こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアのメルボルンにあるSHRINE OF REMEMBRANCE(戦争慰霊館)について紹介します。
この記事でわかること
戦争慰霊館とは
SHRINE OF REMEMBRANCE(戦争慰霊館)は、メルボルン市内にある第一次世界大戦以降の戦争で亡くなった兵士の追悼碑です。
戦争慰霊館では、1901年にオーストラリアが現在の「オーストラリア連邦」として成立してから起きた戦争についての展示を行っています。
戦争慰霊館の歴史
戦争慰霊館は、第一次世界大戦で亡くなったビクトリア州の人々を弔うためにつくられました。
第一次世界大戦では、ビクトリア州の兵士合計11万人以上のうち、19,000人が亡くなりました。
亡くなった人々を追悼するため、1918年には記念碑を建てようという計画が持ち上がります。
しかし、コンテストで優勝したデザインが、主に莫大な費用がかかる点で物議を醸し、いったんは中断されました。
その後、再び計画が立ち上がり、1927年には礎石がおかれました。
建設の資金は主に市民からの寄付によるもので、追悼に対する強い思いが感じられます。
戦争慰霊館は1934年に完成し、その後、完成以降に起きた第二次世界大戦や朝鮮戦争、ベトナム戦争などの展示が追加されました。
戦争慰霊館の外観は、実際に見ると、まわりの公園とあわせてとても大きな規模だと思いました。そんな大きな空間に慰霊館が静かにたたずんでいる姿に、「重さ」を感じました
戦争慰霊館の見どころ
①The Galleries of Remembrance(追悼のギャラリー)
戦争慰霊館では、館内のギャラリーに戦争に関する展示がされています。
800点以上の展示品があり、第一次世界大戦以降の戦争についての理解を深めることができます。
戦争慰霊館のギャラリーは、赤いレーザーのような光と暗闇が効果的に使われていて、洗練されて、引き込まれるデザインでした。私はとくに、日本を含む戦争の歴史を視覚的に学べる年表の展示が印象に残っています。重々しいだけでなく、興味をひくような展示で、新鮮な刺激でした
②The Sanctuary(サンクチュアリと光の追悼)
サンクチュアリは、展示室から階段またはエレベーターで上ったところにあります。
中央にある追悼の石は、お墓を象徴しており、戦争で亡くなった人々への祈りの気持ちが込められています。
また、この石の文字「LOVE」は、第一次世界大戦が終戦を迎えた1918年11月11日の11:00と同じ日時に光るようになっています。
現在は、毎日10:30から1時間ごとに光り、光を毎日体験できるようになっています。
③The Balcony(バルコニー)からの景色
サンクチュアリから階段で上に上がると、メルボルンの街を見渡すバルコニーに出ることができます。
慰霊館は戦争に関する展示だけでなく、メルボルンの展望台としての見どころも大きいです。
ぜひ訪れたら、バルコニーまで上がってみてください。
バルコニーまでの道は、階段の段が多くて少し大変でした。ですが、バルコニーからの景色は、標高が高く、メルボルンのビル群を含めた絶景が見られるフォトスポットです
④The Eternal Flame(永遠の炎)
1954年に完成した第二次世界大戦記念館には、完成当時から続く永遠の炎がともされています。
これは、当時のエリザベス2世女王によってともされたもので、炎は戦没者の記憶を表しています。
炎が亡くなった人々の記憶を表すから、「永遠の炎」なのですね。込められた深い思いを感じます
ガイドツアーも
戦争慰霊館では、有料のガイドツアーが開催されています。
ガイドの解説を聞けば、より慰霊館や戦争についての理解が深まります。
当日インフォメーションデスクで申し込むか、公式サイトから予約することができます。
チケット料金 | 大人 20ドル 子ども 10ドル コンセッション 15ドル |
開始時間 | 10:00~ 11:00~ 13:00~ 14:00~ 15:00~ |
所要時間 | 45分間 |
※コンセッション料金は、オーストラリア・ニュージーランドの年金カードやヘルスケアカード、学生証(フルタイム)を持っていることが条件です。
ショップでお土産も
戦争慰霊館のビジターセンターの奥には、慰霊館に関連したグッズが販売されています。
ぬいぐるみや小物、絵はがきなどを購入することができます。
戦車や飛行機の形をした鉛筆削り器が販売されていました。金属製で、とても本格的な作りでロマンを感じました
また、ショップの奥にはカフェもあり、コーヒー休憩ができます。
戦争慰霊館のアクセス情報(2025年最新)
入場料は?
戦争慰霊館は入場無料です。
営業時間は?
戦争慰霊館の営業時間は10:00~17:00です。
最終入場は16:30となっています。
所要時間は?
戦争慰霊館の公式サイトでは、ギャラリーに1.5時間を要するとされています。
バルコニーやショップを見る時間を考慮すると、2時間程度見ておくのがおすすめです。
私は速足で1時間程度でした
アクセスは?
戦争慰霊館までは、トラム「Shrine of Remembrance/St Kilda Rd」から徒歩2分でアクセスできます(※フリートラムゾーン外)。
また、ハブ駅「フリンダースストリート駅」からは徒歩19分です。
基本情報
住所 | Birdwood Ave, Melbourne VIC 3001 |
アクセス | トラム「Shrine of Remembrance/St Kilda Rd」から徒歩2分 |
営業時間 | 10:00~17:00※最終入場16:30 |
定休日 | クリスマス、グッドフライデー、メンテナンス実施日 |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.shrine.org.au/ |
メルボルンの戦争慰霊館で歴史に触れる
いかがでしたか?
メルボルンの戦争慰霊館は、戦争の歴史に関する展示を洗練された空間で鑑賞できます。
ぜひ内部まで入って見学してみてください。
以下では、オーストラリアのお役立ち情報や、メルボルン観光におすすめのスポットを紹介しています↓↓↓
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪の携帯電話事情の記事はこちら 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h |