こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、メルボルンのフリートラムゾーンと無料トラムで行けるおすすめスポットについてご紹介します。
この記事でわかること
メルボルンのフリートラムゾーンとは
メルボルンでは、公共交通機関としてトラムが走っています。
メルボルンの公共交通機関であるバス・電車・トラムを使う際は、基本的に「Myki(マイキー)カード」と呼ばれる専用の交通プリペイドカードが必要になります。
ですが、トラムには、マイキーカードも運賃もいらない、無料で乗れる「フリートラムゾーン」という特別な区間があります。
この区間内をトラムで移動する場合は、運賃はかかりません。
また、マイキーカードを所持・タッチする必要もありません。
フリートラムゾーンのトラムの乗り方
フリートラムゾーンでは、トラムの乗り場でトラムが来るのを待ちます。
そして、扉が開いたら乗り、目的地の駅に着いたら降ります。
※その際、マイキーカードを持っていてもタッチする必要はありません。タッチしてしまうと、運賃が引かれてしまいます。
フリートラムゾーンにはどの駅が含まれる?
フリートラムゾーンは、以下の地図で示すゾーンです。
出典:Public Transport Victoria『Free Tram Zone Map』
この緑色のゾーン内をトラムで移動する場合は、マイキーカードは必要ありません。
トラムには2種類ある
メルボルンのトラムには、外見と走る路線が異なる2つのトラムがあります。
シティサークルトラム
シティサークルトラムは、歴史あるレトロな車両を使っており、これはフリートラムゾーン(無料で乗れる区間)のみ運行しています。
そのため、無料区間かどうかわからない場合でも、レトロなシティサークルトラムに乗れば、確実に無料で乗車できます。
通常のトラム
通常のトラムは新しいトラムで、無料・有料区間を走っています。
ただし、通常のトラムでも、フリートラムゾーン内の駅には、「Free Tram Zone」という表記があるので、それを確認すれば大丈夫です。
フリートラムゾーン内のおすすめスポット12選
フリートラムゾーンのエリアは市内中心部です。
以下では、無料トラムで行ける、おすすめのスポットを12個紹介します。
①フリンダースストリート駅
フリンダースストリート駅は、メルボルンのシティの中心部にある駅です。
乗客数はビクトリア州でもっとも多く、毎日通勤・通学、観光で多くの人が利用します。
1909年に完成した駅舎はとても目を引く外観で、夜のライトアップではまた違った雰囲気が楽しめます。
入口に並んだ時計は、現役で各線の発車時刻を表しています。
観光客にとってはフォトスポットになっています。入口にある時計は、間近でみるととても年季が入っていて、昔にタイムスリップしたかのような気持ちになりました。昔この駅で鉄道を利用していた人たちに思いをはせると、なんだか胸が熱くなります
住所 | Flinders St, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | フリンダースストリート駅 |
営業時間 | 始発から終電まで |
定休日 | なし |
料金 | 改札内は運賃が必要 |
公式サイト | https://www.ptv.vic.gov.au/ |
②セントポール大聖堂
セントポール大聖堂は、フリンダースストリート駅の向かいにある英国国教会による教会です。
目を引く外観に加え、内部の芸術的なストライプデザインは必見です。
ちなみに、外観の尖塔が色が異なるのは、作られた時代と資材が異なるからです。
住所 | Flinders St, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | フリンダースストリート駅から徒歩6分 |
営業時間 | 平日 10:00~18:00 土曜 10:00~17:00 祝日 11:00~16:00 |
定休日 | なし※要確認 |
料金 | 無料 |
公式サイト | セントポール大聖堂公式 |
③ホイザーレーン
メルボルンは、「落書き」をいち早く認めた都市として有名です。
そんなメルボルンのストリートアートに触れられるもっとも有名な通りが、ホイザー(ホージャー)レーンです。
アートは恒久的にあるわけではなく、頻繁に描きかえられるため、そのときだけのアートとの出逢いが待っています。
住所 | Hosier Lane, Melbourne VIC 3004 |
アクセス | フリンダースストリート駅から徒歩4分 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.melbourne.vic.gov.au/street-art |
④ロイヤル・ブロックアーケード
ロイヤルアーケードとブロックアーケードは、メルボルンのアーケードとして長い歴史をもち、ともにビクトリア州遺産に登録されています。
ロイヤルアーケードは神話の人物が毎時に鐘を鳴らす大時計、ブロックアーケードは長い歴史をもつティールームがそれぞれ見どころです。
ロイヤルアーケードの基本情報
住所 | 335 Bourke Street Mall, Melbourne, Victoria 3000 |
アクセス | フリンダースストリート駅から徒歩8分 |
営業時間 | 月~木 7:00~19:00 金 7:00~20:30 土 8:00~19:00 日 9:00~19:00 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://royalarcade.com.au/ |
ブロックアーケードの基本情報
住所 | 282 Collins Street, Block Arcade, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | フリンダースストリート駅から徒歩6分 |
営業時間 | 月~木 8:00~18:00 金 8:00~20:00 土 8:00~17:00 日 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://theblock.com.au/ |
⑤ヤラ川
ヤラ川は、メルボルンを流れる川で、夜景がとてもきれいです。
フリンダースストリート駅から徒歩すぐにある橋から見えるので、ぜひ夜に散策してみてください。
ヤラ川は日中もきれいなのですが、夜はその魅力がより感じられます。夜のお散歩コースにぴったりです。ライトアップされるフリンダースストリート駅とあわせて楽しめます
⑥ビクトリア国立美術館
ビクトリア国立美術館はオーストラリア最古の美術館です。
1階ではアジアの作品が展示されており、日本のアートだけのブースもあります。
また、2階ではモネやピカソ、ダリなど著名な芸術家の作品を鑑賞できます。
ビクトリア国立美術館は、建物が大きく、中の展示もとても充実しています。時期によって異なる特別展も行われていて、楽しいです
住所 | 180 St Kilda Rd, Melbourne VIC 3006 |
アクセス | フリンダースストリート駅から徒歩7分 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.ngv.vic.gov.au/ |
⑦ビクトリア州議事堂
ビクトリア州議事堂は、州の立法を担う機関です。
無料ツアーを通して、議事堂の内部に入ることができます。
パブリックツアーでは、上院(赤い部屋)と下院(緑の部屋)を中心に、議事堂内をガイドつきでまわることができます。
州議事堂は、ゴールドラッシュの影響を強く受けているため、堂内のいたるところに金が施されていました。ぜひ金に注目してみてください
住所 | Spring St, East Melbourne VIC 3002 |
アクセス | 無料トラム11-City Square/Swanston St駅から徒歩16分 |
営業時間 | 平日8:30~17:30 |
定休日 | 土日・祝日 |
料金 | 無料ツアーあり |
公式サイト | https://www.parliament.vic.gov.au/ |
⑧王立展示館とカールトン庭園
王立展示館とカールトン庭園は、世界遺産に登録されている文化的に重要なスポットです。
王立展示館・カールトン庭園は、ともに1880年の万博のためにつくられた施設で、当時のビクトリア州のフレッシュさが表れています。
カールトン庭園は公園になっていて、手入れされた緑はとてもきれいで、市民の憩いの場となっています。
また、王立展示館の内部には有料のツアーを通して入場することができます。
2025年に大阪で万博が開催されますが、1880年当時、万博はとても勢いがあり、それは噴水のデザインにも表れています。文化を象徴するデザインの下で若者(メルボルン)が踊っているのが、当時の勢いを感じさせ、感慨深いです
住所 | 1-111 Carlton St, Carlton VIC 3053 |
アクセス | 無料トラム「10-Nicholson Street & Victoria Parade」から徒歩2分 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.melbourne.vic.gov.au/carlton-gardens |
⑨メルボルン博物館
カールトン庭園内にあるメルボルン博物館は、世界有数のトリケラトプスの化石を有する見どころたっぷりの博物館です。
トリケラトプスの化石が完全体に近い形で見つかるのはとても珍しく、メルボルン博物館には本物のトリケラトプスが展示されています。
博物館の規模は南半球最大といわれ、半屋外のフォレストギャラリーやアボリジニ文化の展示など、さまざまな種類の展示を鑑賞できます。
チケットは事前購入が便利です。
住所 | 11 Nicholson Street Carlton, Victoria, 3053 |
アクセス | 無料トラム「10-Nicholson St/Victoria Pde (Carlton)」から徒歩11分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | クリスマス・グッドフライデー |
料金 | 大人15ドル |
公式サイト | https://museumsvictoria.com.au/melbournemuseum/plan-your-visit/getting-here-and-parking/ |
⑩ビクトリア州立図書館
ビクトリア州立図書館は、オーストラリアの公共図書館としてもっとも長い歴史をもつ図書館です。
図書館は、なんといっても、その美しすぎるドーム型の読書室が見どころです。
実際に机に座って作業をすることもできます。
ドームは6階建てですが、読書室は3階にあります。私も実際に机に座ってみました。年季の入った机と、囲まれるドームの白さに、ロマンを感じました。ぜひ一目見に訪れてみてください
住所 | 328 Swanston St, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | トラムMelbourne Central Station / State Library of Victoria 駅から徒歩1分 |
営業時間 | 10:00~18:00 ※一部ホールやカフェを除く |
定休日 | クリスマスなどの一部の祝日 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.slv.vic.gov.au/ |
⑪メルボルン中華街
メルボルン中華街は、ビクトリアのゴールドラッシュ時代にわたってきた中国人によって形成されたチャイナタウンです。
南半球でもっとも長い歴史をもち、通りには中国の各地方の料理店が並びます。
歩行者天国にはなっておらず、中華街という長い通りが続くイメージです。メルボルンCBDにあり、ほかの繁華街とも近いので、歩いていて気づいたら中華街にいることもあります
住所 | Little Bourke St, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | メルボルンセントラル駅から徒歩6分 |
営業時間 | 24時間営業 |
定休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://chinatownmelbourne.com.au/ |
⑫クイーンビクトリアマーケット
クイーンビクトリアマーケットは、メルボルンの市内にある市場です。
取り扱っている商品はお肉や野菜から、フルーツ、衣料品など多岐にわたります。
観光客向けかと思えば、バナナやチェリーなどがとても安く売られていて、地域に密着した市場なのだと思いました。市場の規模はとても大きく、野菜、果物、お肉、お魚、服、アクセサリーなどがそれぞれのエリアにわかれていて、歩くだけでも楽しいです
屋台も出ているので、グルメも楽しむことができます。
住所 | Queen St, Melbourne VIC 3000 |
アクセス | フラッグスタッフ駅から徒歩9分 |
営業時間 | 火・木・金曜日 6:00~15:00 土・日曜日 6:00~16:00 |
定休日 | 月・水曜日 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://qvm.com.au/ |
フリートラムゾーン外に行くには?
メルボルンには、フリートラムゾーンの区間外にも、おすすめスポットがあります。
フリートラムゾーンを少しでも出る場合や、フリートラムゾーン外を移動する場合は、マイキーカードという専用のカードが必要になります。
私は、空港から市内へたったの5.5ドル+カード代金6ドルで移動できるため、マイキーカードを作成しました。空港から市内の移動で元が取れ、また、市内中心部にはないスポットに行くときにも使えるので、メルボルン観光をより楽しみたい場合は、マイキーカードを作るのをおすすめします
フリートラムゾーン外で行きたいスポット3選
以下では、メルボルン観光でフリートラムゾーン外にあるおすすめスポットを紹介します。
紹介するスポットはすべてメルボルン中心部周辺にあり、歩いていくことも可能です。
私は実際に、市内中心部からすべて徒歩で行ったことがあります
①メルボルン動物園
メルボルン動物園は、世界有数のカモノハシが飼育されている動物園であり、カモノハシが泳いでいる姿を見ることができます。
また、ライオンやトラ、キリンやペンギンなどの動物だけでなく、オーストラリアの動物たち(コアラやクオッカ、カンガルーなど)にもあうことができます。
約13種類の蝶々が飛び回る「蝶々館」も見どころです。
住所 | Elliott Ave, Parkville VIC 3052 |
アクセス | ロイヤルパーク駅から徒歩3分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
料金 | 大人53ドル |
公式サイト | https://www.zoo.org.au/melbourne |
②メルボルン王立植物園
写真映えする鉄のゆりかごや、オーストラリア・ニュージーランドの植物が見どころのメルボルン王立植物園は、入場無料で手入れされた植物のなかを歩くことができます。
カフェで湖を眺めながらひと息つくのもおすすめです。
住所 | 3004 Victoria, Melbourne |
アクセス | トラム「Shrine of Remembrance/St Kilda Rd」から徒歩10分 電車「リッチモンド駅」から徒歩13分 |
営業時間 | 7:30~19:30 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.rbg.vic.gov.au/melbourne-gardens/ |
③戦争慰霊館
メルボルンの戦争慰霊館は、第一次世界大戦以降の戦争の展示を行う、追悼碑です。
内部はギャラリーとなっていて、戦争の歴史に関する展示を見ることができます。
また、バルコニーからの景色は、メルボルンの街が一望できおすすめの絶景スポットとなっています。
住所 | Birdwood Ave, Melbourne VIC 3001 |
アクセス | トラム「Shrine of Remembrance/St Kilda Rd」から徒歩2分 |
営業時間 | 10:00~17:00※最終入場16:30 |
定休日 | クリスマス、グッドフライデー、メンテナンス実施日 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.shrine.org.au/ |
トラムを使ってメルボルン観光を楽しもう
いかがでしたか?
メルボルンは、中心部に無料トラムがあり、ほとんどの観光地をまわることができます。
ぜひトラムを利用して、観光を効率的に楽しんでください。
以下では、オーストラリアのお役立ち情報や、メルボルン観光におすすめのスポットを紹介しています↓↓↓
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪の携帯電話事情の記事はこちら 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h |