3月10日の朝に到着することになります。
UTCとは
時差について、パソコンの時計などの設定をしていると、「UTC」という言葉が使われていることがあります。
UTCは「Coordinated Universal Time」の略語であり、英語とフランス語の中間をとってUTCと略されることになりました。
UTCは、世界の標準的な時間を設定することで、その差を「UTC+○○」という形で表せるようにしたものです。
たとえば、日本はUTC+9です。
ハワイはUTC-10であり、日本とハワイの時差は19時間になります。
オーストラリアと日本の時差
オーストラリアは、各州でタイムゾーンが異なります。
オーストラリアの各都市と日本の時間をUTCを使って表すと、以下のようになります。
- シドニー、メルボルン、ブリスベン、タスマニア、キャンベラ UTC+10
- アデレイド、ダーウィン UTC+9:30
- パース UTC+8
- 日本 UTC+9
オーストラリアの各都市と日本の時差はそれぞれ1時間、30分です。
また、以下で紹介するサマータイム期間中は、サマータイムを採用している都市に限り、時差が異なります。
オーストラリアにサマータイムはある?
サマータイムとは、夏を中心とした期間の時間を1時間進めることによって、日中の太陽があたる時間を増やすしくみです。
オーストラリアでは、州によってはサマータイムが採用されており、10月の第一日曜日から4月の第一日曜日まで、時間が1時間進みます。
そのため、サマータイム中は日本との時差が1時間縮まったり、広がったりします。
以下は、各都市とサマータイムの有無、時差の早見表です。
都市 | 州 | UTC(サマータイム中) | 日本との時差(サマータイム中) |
---|---|---|---|
シドニー | ニューサウスウェールズ | +10(+11) | +1時間(+2時間) |
メルボルン | ビクトリア | +10(+11) | +1時間(+2時間) |
ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズ | クイーンズランド | +10(なし) | +1時間(なし) |
ホバート | タスマニア | +10(+11) | +1時間(+2時間) |
アデレイド | 南オーストラリア | +9:30(+10:30) | +30分(+1時間30分) |
ダーウィン | ノーザンテリトリー | +9:30(なし) | +30分(なし) |
パース | 西オーストラリア | +8(なし) | -1時間(なし) |
時差に関する気になるポイント
時差に関して、海外旅行で気になるポイントを紹介します。
航空券・ツアーの時刻
海外旅行の際の航空券やツアーの日程には、出発や集合の各時刻が記載してあります。
その時刻は、現地時刻で表記されています。
航空券の出発時間は出発地の時刻、到着時間は到着地の時刻が適用されます。
現地のツアーやホテルのチェックイン、チェックアウト時間、飛行機の出発時間などは、日本の時刻ではなく、オーストラリア各州の時刻が適用されるため、現地時間で動くようにします。スマホや腕時計の設定については下記を参考にしてください。
スマホ、パソコンの設定、腕時計
スマホや腕時計の時刻は、自動設定になっていれば、サマータイムを含め、自動的にその地の時間が表示されます。
ただし、電波時計の場合、オーストラリアには基地局がないため、電波を拾うことは難しいといわれています。
電波が受信できない場合や手動設定の時計は、手動で時刻を設定する必要があることを覚えておくと安心です。
また、パソコンが日本の時刻になっている場合、設定から、タイムゾーンを変更でき、各都市の名前、たとえば「シドニー」や「アデレイド」、「ブリスベン」を含むタイムゾーンを選択すれば、サマータイム中かどうかにかかわらず正しい時刻が表示されます。オーストラリアは州によってサマータイムの実施の有無が異なるため、自分のいる都市名や州に正しく設定するのが重要です。
アップルウォッチは、ペアリングされているiPhoneと時刻が同期するので、設定不要で時差に対応できます。
アップルウォッチは、廉価版のSEであれば3万円代から手に入ります。コスパ重視の方や、はじめてのアップルウォッチにおすすめです。
新しいシリーズ10は、アップルウォッチ史上もっとも薄くなり、ディスプレイも大きくなりました。より多くの機能や充電のもちを重視する場合におすすめです。
日本と連絡できる時間帯は?
オーストラリアと日本の時間を対応させると以下の例のようになります。()は、サマータイムを採用している州のみに適用されるサマータイム中の時間を表しています。
日本時間 | シドニー/ブリスベン | アデレイド/ダーウィン | パース |
---|---|---|---|
11:00 | 12:00(13:00) | 11:30(12:30) | 10:00 |
12:00 | 13:00(14:00) | 12:30(13:30) | 11:00 |
13:00 | 14:00(15:00) | 13:30(14:30) | 12:00 |
14:00 | 15:00(16:00) | 14:30(15:30) | 13:00 |
15:00 | 16:00(17:00) | 15:30(16:30) | 14:00 |
16:00 | 17:00(18:00) | 16:30(17:30) | 15:00 |
17:00 | 18:00(19:00) | 17:30(18:30) | 16:00 |
18:00 | 19:00(20:00) | 18:30(19:30) | 17:00 |
19:00 | 20:00(21:00) | 19:30(20:30) | 18:00 |
20:00 | 21:00(22:00) | 20:30(21:30) | 19:00 |
21:00 | 22:00(23:00) | 21:30(22:30) | 20:00 |
22:00 | 23:00(0:00) | 22:30(23:30) | 21:00 |
23:00 | 0:00(1:00) | 23:30(0:30) | 22:00 |
0:00 | 1:00(2:00) | 0:30(1:30) | 23:00 |
日本にいる家族や友人と連絡をとりたいときは、とくにサマータイム中は、シドニーやアデレイドなどの日本より進んでいる都市では朝早くを避けると安心です。
時差ぼけが心配
海外旅行の際、普段生活しているリズムと異なるタイムゾーンの時間に合わせて生活するために起こる体調不良を時差ぼけといいます。
オーストラリアとの時差は、最大で3時間あります。
時差ぼけの対策として、飛行機では、現地の夜の時間に合わせて寝たり、日本にいるうちから現地の生活に近づけて少し夜更かしまたは早寝することがあげられます。



オーストラリアは各都市でタイムゾーンが異なるとはいえ、そこまでの時差がないので、身体的には楽なほうだと感じます。日本より進んでいる場合は、早寝を意識しておくといいと思います
同じ国でも時差がある?
国のサイズによっては、同じ国でも複数のタイムゾーンが適用されている場合があります。
たとえばアメリカでは、東西に広いため6つのタイムゾーンが存在しています。
オーストラリアも面積が広く、東西にも長くおよぶため、国内で都市(州)によりタイムゾーンが設定されています。
そのため、都市間を旅行する場合は、現地の時間で考えるようにすることが重要です。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
オーストラリアとの時差は最大で3時間となっています。
飛行機やツアーの時刻は現地の時刻となっているため、時計やスマホの設定をチェックしてみてください。
素敵な旅になることを願っています。
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
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通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 両替・支払い方法の記事はこちら |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪のワーホリ・留学でのスマホ 豪の旅行でのスマホ 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h 時差の記事はこちら サマータイムの記事はこちら |