
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアのETAの申請方法について紹介します。


ETAとは
Electronic Travel Authority(ETA)とは、日本などからオーストラリアに渡る際に、ビザ免除で入国するときに必要な電子渡航認証です。
ETAS(イータス)と呼ばれることがありますが、俗称であり、正式にはETAといいます。実際に、オーストラリア政府の公式サイトやアプリには「ETA」のみの表記となっています。



ETASと謳っている場合、単に俗称を使っている場合もありますが、第三者の高額なサービスの可能性もあるため、一つの判断基準になります。私のおすすめは公式アプリです。私も実際に使いましたが、20ドルのみで済み、無事入国できました
ETAが必要な場面
ETAは、オーストラリアにビザ免除で入国する際に必要となる認証です。
ETAは電子渡航認証であり、通常のビザより手続きが簡易になっているため、日本人にとってもっとも有力な選択肢です。
オーストラリアに1年で合計3か月以内の滞在予定であれば、ETAを申請するのがおすすめです。
ただし、飛行機がオーストラリアで乗り継ぎの場合、オーストラリア滞在が8時間以内、かつ空港の外に出ない場合であれば、ETAは必要ありません。
ETAの滞在期間
ETAが発給されると、12か月後まで、合計で3か月分オーストラリアに滞在することができます。
たとえば、25年の5月19日に申請し、5月20日に発給されたとすると、1年後の26年5月19日まで有効となります。
ただし、パスポートの有効期限が切れてしまった場合は、ETAも同時に切れてしまうため、新しいパスポートでもう一度申請する必要があります。
パスポートの有効期限が1年以内に迫っている場合は、更新しておくことをおすすめします。
パスポートのくわしい更新方法、新規での発行方法は以下の記事を参考にしてください。


ETAの費用
ETAを申請する際に、ETAアプリを通すため、アプリサービスの使用料として20ドルがかかります。
支払いはクレジットカードで行うことができます。
オーストラリアでは、カード払いが主流となっています。両替方法や支払い事情について、くわしくは以下の記事で紹介しています。


ETAの申請ができる人
ETAは、ETAのシステム対象国のパスポートを持っている人が利用できます。
日本はビザ免除かつETA対象国なので、ETAで入国することができます。
日本のパスポートを持っていて、オーストラリア国外にいることが申請の条件となります。また、期限が切れた場合は、国外からのETA申請または、国内から何らかのビザを申請する必要があります。
ETAの申請は、申請者本人はもちろん、旅行代理店や航空会社が本人の代理で行うことができます。また、家族分を申請したい場合は、1人ひとり個別に申請する必要がありますが、全員分同じアプリで申請可能です。



サービスによっては、高額な費用を請求されることもあるので、自分で20ドルを支払ってアプリで行うのが確実でおすすめです
ETAを申請する時期
ETAの申請から付与まで、早い時はすぐにメールが届きますが、まれに時間がかかることがあります。
審査に時間がかかったり、トラブルになったときのことを考慮すると、数日前から数週間前など、出発当日より前に申請しておくのがおすすめです。
また、飛行機の搭乗の際、チェックインでETAが発給されているかを確認されることがあるため、空港到着より前に発給されていることが重要です。



私は申請したその日のうちに発給メールがきました。発給から1年間有効なので、予定と照らし合わせ、オーストラリアを出国する日から1年を切った時点で、できるだけ早めに申請するのが安心でおすすめです


ETA申請に必要なもの
ETAの申請に必要なものは以下の通りです。
- スマホ
- パスポート
- クレジットカード
- メールアドレス
上記のほかに、申請の途中で顔写真を撮影するため、写真が撮れる環境が必要です。
ETAの申請方法と記入事項
ETAの具体的な申請方法と記入事項をステップ形式で紹介します。
アプリの使用について、ETAの対象国か、規約への同意の可否を聞かれます。進むときには、「NEXT」や「Agree」を押していきます。
また、ETAアプリのパスコードの設定画面が出てきます。指紋認証によるログインも可能です。
最後に、「Are you a travel agent?(旅行代理店か)」と聞かれるので、自身で手続きする場合は「No」をタップします。
ETA申請のホーム画面が表示されます。「+New ETA」というボタンが中央にあるので、タップします。
また、同意画面に「Agree」と答え、「Start」で申請が始まります。
スマホでパスポートの顔写真ページをかざし、パスポートの情報を読み取ります。影や反射などを避け、内容が写真から読み取れるように撮ります。
パスポートにスマホの裏面をくっつけて、チップを読み取ります。読み込めない場合は何度か場所を動かし、チップが読み取れるように調整します。
読み取れない場合は、「Retry」を押せばやり直しができます。
パスポートから読み取った情報をもとに、自動で入力された情報に間違いがないか確認します。よければ、「Confirm(確認する)」を押します。
パスポートの所持者の顔写真を撮影します。撮れたら、「Next」を押します。
パスポートの顔写真と同一人物であるかを確認するものなので、顔のパーツが隠れないように撮るのがスムーズでおすすめです。
二重国籍をもっている人のために、ほかのパスポートの情報を追加できるようになっています。そのため、ここで家族分のパスポートを入力しないように気をつけてください。
また、現在発給されているビザが確認できます。とくになければ、次に進みます。
現在有効なビザがある場合、ETAを申請する必要がないため、ETAが本当に必要かどうか、この時点で改めて確認してください。
パスポート所持者の個人情報を入力します。
- Country of birth(出生国)
- Have you ever been known by any other name?(パスポート以外の名前はありますか?)ない場合は「No」、結婚したり性別が変わった場合は、「Yes」を選択し、名前や性別を入力します。
- home information(住所)住所が検索できない場合、手動で(manually)登録します。基本は番地から、日本式の住所を反対から書いていきます。特殊な場合は以下の記事を参考にしてください。
- Mobile number(電話番号)+81(日本)を選択し、最初の0を取った電話番号を入力します。


メールアドレスを入力すると、入力したメールアドレス宛にパスワードが記載されたメールが届きます。
パスワードを入力すると、次に進むことができます。
これまで入力した内容の確認画面になるので、良ければ「confirm and save(確認して保存)」を押します。
ETAのタイプとロケーションを聞かれます。「Business(仕事)」または「Tourist(旅行)」のどちらかを選択します。また、「Are you the applicant?(申請者ですか?)」には、本人が申請している場合は「Yes」と答えます。その下の国選択欄では、現在滞在している国を答えます。
Declaration(宣誓)では、不法滞在をしない旨を表明します。チェックボックスにチェックを入れると次に進みます。
以前に犯罪で有罪になったことがない場合、チェックを入れます。また、DVでは、それぞれ、家庭内暴力などで起訴や有罪判決を受けていない場合、家庭内暴力などで裁判所などから何らかの命令を受けたことがない場合チェックを入れます。
オーストラリアでの滞在先の住所を入力します。未定の場合は「I don’t know the address」、滞在先が決まっている場合は「I know the address」を選び、滞在先の住所と電話番号、名称を入力し、次に進みます。
ここまで入力できたら、支払いの段階になります。ETAアプリの使用料として、20ドル(2,000円ほど)がかかります。また、カードはクレジットカードが使えます。
支払いを終えると、メールアドレスまでレシートが送信されます。また、ETAが発行されるとその旨もメールで通知されます。ほか、アプリ内でも確認することができます。
こんなときどうする?
間違った情報で発給されてしまった
ETAの申請で入力した情報の誤りに気づいたものの、すでに申請済みで発給されている場合は、正しい情報で再度ETAを申請します。
その際、一度発給されたETAはキャンセルや消去されず、新しく発給されるETAと共存することになりますが、問題なく渡航できると公式で言及があるので安心してください。
参考:Electronic Travel Authority (ETA)
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ETAの申請は、アプリから手軽に行うことができます。
時間に余裕をもって申請すると安心です。
素敵な旅になることを願っています。
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