こんにちは!世界15か国・日本47都道府県を旅したMiUです。
このブログ「雨ならいいのに。」では、世界や日本全国旅に関する情報を発信しています
この記事では、オーストラリアのニューサウスウェールズ州・シドニーにある「アンザック記念碑」についてご紹介します。
この記事でわかること
アンザック記念碑とは
アンザック記念碑は、第一次世界大戦で戦没したアンザック軍の兵士を追悼するための記念碑、博物館を指します。
アンザック「ANZAC」とは、オーストラリア・ニュージーランド連合軍を意味する「Australian and New Zealand Army Corps」の頭文字をとったものです。
アンザック記念碑は、シドニーのCBD(ビジネスの中心地)にあるリバプールストリート近くのハイドパークサウスにあります。
2010年に州の遺産に登録されたアールデコ様式の記念碑は、1932年から1934年にかけて建てられました。
1934年の開会式には、10万人ほどの多くの人が参加したといわれています。
また、1984年には、博物館として展示スペースが作られました。
博物館には、戦争に関連する手紙、メダル、本、日記、ユニフォーム、お土産、遺物など、一般の人々から寄贈されたものが展示されています
残された人たちの思いが感じられる記念碑
戦時中のオーストラリアの人口は約450万人でした。
なかでも、陸軍と海軍の入隊者数は416,809人にのぼり、これはオーストラリアの軍人年齢の男性の半数に相当しました。
戦争によって、合計で60,000人のオーストラリア人が死亡し、167,000人が負傷しました。
多くのオーストラリア人が戦争によって没し、多くの人々が悲しみにくれました。
そんな多くの人々の追悼の気持ちを表したのが、このアンザック記念碑でもあります。
記念碑には、重くのしかかる人々の気持ちがこもっているのだと感じます。記念碑に入ると、厳かで、静謐な空間が広がり、歴史について改めて考えさせられます。
記念碑内部の空間は円のようになっていて、その中央には彫刻「犠牲(Sacrifice)」が配置されており、これは、戦時中の、戦う人々と残された人々を象徴しています。
すべての兵士をたたえる記念碑
アンザック記念碑には、帰還者と戦死者の両方の名前が記録されています。
これは、「戦争に参加した一般の兵士の犠牲」をたたえる意味があるとされています。
戦争の勝利や、目立った功績を残した人を英雄視し褒め称える風潮があった当時ではめずらしい、オーストラリア独自のものでした。
アンザック・デイは祝日に
アンザック・デイは、毎年4月25日にあるオーストラリアの祝日のことです。
これは、1915年4月25日にオーストラリア軍がガリポリに上陸したことに由来しています。
オーストラリア人にとって重要なこの日には、アンザック記念碑で慰霊式典が行われます。
アンザック記念碑のオープン時間
アンザック記念碑は、クリスマスとグッド・フライデーを除き、毎日9:00~17:00にオープンしています。
アンザック記念碑と博物館は、入場無料です。
アンザック記念碑へのアクセスは?
アンザック記念碑は、電車「Museum駅」から徒歩4分です。
シドニー観光で知っておきたい交通について解説しています↓↓↓
近くにある「オーストラリア博物館」とあわせて行くのもおすすめです。
オーストラリア博物館について紹介しています↓↓↓
アンザック記念碑で戦争に思いをはせる
アンザック記念碑は、シドニーのCBDにあるアクセス抜群のスポットです。
ぜひ、シドニー観光に組み込み、歴史に思いをはせてみてください。
あわせて行きたいシドニーおすすめスポットを紹介しています↓↓↓