
こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアのピナクルズについて紹介します。
ピナクルズとは


Pinnacles(ピナクルズ)とは、パースから車で3時間のナンバン国立公園内にある砂漠です。
ピナクルズ砂漠では、石灰岩でできた無数の石が不思議な景観を形成しています。
夕焼けや星空との景色が人気で、さまざまなツアーが組まれています。
ピナクルズの歴史


ほかに類を見ない、不思議なピナクルズは、石灰岩でできています。
ピナクルズは、以下のような過程をたどり、現在の形ができあがったといわれています。
もともとこの地には大規模な砂丘があり、そこに雨が降ったことにより、カルシウムが砂丘の下の層に流れ込み、石灰岩として固まりました。
石灰岩の層の上に土壌層ができ、植物が育つ環境ができました。


植物ができると、その下の層、つまり石灰岩の上の層は固く石のようになりました。
柔らかい石灰岩の層、石のような固い層、植物が生きる土壌層の3層となった砂丘は、植物の根が下2層に亀裂を入れることになりました。
やがて砂丘が乾燥するようになると、上の土壌の層が風化し削られ、現在のピナクルズでみられるとがった石の部分が露呈するようになったのです。
ピナクルズが知られるようになったのは、1962年のことで、ピナクルズがいつからこのような状態になったのかは明らかになっていません。



自然が生んだ神秘ですね。ピナクルズは大きさもまちまちで、自分より大きなものもあり圧倒されました。また、近くで見ると穴が開いていてサンゴに似ているなと思いました
ピナクルズの見どころ
石灰岩でできた石の数々


ピナクルズの目玉は、無数に並ぶ石灰岩でできた石です。
これらの石は、25,000年から30,000年前に形作られたものといわれており、その正確なルーツは謎に包まれています。
石の大きさは均一ではなく、膝より小さいものから、身長の数倍あるものまでさまざまです。
夕日や星空とピナクルズ


ピナクルズを訪れるのにおすすめの時間帯は、夕方や夜です。
夕方にはきれいな夕焼けに映えるピナクルズの石が見られ、夜には星空が見られます。
この記事で紹介しているツアーの多くで、夕方から夜にかけてピナクルズに滞在できるプランが組まれています。



日没を見ようと、多くの人が小高い丘のような場所に立って夕日を眺めていました。特別な景色に感動します
野生動物に会えるかも


ピナクルズでは、カンガルーやエミューなど、オーストラリアならではの野生動物に会える可能性があります。
写真のカンガルーは、ピナクルズから海と反対側に進んだところにある、植物の生い茂る林にいました。



私は、カンガルーの足跡らしきものがあったので、それをたどって行ったらカンガルーが2頭いました。ほかの都市のカンガルーと比べ、黒っぽい色だなと思いました
ピナクルズにはハエが多い?
ピナクルズにはハエが多いといわれることがあります。また、ピナクルズのような漠地帯のハエは、水分を求めて口に寄ってくることがあるといわれています。
ハエはピナクルズに限らず、オーストラリア全土にたくさんいます。また、砂漠地帯ではなく都市の郊外でも、オーストラリアのハエはなぜか口元によってくる習性があります。
しかし、オーストラリアにしばらく滞在するとハエになれてしまうため、私のまわりでは、ハエよけネットなどを使っている人を見たことがありません。
ですが、どうしてもハエが気になる方は、虫よけネットをつけていくのもありかもしれません。
ハエよけネットは、安いもので100円台から選べます。
ピナクルズのツアー
ピナクルズには、車やバスのチャーターのほか、ツアーで行くことができます。



私は、パース発着のツアーに参加しました。お昼にはランセリン砂丘へ寄り道してサンドボードで砂すべりをし、ピナクルズでサンセットを見て、夜はBBQを楽しみました
以下では、含まれる内容ごとに、おすすめのツアーを紹介します。
以下に、ツアー予約サイト大手会社から、各ツアーを紹介します。以下で紹介する会社は、海外ツアーの手配会社として大手であり、日本語で簡単に予約できます。価格や内容を比較してみてください。
※ゲットユアーガイドについては、こちらでツアー詳細ページを指定できなかったので、自身でツアーを検索してみてください。


ピナクルズのおすすめツアー一覧
以下では、おすすめのツアーを含まれる内容ごとに紹介します。



私はニルゲン高原にも行くプランでしたが、時間の関係でスキップされました。また、当日はあいにくの曇りで星空があまり見えませんでしたが、ガイドさんが機転を利かせ、帰りにキングスパークに寄ってパースの夜景を見せてくれました
ランセリン砂丘+ピナクルズ夕日・星空ディナーツアー
こちらのツアーでは、ランセリン砂丘を訪れますが、サンドボードでの砂すべりは含まれていません。
ホテルからの送迎つきです。

ランセリン砂丘砂すべり+ピナクルズ夕日・星空ディナーツアー
こちらのツアーには、サンドボードでランセリン砂丘をすべりおりる体験が含まれています。
ホテルからの送迎つきです。

アボリジニガイドとまわるランセリン砂丘+ピナクルズ夕日・星空ディナーツアー
以下のKKdayで予約できるツアーは、アボリジニのガイドによる解説付きです。
ランセリン砂丘での砂すべりは含まれていません。
パース市内からの送迎が含まれています。
コアラ+ランセリン砂丘サンドボード+四駆+ピナクルズ+ランチツアー
ツアーによっては、ピナクルズまでの道中に、コアラやカンガルーに会うプランが組まれています。
こちらのツアーでは、コアラやカンガルーに会うワイルドライフパークに行き、受賞歴のあるレストランでランチをとり、ランセリン砂丘、ピナクルズに向かいます。
ホテルからの送迎つきです。

日本語でのおすすめツアー
また、少々割高にはなりますが、日本語ガイドが同行するツアーも各ツアー会社で提供されています。
アクセス情報(2025年最新)


入場料は?
ナンバン国立公園は、自家用車やレンタカーなどで行く場合、入園料がかかります。
車1台につき17ドルです(12名まで)。
アクセスは?
ピナクルズは、パース市内から車で2時間です。
ツアーに参加する以外には、車または、バスのチャーターで行くことができます。
基本情報
以下では、ピナクルズ砂漠ディスカバリーセンターのアクセス情報を紹介します。
住所 | Nambung WA 6521 |
アクセス | パース市内から車で2時間 |
営業時間 | 9:30~16:30 |
定休日 | クリスマス |
料金 | 無料 |
公式サイト | https://exploreparks.dbca.wa.gov.au/ |
まとめ
いかがでしたか?
ピナクルズ砂漠は、パースを代表する観光地として人気を集めるスポットです。
パースから手軽にアクセスできるツアーも多数催行されています。
その不思議な岩と星空を観察しに、ぜひ訪れてみてください。
以下では、オーストラリアのお役立ち情報や持ち物、パースおすすめスポットを紹介しています。
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪の携帯電話事情の記事はこちら 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h |























