
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアの祝日について紹介します。
オーストラリアの祝日
オーストラリアの祝日とは
オーストラリアにも、日本と同じように祝日があります。
祝日には、学校や一部の業種をのぞく会社がお休みになります。
オーストラリアの祝日も、日本の祝日、たとえば「勤労感謝の日」や「春分の日」、「天皇誕生日」など、それぞれの意味をもって祝われる日です。
オーストラリアの祝日一覧
オーストラリアの祝日は、全国で共通しているものと、州ごとに定められたものがあります。
以下では、2025年の祝日を、州ごとに一覧で紹介します。
オーストラリア首都特別地域(ACT州) キャンベラなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
3月10日(月) – キャンベラ・デー
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – イースター・サタデー
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
6月2日(月) – リコンシリエーション・デー(和解の日)
6月9日(月) – 国王誕生日
10月6日(月) – レイバー・デー
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
ニューサウスウェールズ州(NSW州) シドニーなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – イースター・サタデー
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
6月9日(月) – 国王誕生日
10月6日(月) – レイバー・デー
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
ビクトリア州(VIC州) メルボルンなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
3月10日(月) – レイバー・デー
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – イースター前の土曜日
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
6月9日(月) – 国王誕生日
9月26日(金) – AFLグランドファイナル前の金曜日
11月4日(火) – メルボルン・カップ・デー
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
西オーストラリア州(WA州) パースなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
3月3日(月) – レイバー・デー
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
6月2日(月) – 西オーストラリア・デー
9月29日(月) – 国王誕生日(地域により異なる)
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
南オーストラリア州(SA州) アデレイドなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
3月10日(月) – アデレード・カップ・デー
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – イースター・サタデー
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
6月9日(月) – 国王誕生日
10月6日(月) – レイバー・デー
12月24日(水) – クリスマス・イブ(午後7時~深夜)
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – 宣言記念日(Proclamation Day)/ ボクシング・デー
12月31日(水) – 大晦日(午後7時~深夜)
クイーンズランド州(QLD州) ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – グッドフライデー翌日
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
5月5日(月) – レイバー・デー
8月13日(水) – ロイヤル・クイーンズランド・ショー(ブリスベン地域のみ)
10月6日(月) – 国王誕生日
12月24日(水) – クリスマス・イブ(午後6時~深夜)
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
タスマニア州(TAS州) ホバートなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
2月10日(月) – ロイヤル・ホバート・レガッタ(地域限定)
3月10日(月) – エイト・アワーズ・デー(8時間労働の日)
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月22日(火) – イースター・チューズデー(公務員など)
4月25日(金) – アンザック・デー
6月9日(月) – 国王誕生日
11月3日(月) – レクリエーション・デー(地域限定)
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
ノーザンテリトリー(NT州) ダーウィンなど
1月1日(水) – 元日
1月27日(月) – オーストラリア・デー振替休日
4月18日(金) – グッド・フライデー
4月19日(土) – イースター・サタデー
4月20日(日) – イースター・サンデー
4月21日(月) – イースター・マンデー
4月25日(金) – アンザック・デー
5月5日(月) – メイ・デー
6月9日(月) – 国王誕生日
8月4日(月) – ピクニック・デー
12月24日(水) – クリスマス・イブ(午後7時~深夜)
12月25日(木) – クリスマス
12月26日(金) – ボクシング・デー
12月31日(水) – 大晦日(午後7時~深夜)
データ参照元:2025 public holidays – Fair Work Ombudsman
各祝日の意味
以下では、各祝日のもつ意味を、主にオーストラリア国内で共通なものについて紹介します。
祝日の日付 | 祝日名 | 意味 |
---|---|---|
1月1日 | New Year’s Day(元日) | 新年を祝う日 |
1月26日 | Australia Day(オーストラリア・デー) | 1788年、イギリスの第一船団がシドニー湾に上陸し植民地を設立したことを記念した日 |
3月、5月、10月(州により異なる) | Labour Day(レイバー・デー) | 8時間労働制の確立など、労働者の権利運動を記念する日 |
3月〜4月の金曜 | Good Friday(グッド・フライデー) | イエス・キリストが十字架にかけられた日を追悼する日 |
3月〜4月の月曜 | Easter Monday(イースター・マンデー) | イエスの復活を祝うイースター連休の最後の日 |
4月25日 | ANZAC Day(アンザック・デー) | 第一次世界大戦のガリポリ上陸作戦を記念し、全ての兵士・退役軍人を追悼する日 |
6月(州により異なる) | King’s Birthday(国王誕生日) | 英国王チャールズ3世の公式誕生日を祝う日 |
12月25日 | Christmas Day(クリスマス) | イエス・キリストの誕生を祝う日 |
12月26日 | Boxing Day(ボクシング・デー) | 裕福な人が贈り物をする文化が転じて、セールが行われる日 |
オーストラリアの大晦日、正月
オーストラリアの大晦日と正月には、各地でイベントが行われます。
カウントダウン花火は、オペラハウスをバックに打ち上げられるシドニーをはじめとして、各地で盛大に開催されます。
また、日本と季節が真逆の夏なので、ビーチで年越しを迎える人も多いです。
また、正月はリラックスする日としておもに家族と過ごします。



私は大晦日をビーチで過ごしました。大晦日に海で過ごすなんて、日本ではありえないことだったので不思議な感覚でした
オーストラリアのイースター
イースターは、イエス・キリストが十字架にかけられたあとに復活したことを祝うものとして数日にわたって行われる祭りです。
イースターはキリスト教徒にとって、もっとも重要な日であるともいわれ、キリストが人々の罪を贖ったことを記念する、信仰において根幹をなす出来事を祝う日です。
オーストラリアでもイースターは重要視されており、キリストが十字架にかけられたグッドフライデー、復活をしたイースターサンデー、祝日を締めくくるイースターマンデーが祝日として各州で祝われています。



イースター近くになると、スーパーやデパートなどにイースターグッズが並び、一気にイースターモードになります。「エッグハント」という、隠された卵を探すゲームが、日本でいう宝探しのようで子どもに人気です
オーストラリアのクリスマス
クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。
オーストラリアでもクリスマスは重要視されていますが、北半球の国々と異なり、真夏にむかえるクリスマスとなります。
クリスマスには、夏らしくビーチで過ごしたり、クリスマスパーティーを開いたり、クリスマスのデコレーションをしたりして楽しみます。



オーストラリアでは、恋人ではなく家族と集まって過ごすのがクリスマスという認識で、街には家族連れが多くいました。また、ボクシングデーにかけて、大きめのセールが行われ、店がにぎわいます
日本との違い
オーストラリアと日本の祝日の違いとしては、どのようなことがあるのでしょうか。
祝日の数
オーストラリアの各州と日本の祝日の数を比較してみます。
以下では、2025年の祝日の数をもとに、オーストラリアの州ごとと日本の祝日を比べています。
オーストラリアの祝日 | 日本の祝日 |
---|---|
ACT州:計13日 | 計16日 |
NSW州:計11日 | |
VIC州:計13日 | |
WA州:計11日 | |
SA州:計14日 | |
QLD州:計13日 | |
TAS州:計12日 | |
NT州:計14日 |



オーストラリアにいると、祝日があまりないため、祝日という概念を忘れそうになります。また、オーストラリアの祝日は、各地がにぎわう日本と違って、お店が閉まり家で過ごすのが中心で、そのギャップにも驚きました
祝日の意味
日本とオーストラリア、どちらにもある祝日ですが、その意味は少し異なる部分があります。
オーストラリアでは、祝日の多くが事実に基づいており、戦争や植民地化、独立、労働などに関する出来事に結びついたものが多いです。
対して日本では、自然に基づく祝日があります。春分の日や秋分の日などが代表的です。
反対に、両者に共通したものとしては、キリスト教、神道・仏教という、宗教にちなんだ祝日があります。また、国王や天皇の誕生日を祝う祝日も存在します。



オーストラリアには多様な文化をもつ人々が住んでおり、祝日の意味合いも人によって異なります。クリスマスやハロウィンなどに合わせてデコレーションしている家を見ることもありますし、インドやベトナムなどの国のお祝いの日には、公式の祝日でなくても、その国にルーツを持つ人が集まっているのをよく目にします
祝日の気になるポイント
お店は営業している?
オーストラリアの祝日は、おもに家族などと集まる日として認識されているため、祝日には店舗の営業時間が縮まるか、1日中閉まることが多いです。
ただし、一部祝日には、イベントが開催され、外出する人が増えることもあります。
オーストラリアは日本の祝日と異なり、店舗は閉まることもあると考えておくと安心です。



私は、ある祝日に買い物に出かけたら、街や店に人の気配がなく、店が閉まっていることに気づきました。日本では祝日に混みあう商業施設が閉まっていて、とてもびっくりしました
サーチャージがかかる?
オーストラリアでは、店舗やレストランで支払いをする際、サーチャージとよばれる上乗せ料金がかかることがあります。
現金ではなくデビットカードやクレジットカードでの支払いに適用されるカードサーチャージだけでなく、日曜日の「サンデーサーチャージ」や祝日の「パブリックホリデーサーチャージ」を採用している店舗があります。
私の経験では、サーチャージを課しているレストランでは、以下の割合が多いです。
カードサーチャージ:1~5%
サンデーサーチャージ:10%
パブリックホリデーサーチャージ:15%



とくに個人経営ではほとんどのお店が、祝日以外でもカードサーチャージを適用しています。また、祝日にはパブリックホリデーサーチャージとして、15%が上乗せされることが多いです
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
オーストラリアの祝日は、日本の祝日と異なる日付けや意味、文化があります。
日本との違いを知ると興味深い点も多くあります。
素敵な旅になることを願っています。