
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアで犯罪に遭った時の対処法について紹介します。
オーストラリアで犯罪にあったら
オーストラリアは、比較的治安がいい国として知られています。
オーストラリアで犯罪に遭うことは多くはありませんが、もしもそのような場面になったとき、どのような行動をとればよいのか、以下で紹介します。



オーストラリアでは、緊急時のシステムが整っており、通訳もあるため、安心して行動できます。何かあったときはあせらずに、下記の行動をとりましょう
緊急性が高い場合
オーストラリアで緊急性の高い、たとえば命にかかわるような事件、犯罪をみかけたり巻き込まれたりしたときには、すぐに下記の番号に通報します。
オーストラリアには、日本での110、119番通報にあたる、緊急時に対応する番号「000」(トリプルゼロ)があります。
トリプルゼロは、スマホからでも無料でかけることができる番号です。
「000」に電話すると、ポリス(警察)、ファイヤー(火事)、アンビュランス(救急車)のどれかと聞かれるので、強盗や命に迫る犯罪にあったときは、ポリス(警察)と伝えます。
また、どれにあてはまるかわからないときは、状況を説明すればオペレーターが振り分けてくれます。
日本語が必要な場合は、「ジャパニーズ,プリーズ」といえば、日本語の通訳に代わってもらえます。



命にかかわるような、すぐに助けを必要とする場合は000にかけましょう
緊急性が低い場合
身の回りのものが盗まれたり、車上荒らしにあったときは、ポリスアシスタンス電話である「131 444」に通報します。
「131 444」は、盗難や迷惑行為など警察への緊急ではない相談ができる番号です。
この場合でも、「ジャパニーズ,プリーズ」といえば、日本語の通訳に代わってもらえます。
ポリスレポート
盗難などで携行品がなくなったときは、警察でポリスレポートを発行してもらいます。
ポリスレポートは、パスポートを再発行するときや、保険会社に保険金を請求するときに求められるため、大切に保管しておきましょう。
データ参照元:https://www.studyaustralia.gov.au/ja/life-in-australia/safety-in-australia/emergencies
保険の適用
旅行に合わせて申し込む海外旅行保険や、クレジットカードに付帯する海外旅行保険には、携行品損害に対する補償が含まれていることがあります。
携行品は、ずっと身につけていたり、ずっと監視していられる状態にあるものを指す場合が多いため、置き忘れ、紛失などには適用されないことがあります。
自身の加入する保険の適用条件を確認しておきましょう。
おすすめ保険
海外旅行に行く際、スリやひったくりなどで盗難にあったとき、携行品損害保険をかけていて、保険会社の条件を満たせば保険金を受け取ることができます。
また、携行品損害を有する保険では、医療費をカバーしていることがほとんどです。
オーストラリアには、メディケアという、日本でいう国民健康保険があり、豪国民や永住権をもっている人たちは、無料で受診できます。
ただし、メディケアは旅行者(ワーホリ、留学含む)に対しては適用されないので、医療機関にかかるときは費用を別途、自分で支払う必要があります。
医療費は、日本でかかる場合は国民健康保険によって1~3割の自己負担であったり、家庭の負担が大きくなりすぎないようにするための高額療養費制度が適用されたりして負担が大きくなりにくくなっています。
一方で、海外では自分で医療費を支払う必要があります。※組合や市町村で医療費を還付する制度があることがあるため、加入している健康保険をチェックしてみてください。
海外で事故や病気で医療にかかる際、保険をかけておくことによって、保険金で治療費を一部または全部まかなうことができます。
医療費は場合によって、数千円で済むことから、数百万円かかることがあります。
補償額は保険によってまちまちなので、自身が必要とする額をカバーしているかを確認し、場合によっては併用することも検討してみてください。
日本人が旅行でオーストラリアに行く場合、入る保険の選択肢には、以下のものがあります。
- 海外旅行保険
- クレカに付帯する保険
- 現地の保険
- OSHC
海外旅行保険
海外旅行保険は、複数の保険会社によって提供されています。
旅行の日程にあわせて加入するタイプの海外旅行保険は、傷害・疾病治療と救援者費用が金額無制限のタイプも選べるため、より安心感がある選択肢です。
会社やプランを選べば、一回の旅行で数千円で済むこともあるため、行き先と日数を選び、見積もりをとってみるのがおすすめです。
海外旅行保険 ネットde保険@とらべる三井住友海上公式サイト
クレカに付帯する保険
クレジットカードによっては、カードの保有者を対象に、海外旅行保険を提供していることがあります。
海外旅行保険を有効にするには、各クレジットカード会社が定める条件を満たす必要がある場合があります。
クレカ付帯保険で見たいポイントは
- 有効になる条件は何か
- 期間に限度があるか
- 療養費は足るか
- 各補償はあるか
ということです。
たとえば、楽天カードの海外旅行保険が有効になる条件は、日本出国前に募集型企画旅行の料金を支払うことです。
航空券代を支払ったり、交通費を支払っても条件は満たさないため、利用する際は対象の募集型企画ツアーに申し込む必要があります。
楽天グループの楽天市場や楽天モバイル、楽天トラベルなどを使う方におすすめのカードです。
楽天カード
エポスカードは、保険が有効になる条件に、航空券や、空港までの電車、バス、現地での交通費などを支払う場合も含まれます。条件を満たせば金額は問わないため、利用しやすい保険となっています。
年会費が永年無料なので、最低限の保険としてとりあえず持っておくのにもおすすめの選択肢です。
クレカと一般保険の併用
単体の海外旅行保険は、クレジットカード付帯の保険と組み合わせる(併用する)ことができます。
クレジットカードと併用した場合、死亡・後遺障害保険金は複数の保険金を合計した金額を受け取ることができます。※クレジットカード同士の場合はもっとも高額なもののみ
また、ほかの補償も合算となりますが、合計金額が実際にかかった金額が上限となることが多いため、加入する際は各条件をしっかり確認することをおすすめします。
現地の保険
現地の保険会社では、おもに日本のクレジットカードや保険の期間として標準の3か月を超える長期間の滞在におすすめな保険を、割安で提供しています。
ワーホリや、学生ビザ以外で滞在する長期滞在者におすすめです。
ただし、携行品の補償がついていないことがあるため、各保険の規約を確認してください。
おもな保険会社には、以下のようなものがあります。
- CBHS
- メディバンク
- Bupa
- NIB
- Allianz



たとえば、Bupaでは、電子渡航認証での渡航で一週間に50ドル(5,000円)ほどでした(2025年時点)
なお、上記の会社はOSHCを提供している保険会社でもあります。
OSHC
OSHCは、Overseas Student Health Cover(海外留学生健康保険)であり、オーストラリアに、学生ビザで滞在する場合に加入が必要となる保険です。
OSHCはオーストラリアの主要な保険会社複数社によって提供されており、それらのいずれかに入ることになります。
OSHCに加入する必要がある場合、学生ビザで滞在する期間分がすべてカバーされている必要があります。
学生ビザで滞在する場合は、OSHCには必ず入り、必要に応じて日本の保険に入ることになります。
OSHC によっては、もっぱら医療費を補償し、携行品補償がついていない場合があるため、加入時に確認しておきましょう。



OSHCは、留学なので長期間にわたることも多く、割安です。学生ビザで滞在する場合は、OSHCを基本とし、OSHCがカバーしていない携行品損害など、OSHCでは足りないと感じる部分にほかの保険をかけるのがおすすめです
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
オーストラリアは、万が一のときの制度が整っており、安心して過ごすことができます。
何かあったときは、適切な機関に頼りましょう。また、保険に入っていると安心です。
素敵な旅になることを願っています。
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