
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアのパースにある「Old Court House Law Museum(旧裁判所法律博物館)」について紹介します。
この記事でわかること
旧裁判所法律博物館とは

旧裁判所法律博物館は、パース市内にある旧裁判所を博物館として利用している建物です。
パースでもっとも古い歴史をもつ建物で、パースのもつ、法律に関する歴史を学ぶことができます。

旧裁判所の建物はそこまで大きくはありませんが、パースでもっとも古い建物であり、重要な歴史を持っています。最高裁判所庭園とあわせて訪ねてみてください
旧裁判所法律博物館の歴史

旧裁判所は、1836年に建てられた裁判所で、パースのなかでもっとも古い建物です。
旧裁判所のはじまりは、スワン川の植民地に法律の拠点となる建物が必要となったことでした。
パースで最初の裁判は、簡素な聖ジェームズ教会で行われましたが、より大きい建物への要望が高まり、旧裁判所が造られました。
しかし、植民地の入植者は600人程度と少なく、資金が集まらず、現在の旧裁判所の規模になりました。

1903年に、現在の最高裁判所(旧裁判所の隣)が造られたため、旧裁判所は仲裁の裁判所→事務所→法律博物館という変化をたどりました。
一方で旧裁判所は、入植してきたヨーロッパ人による、イギリス式の司法を象徴する建物でもあり、この地の先住民アボリジニがもっていた裁判制度や刑罰ではなく、ヨーロッパから持ち込まれた司法をアボリジニにも適用したという歴史をもっています。
現在は法律博物館として開放されており、パースの司法にかかわる歴史に触れることができます。
旧裁判所は、その歴史的な価値から、文化遺産としてナショナルトラストのほか、パースの遺産リストに登録されています。

オーストラリアの歴史は、先住民であるアボリジニとの関係なしには語れません。それは司法も同じで、どのような制度を誰に適用するかは、議論の対象になったのだろうなと想像します。旧裁判所では、そんな歴史への理解が深まる展示がされています
データ参照元:inHerit – State Heritage Office
旧裁判所法律博物館の見どころ
旧裁判所法律博物館では、小規模ながらも歴史的に重要な展示品がたくさん鑑賞できます。
以下では、展示品の一部を紹介します。
バーテーブル

旧裁判所に入ってすぐの部屋には、バーテーブルがあります。
1854年に職人によってつくられた、150年以上の歴史をもつテーブルです。
処刑に使われた道具

旧裁判所法律博物館は、最初の部屋の奥に、階段を数段上っていく展示室があります。
そこには、さまざまな法律の歴史に関する展示物を鑑賞でき、当時の処刑に使用されたロープも展示されています。

展示されていたロープに年季が入っていて、ロープや、パースの司法がもつ歴史の長さを感じました。ほかにも、壁に説明書きがあったり、暖炉があったりして興味深かったです
アクセス情報(2025年最新)

入場料は?
旧裁判所法律博物館は、入場無料です。
所要時間は?
旧裁判所法律博物館は、30分~1時間ほどで見学できます。

旧裁判所法律博物館は、もともと裁判所として使われていた建物を利用しているので大規模ではないですが、その建物自体や、中にある展示物は見ごたえがあります
営業時間は?
旧裁判所法律博物館の営業時間は、火曜日~日曜日の10:00~16:00です。
アクセスは?
旧裁判所法律博物館は、パース駅から徒歩11分でアクセスできます。
基本情報
住所 | Stirling Gardens, cnr of Barrack St &, St Georges Terrace, Perth WA 6000 |
アクセス | パース駅から徒歩11分 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 月曜日 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://lawsocietywa.asn.au/old-court-house-law-museum/ |
まとめ
いかがでしたか?
旧裁判所法律博物館は、パースでもっとも古い歴史をもつ建物です。
一時は最高裁判所として使われていた建物で、パースや西オーストラリアの歴史に触れられます。
ぜひ訪れてみてください。
以下では、オーストラリアのお役立ち情報や持ち物、パースのおすすめスポットを紹介しています。
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪の携帯電話事情の記事はこちら 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h |