こんにちは。「雨ならいいのに。」のMiUです。
私の日本2周、留学、ワーホリなどの経験をもとに、アジア太平洋諸国を中心に、国内外の旅行に役立つ情報をたくさんお届けしています。
この記事では、オーストラリアの水事情について紹介します。
この記事でわかること
オーストラリアの水道水は飲める?
結論、オーストラリアの水道水は、飲めます。
実際に、街中を歩いていると、水飲み場や、マイボトルに詰めるためのウォータースタンドをよく見かけます。
また、飲食店に行くと、無料でお水を提供しているところが多く、店員さんが出してくれたり、セルフサービスだったりします。
レストランで水が出てくるのは、日本にいると当たり前のように感じますが、水道水が飲めない国では出てこないため、ボトルの水を購入する必要があります。オーストラリアでは、レストランやカフェで水が基本無料なので、本当に助かります
場所によって違う!オーストラリアの水道水の水質
水は、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルがどのくらい含まれているかによって、硬度が決まります。
以下の表は、ミネラル分が水1リットルあたり、どのくらい含まれているかによって、どの水に分類されるかを示しています。
水の分類 | リットルあたりのミネラル分 | 硬度 |
---|---|---|
軟水 | 60㎎/L未満 | ~60 |
中硬水(中軟水) | 60~120㎎/L | 60~120 |
硬水 | 121~180㎎/L | 120~180 |
出典:WHOのデータよりMiUが作成
日本とオーストラリアの水の硬度は?
日本の水道水は、ほとんどが軟水といわれ、ミネラル分が少ないのが特徴です。
オーストラリアは、地域によって硬度が異なります。
具体的には、以下のようになっています。
都市 | 硬度 | 水の分類 |
---|---|---|
シドニー | 50~60 | 軟水 |
メルボルン | 10~40 | 軟水 |
ブリスベン | 100~150 | 中硬水~硬水 |
パース | 120~180 | 硬水 |
アデレイド | 50~130 | 中硬水~硬水 |
とくにメルボルンは、硬度が低く、癖がなく、飲みやすい水として知られています。
軟水と硬水の違いは?
軟水と硬水は、含まれるミネラル分によって、以下のような特徴があります。
- 軟水:飲みやすい
- 硬水:独特の味、栄養がある、石鹸が泡立ちにくい
とくに、軟水を飲み慣れた日本人は、硬水を飲むとお腹を壊すことがあるといいます。
また、硬水は、シャワーの際、含まれるミネラル分が石鹸の成分と反応して、泡立ちにくくなるともいわれます。
私は、実際に軟水と硬水(中硬水)、どちらの地域でもシャワーを浴びたことがありますが、大きな違いは感じませんでした。また、硬水は独特の味わいがありますが、慣れてしまえば気にならなくなります。お腹は壊したことはないので、個人差は大きいなと思います
日本で買える硬水の硬度は?
オーストラリアの水が硬水と聞いて、お腹を下したり、まずくて飲めないのでは、と心配になるかもしれません。
そこで、以下では、日本でも買える硬水を挙げて比較してみたいと思います。
日本では、コントレックスが流行しましたが、コントレックスの硬度はなんと1468mg/Lの超硬水です。
また、エビアンは304mg/Lなので、こちらもオーストラリアのどの地域よりも硬いです。
それに比べれば、オーストラリアの水はそこまで硬度が高くないと言えます。
オーストラリアの水道水にはフッ素が入っている?
オーストラリアの水道水には、微量ですが、フッ素が含まれています。
多すぎず、少なすぎない、適切な量のフッ素を水道水に含むことは、虫歯に効果があると立証されており、オーストラリアだけでなく、アメリカやイギリス、ニュージーランド、カナダ、シンガポールなどたくさんの国が、水道水にフッ素を加えています。
水道水フロリデーションとは、むし歯を予防するために飲料水中のフッ化物濃度を歯のフッ素症の流行がなくむし歯の発生を大きく抑制する適正量(約1ppm)まで調整するという自然を模倣した方法です。現状のむし歯有病状況を半分以下にするという効果が確認されており、安全性と効果については専門機関が保証しています。
出典:相田 潤 水道水フロリデーション | 厚生労働省e-ヘルスネット(公式サイト)
オーストラリアの市販の水は?
オーストラリアでは、水道水を飲むことができますが、ペットボトルの水も販売されています。
Coles(コールズ)、Woolworth(ウールワース)などの大型スーパーでは、1.5Lのボトルが0.8ドル(約80円)から売られており、日本と変わらない価格で入手することができます。
コンビニ(24時間営業ではない)では、600mLから、3ドル(約300円)くらいで購入できます。
オーストラリアは物価が日本に比べて高いと思っていたので、水も高いのではないかと心配していました。しかし、実際は日本と同じくらいの価格で購入できホッとしました。
私は水道水を直接飲むことが多いですが、水以外にも、日用品や野菜、牛乳などが思った以上に安く手に入るので助かります。とくに、コールズとALDI(アルディ)が安くておすすめです
オーストラリアのマイボトル事情
オーストラリアでは、多くの人がマイボトルをもっています。
街中や学校、オフィスなどに水を補充するスタンドがあり、水筒を持参すれば、いつでも水が飲める便利なシステムとなっています。
私のまわりでも、多くの人がマイボトルを持参して補充していました
街中にも「refill」と書いてあるウォーターステーションがいたるところにあって、住みやすいなと思いました。
オーストラリアは乾燥していて、夏は気温がとても高い日もあるので、熱中症対策として、街中で水が利用できるようになっているのではないかと考えます。
オーストラリアで水を飲もう
いかがでしたか?
オーストラリアは、水道水を安心して飲むことができ、また、地域ごとに硬度が異なります。
また、スーパーではペットボトルの水が安く手に入るので、水が体質に合うか心配な場合も安心です。
ぜひオーストラリアの水事情を知って、オーストラリア滞在を楽しんでください。
以下では、そのほかのオーストラリアお役立ち情報や、持ち物、各都市のおすすめスポットを紹介しています↓↓↓
オーストラリアお役立ち情報 | |
日豪の直行便 (2025) | 成田→シドニー:約9時間30分 成田→メルボルン:約10時間 関西→シドニー:約9時間30分 |
コンセント 電圧 | コンセント:日本はA、豪州O →変換プラグが必要 電圧:日本100V、豪州240V →100V専用製品には変圧器必要 ※スマホ、PCは全電圧に対応 コンセントと電圧の記事はこちら |
水道水 | 飲用可 |
通貨 | オーストラリア・ドル(AUD) 1AUD=約100円(2025現在) カード払いが主流 |
通信事情 | ①SIM・eSIMを現地購入 ②SIM・eSIMを日本で購入 ③国内キャリアの海外利用 豪の携帯電話事情の記事はこちら 豪で使えないスマホの記事はこちら |
チップ | 不要*チップBOXがあれば任意 |
時差 | 日本+1h:NSW※VIC※QLD州 日本+30m:SA※、NT州 日本-1h:WA州 ※サマータイム中は上記+1h |