【25年最新】オーストラリアの税関!持ち込みできる物・できない物

オーストラリア税関イメージ(MiU作成)
MiU

こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。

この記事では、オーストラリアの税関について紹介します。

この記事でわかること
  • 税関とは
  • オーストラリアの税関の特徴
  • オーストラリアに持ち込めるもの、申告が必要なもの、持ち込めないもの
  • わからないものがあるときの対処法
目次

オーストラリアでは一部のスマホ機種が使えない!

2024年の10月から、オーストラリア全土で、3G通信ができるスマホに規制がかかりました。普段4G・5G回線を使用する機種でも、一部のスマホは緊急電話に例外的に3G回線を使用することがあり、オーストラリア国内で緊急通報ができない危険性があるため、3G回線を使用するすべてのスマホの通信が遮断され、モバイルデータの使用及び通話の使用ができなくなりました。

iPhoneおよび一部のAndroid機種は規制の対象外です。また、Wi-Fiやテザリングを使用すれば、どのスマホでも通常使用できます。以下の記事では、規制対象機種および対処方法についてくわしく紹介しています。

オーストラリアの税関

税関は、外国に行ったり、日本に帰国する際に、入国審査と別に通る必要があります。

以下では、税関とは何か、税関ですべきことを紹介します。

税関とは

税関とは、国境を越えて持ち運ばれるものの税金を徴収したり、持ち込まれる品を確認して、禁止、制限品がないかをチェックする機関です。

税関の由来

日本語では「税関」といい、輸出入にともなう「税」と交通の要所に物品をチェックするためにおかれた「関所」を組み合わせた言葉であり、現在の税関は正しく税金をかけたり、違法なものを取り締まったり、国に不利益をもたらすものを制限したりしています。

ちなみに、英語圏では「Customs」という表記がありますが、「慣習」というもとの意味から、「慣習的、つまり定期的に徴収する税金」に対して使われるようになり、税金を徴収する場所を指すようになったことが由来といわれています。

税関ですること

税関では、​​Incoming Passenger Card (IPC)という入国カードに必要事項を記入して提出します。

入国カードは、飛行機のなかで配られますが、空港で手に入れることもできます。

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飛行機で受け取り、機内で記入を済ませておくとスムーズです。また、日本からの直行便の場合は、日本語表記のカードが配られることもあります

​​Incoming Passenger Card (IPC)の記入事項

入国カードに記入することは、以下の通りです。

  • 姓名
  • パスポート番号
  • 搭乗便名
  • オーストラリアでの滞在先(ホテルなどの住所)
  • オーストラリアに1年滞在するか
  • 結核・犯罪歴の有無
  • 持ち込み制限品の有無(Yes・Noにチェックを入れる)
  • オーストラリア滞在中の連絡先(電話・メールアドレスor住所)
  • 緊急時の連絡先(氏名、メールor電話or郵送先住所)
  • 飛行機に搭乗した国
  • 職業
  • パスポートの国籍
  • 生年月日
  • 滞在期間と目的
  • 署名と日付
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入国カードに記入したことをもとに、各レーンに振り分けられます。カードには正しく、正直にすべて答えれば大丈夫です

オーストラリアの税関の基準

以下では、税関を通る際に基準となる免税範囲や、申告する必要のあるもの・ないものの例を紹介します。

該当するものがあるか確認して、日本語に加え、英語でメモをしておくと当日あわてずにすみます。

なお、下記にない品目や、最新情報などはオーストラリアのボーダーフォースの公式サイトで確認できます。

Can you bring it in?(オーストラリアボーダーフォース公式サイト)

オーストラリアの免税範囲

オーストラリアの免税範囲は、以下のようになっています。

また、家族で入国する場合は、数字を合算することができます。たとえば大人2人子ども1人の家族の場合は、2,250ドル分まで免税になります。

  • 900ドル(大人)450ドル(子ども)分の一般商品
  • 2.25リットルまでのアルコール
  • 紙巻たばこ25本またはたばこ25g

オーストラリアの持ち込み禁止品

オーストラリアは、主に害虫や病気を防ぐ観点から、さまざまなものに制限をかけています。以下では、持ち込みが禁止されているものを紹介します。

なお、基本的に持ち込みは制限されていますが、決められた条件を満たせば持ち込むことができる場合もあります。

  • 生きた動物
  • 生きた植物
  • 生鮮食品(肉、果物、野菜、乳製品など)
  • 手作りの食べ物
  • 隠し刀物、バタフライナイフ、ヌンチャクなどの武器
  • スタンガンなどの手持ちの電気ショック機器
  • 偽ブランド品、海賊版、違法ポルノ など

オーストラリアで申告すべきもの

以下のものは、持ち込むことができますが、税関での申告が求められます。

また、処方薬については、医師による手紙または処方箋のコピー(英文)を持ち歩くことが求められています。

  • 植物の種子
  • 処方薬(3か月まで)
  • 電子タバコ
  • 包丁などの固定刃物
  • 日本刀、剣
  • 動物の骨や歯、角
  • キャンドル
  • 羽毛を含む商品(10個まで)
  • 毛皮、皮革など
  • ライター
  • 木製品
  • 砂、岩、化石、貝殻 など

オーストラリアで申告せずに持ち込めるもの

以下のものは、オーストラリア入国の際、申告なしで持ち込むことができます。

ただし、各商品は売られている状態で、使用は個人によるものであるという条件があります。

  • お茶※未開封
  • 焙煎されたコーヒー※コピルアクを除く
  • ポテトチップス
  • チョコレート・菓子(10㎏まで)
  • メープルシロップ、糖蜜など
  • ベジマイト、ヌテラ、ピーナッツバターなど
  • 化粧品(10㎏または10リットルまで)
  • ジュース・ソフトドリンク
  • 10,000ドル相当までの現金 など

データ参照元:Bring without declaring | Australia Border Force

こんなときどうする?

申告すべきかどうかわからない!

税関の組み分けは複雑で、正確に把握するには少し困難があります。

また、最終的な判断を行うのは空港にいる税関職員です。

そのため、その場の職員の判断にゆだねるのが効率的です。

申告すべきかわからない場合は、すべてを申告するか、職員に質問しましょう。

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とくにオーストラリアは、食品などの持ち込みに厳しいといわれる国です。飛行機の中でも、「わからなければとにかく申告して」というメッセージを聞きます。申告すれば、たとえ持ち込んでいたとしても破棄すればよいだけなので、わからないものはすべて申告する、またはその場の係の人に聞くのがおすすめです。私も毎回怪しいものはすべてYesにチェックして、指示を仰ぐようにしています

持ち込めるかどうか事前に確認したい

持っていくものが持ち込めるかどうか、渡航する前に確認したい場合は、オーストラリアのボーダーフォース(国境警備隊)の公式サイトまたは、電話で問い合わせることができます。

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まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

税関は、入国するときに免税の範囲かどうか、持ち物に制限品はないかを確認するところです。

わからないものがあるときや不安なときは、すべて申告すれば大丈夫です。

素敵な旅になることを願っています。

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